自閉症スペクトラムの息子の話です。
 
次年度4月からの市立療育園への申し込みをし、結果をヤキモキしながら待っていたところ、
 
 

2月中旬にようやく市から連絡が入りました。

 
 
「コグマ園についてお待たせして申し訳ないが、まだ決まらない。医療相談を受けて欲しい。」
 
ということでした。
 
コグマ園に入る為の判断材料が欲しいということかなと理解をし、診察を受けることにしました。
 
また、発達障害なのか、そうじゃないのか中途半端なのが辛く、発達障害なら対応を変えないといけないと思っていたので、アンケートに「診断希望」と書いて提出をしました。
 
 
医療相談当日。
 
キレイだけど、無表情な女医さんが担当の先生。
 
 
息子は怖くて先生の顔がなかなか
見られませんでした。
 
 
先生は、無表情のまま、ウサギとクマのぬいぐるみを取り出し、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この問いに息子は、
 
 
クマくんを指差しました。
 
 
さらに、
医師「テレビ見る?」
息子「見る」
医師「テレビでどんな番組見るの?」
息子「黒いテレビ」
 
と答えた所で息子との会話は終了。
 
今度は私とのやり取り。
お馴染みの成育歴を話し、横目や長袖が着れない話等をしました。
 
医師「前回の発達検査ではどんなことを言われましたか?」
 
私「よくいる子だと。発達障害のことは忘れるよう言われました。」
 
「そんなことを言ったの…」
と、先生は少し困った顔をして、
 
 
 
 
 
「発達障害はあります。」
 
 
 
 
 
 
「ただ、発達障害として育てない親も沢山います。発達障害の子はクラスに1~2人はいて・・・」
 
 
 
その後も先生は沢山話していたけど、最初の
 
 
発達障害はあります
 
 
の言葉に涙が止まらず、その後の話は頭に入りませんでした。
 
 
自分も疑っていた。
 
保育園も追い出された。
 
おばあちゃんも疑っている。
 
だから、覚悟は出来ていたんだけど、心の奥では私の心配し過ぎだという期待もしていた。
 
診断を聞いてもスッキリすることはありませんでした。
 
ハッキリすれば対応策も練れるし、その部分で楽になるかなと思ったけど、そんなことは全然なかった。
 
私のキャパが狭いだけ、私の育て方が悪いだけで、息子は定型発達だと言われたかった。
 
 
息子は相変わらず、私が泣いていても気にも止めず、黙々とおもちゃで遊んでいました。