別府アルゲリッチ音楽祭に行ってきた!② | 感傷的で、あまりに偏狭的な。

感傷的で、あまりに偏狭的な。

ホンヨミストあもるの現在進行形の読書の記録。時々クラシック、時々演劇。

2024年5月17日~20日、大分の「別府アルゲリッチ音楽祭」に行ってきたお話。

 

 

 

羽田上空が大混雑…の影響で約1時間遅れで大分に到着。

(2時間ドラマなどで飛行機使った分刻みのトリックとか見るが、現実的には飛行機ではムリだと思う。)

 

以前来たときにはなかった、大分駅前のこけし。

時々しゃべって、ちょっとホラー。

 

↓今回お世話になったホテル。ほぼ駅直結で超絶便利でした!

 

ここは天空スパやサウナなどもあってお風呂好きあもちゃん、何度も入っちゃった~。

(お風呂以外はどうでもいいがせっかく金出すんだから、とケチケチあもちゃん、岩盤浴やらひととおり体験しといた。)

 

さてさて今夜は1公演目である。

これは別府で開催されるので、大分から電車で移動しなければならない。

軽くご飯を食べて別府へGO!

 

大分名物、とり天。

 

大分名物、やせうま~。

 

汗かき夫は何度も大分に来ていて(汗かき夫の友達が大分在住)食べたこともあるそうだが、大分名物を食したい私にお付き合いいただいた。

 

腹一杯になったところで別府へ移動。

改札がのれん。かわいい。

 

アルゲリッチ祭の旗もはためく別府駅前。

 

会場へ到着!

 

◆◇

 

 

第1部
<アルゲリッチ&マイスキーデュオ>
L. v. ベートーヴェン : チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 op.102-2
R. シューマン: 幻想小曲集 op.73
C. ドビュッシー: チェロとピアノのソナタ


第2部
D. ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 op.67

 

アンコール

R. シューマン: 幻想小曲集 イ短調op.88

シューベルト:君は我が憩い D 776

 

◇◆

 

アルゲリッチってすごく守備範囲が広くて何でも弾ける印象なのだが、今回思った。

ベートーヴェンはあまり得意じゃないのかも、と。

…とはいえ、アルゲリッチの他の作曲家についての超絶演奏に比べると、という話で、今回のベートーヴェンの演奏だって超一流でしたが。

汗かき夫も改めてアルゲリッチのピアノを聞いて

「最初の1音から全然違った。やっぱり上手なんだなあ。」

と感心したそうな。…ナニサマ?

 

あとあと、マイスキーのチェロって本当に素晴らしいと思うのだが、実は私はあまり好きではなかったりする。もうこれは上手い下手の問題ではなく単なる好き嫌いの問題。

 

そしてアンコールは2曲あったのだが、2曲目のシューベルトが素晴らしくてホロリ。

へ〜アルゲリッチのシューベルトって初めて聞いた気がする。

つーか、アルゲリッチはシューベルトもうまいんかーい!

と彼女のレパートリーの多さにひたすら感動であった。

 

プログラム以上にアンコール2曲に感動するあもちゃん笑

 

終演後に

 

私「やっぱりギドン・クレーメルのヴァイオリンは素晴らしかったね。」

汗「上手だとは思うんだけど自分にはあまり響かなかった。好みじゃないのかも。その代わりチェロは良かった。」

私「あ〜私は逆なんだよね〜。」

 

という会話を交わしており、お互いの好みを確認しあう私たちであった。

そして

好き嫌いってやっぱりどうしてもあるよね〜。

とかなんとか言い合っていたのだが、翌々日の2公演目でそんな話はどっかへ吹っ飛ぶ。

好き嫌いなんて瑣末なこと、軽々突破される瞬間に私たちは立ち会うことになる。

 

全体的にまあまあな印象の公演だったが、ホールの空調がちょっとした事件を引き起こす。

ギドン・クレーメルの座る位置がちょうどエアコンの風に煽られる位置だったのと、風を大きく受ける楽譜の置き方をしていたせいで、ページがすんごいめくれちゃって、勝手に楽譜が捲れそうになるたびに演奏しながら弓で押さえていてちょっと大変そうであった。

リハーサルの時は空調もそこまで効いてなかったんやろなあ。

まさかあんなにペラペラと、今にも飛んでいきそうな勢いで捲れるなんて思わないよね〜

 

演奏に聞き入る以上に、

大変!!!!!楽譜が!!!!!1楽章だけはなんとか乗り切って頑張って!!!

という心配の方が先に立っちゃって、集中できませんでした笑

(きっとギドン・クレーメルも同じ思いであったろう)

1楽章を終えるとすぐギドン・クレーメルは譜面台の位置と楽譜の配置を変え、ようやく楽譜も私も落ち着き2楽章に入ったのであった。

やれやれ、ホッ。

 

短調がイ短長に笑!!!

きっと慌てて打ったんでしょうね。単語登録をしときなはれ。

 

さ〜て駅に戻ろう。

とホールの出口に向かって歩いていると、途中机の上に無造作に置かれたダンボールの中に何かが入っているようであった。

 

あれはなんだろう〜。クルクル巻いてある感じからしてなんかのポスターかな…?

と近づいて見ようとしたら、後ろから爆走してきたおばさんに突き飛ばされたあもちゃん。

え〜〜〜??

そしてそのおばさんは私に謝りもせず、光の速さでそのポスターらしきものを1本掴んでそのまま走り去っていった。

 

え〜〜〜!!

何のポスターか知らんが(ポスターなのかどうかも知らん)、人を突き飛ばしてまで欲しがるような貴重なもんなの!?

あと残り4本しかないじゃん!!!

 

貰えるものはもらう(ただし病気以外!)主義のあもちゃん、中身が何かわからないまま1本を掴み取った!!!

 

汗「そんなもんもらってどうすんの?全然関係ないJA大分の広告とかだったら困るでしょ」

私「い・い・の!!!!」

 

アルゲリッチのポスターでした〜。

よかった、農協とかゆうちょとかのポスターじゃなくて笑

 

どうでもいいけど二の腕ふっと!!!!

大分で食べまくったせいで、若干(若干?)肥えました…

そして1週間後のピアノの本番までに体重が戻らず、ドレスがミッチミチだったのはご愛嬌><

 

別府アルゲリッチ音楽祭に行ってきた!③へ続く…

 

↓アンコールの2曲を貼っときます〜。3人によるシューマン発見!

 

 

あまり注目してこなかった作曲家だったけど、シューベルトっていいなあ。