自閉症児の常同行動。息子には、横目で走る、横目でくるくる回る、回るものが好き、部屋の中をグルグル走り回るなど色々ありました。

 

 

見るのが嫌だった常同行動

 

息子がよくしていて、
他の子には見られなかった行動。
 
それが横目です。
 
 
自閉症の横目
 
黒目を可能な限り片側へ寄せていました。
1~4歳頃までよくやっていました。
 
 
 
 
自閉症 横目で走る、回る
 
 
外ではフェンスやベンチを
横目で見ながら走り、
家では横目でくるくる回っていました。
 
 
 
自閉症 横目でテレビを見る
 
 
 
 
他の特性と比べて
この行動は奇妙で
「またやってる」、「ああ、また・・・」
という感じでとても嫌でした。
 
 
ネットで「横目 走る」と検索すると自閉症の文字が沢山出てきて、SNSでは横目は定型発達の子はしない行動だと書いている人もいるしで、この行動を見る度にどよ~んと暗い気持ちになっていました。
 
 
公園でベンチを横目で見ながら走っていると、面白がって他の子もベンチの周りを走り出す。
一見一緒に遊んでいるようで微笑ましいけど、1人だけ走っている目的が違うっていう滝汗
 
 
 
この横目。
今はどうかと言うと、やらなくなりました。
 
 
 
去年か一昨年に久しぶりにやっているのを見て
 
 
「小さい頃はよくそうやって目を端に寄せて走ってたけど、どうしてやってたの?」
 
 
と聞いたら、
 
 
「見えるものが面白かったから」
 
 
と。
 
 
 
「この行動は感覚刺激ですね」
 
とか
 
「今、刺激を入れたいんですね」
 
 
なんて療育の先生や心理の先生からよく言われたけど、刺激を入れたいっていうその行動はどうしてするんですか?
と聞いても明確な答えがなかったので、この行動は止めた方が良いのか、そのままが良いのかわからないまま過ごしていました。
 
常同行動を始めたら他の遊びに誘って止めさせるっていう人もいましたが、
ある本に感覚刺激行動は、未発達な部分を自分で鍛えていると書かれていて、そういう理由だったのなら止めさせなくて正解だったのかなと。(今はこの考え方が主流になってきているように感じます)
 
くるくる回るのも三半規管を鍛える行動で、その回る時期が終わると言葉が通じるようになると書いてありました。
確かに感覚刺激をやらなくなった頃から意志疎通が進んだ気がする。
 
物を落とし続ける行動も外では自然とやらなくなったけど、おもちゃは人に譲らずにもっと長くやらせてあげれば良かったかな。
 

 

上記に書いた本は別のものですが、専門家が書いたこちらの本にも同じようなことが書いてありました。

 

 

 

 
 

 

発達障害の基礎知識に役立った本↓
最新図解 自閉症スペクトラムの子どもたちをサポートする本 [ 榊原洋一 ] イラストでわかるABA実践マニュアル 発達障害の子のやる気を引き出す行動療法 [ つみきの会 ] 発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ (健康ライブラリー) [ shizu ]

 

 

発達障害児の成長に役立った本↓

拝啓、アスペルガー先生 異才の出張カウンセラー実録 [ 奥田健次 ] 発達障害の改善と予防 家庭ですべきこと、してはいけないこと [ 澤口 俊之 ] 叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本 (だいわ文庫) [ 奥田 健次 ]

 

発達の気になる子の「困った」を「できる」に変える ABAトレーニング [ 小笠原恵 ] 世界に1つだけの子育ての教科書 子育ての失敗を100%取り戻す方法 [ 奥田健次 ]

 

 

一週間で保育園を追い出された
自閉症スペクトラムの息子(小学2年生)と
保育園の指摘で療育を受けている
頑固娘(保育園5歳児)の母です。
思い通りにならない日々を綴っています。