記憶のための映画メモ

記憶のための映画メモ

こんにちは!
大好きな映画も数日で忘れてしまう我が記憶力。
ユルユルの脳味噌に喝を入れるための映画ブログです。

★忘れないためのブログなのでネタバレばかりです。★記事に関係のないコメントは、すみませんが削除させていただきます。

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愛なき森で叫べ

 

おすすめ度(5点中) → 2.9

久しぶりの園子温作品。一時好きだったんだけどあらためて観ると、やたらにぐちょぐちょしていて食傷気味になりました。まあそれこそが園作品なのかもしれませんが。大仰な台詞まわしが呪術的に聞こえてくるところも相変わらず。死体の処理方法がこれまた丁寧で(笑)。で好きかと言われるとちょっと微妙な感じです。なんて言えばいいんだろう。なんかピンが合ってない気がして。多分、村田(椎名桔平)という詐欺師の話がメインと思いきや、そこに巻き込まれていく映画青年・シン(満島真之介)に比重が寄っていく感じがうーむと思ったり。ちょっと散漫な気がしました。

としまえん

おすすめ度(5点中) → 1.9

むかしむかし、仲良し女子高生6人グループが遊園地のとしまえんに遊びに行きました。そこで微妙にはぶられているユカという子が「としまえんの呪い、やってみなよ」と周りからたきつけられます。結果、ユカは行方不明になりました。残った5人は成長して大学生になります。そして再び行ったとしまえんで悲劇が起きるー!って感じの映画なんですけどね。

なんで行くかな笑。ユカが行方不明になってんのに。

まぁ、ユカの失踪と、としまえんの呪いを結びつけられなかった彼女たちの無神経さゆえでしょうけど。そんな奴らだからこそ能天気にイジメしちゃうんだし(本人たちはイジメている感覚がない)。主人公のサキもあまり魅力がないですね。親友のユカを捨てて、そのほか大勢の中途半端な友人を優先してしまうというのは仲間外れを恐れる高校生らしい描写と言えますが、主人公を張るにしては薄い人間だったなと思います。

そもそもこの作品ぜんぜん怖くないです。監督が高橋浩って人なんですけど、僕はなぜか高橋洋(リングの脚本とか)と勘違いしちゃって、作品の出来含めて肩すかしを食いました。

ギャングバスターズ

おすすめ度(5点中) → 3.0

殺し屋3人兄弟が、殺し屋たちから追われる話です。

 

▲破天荒な殺し屋の3人兄弟がいまして。

 

ある美女から息子を救い出してほしいとお願いされます。息子は元夫(マフィア)のところにいるらしい。

 

▲無事息子を助け出します。が、肝心のマフィアを殺し忘れてしまい。

 

次々と刺客がやってきます。

 

▲バイクにのった女集団。

 

▲ゴツい車に乗った黒人集団。

 

▲最後は身体能力抜群のネイティブアメリカン集団。

 

はい。すっごい馬鹿っぽいです。出てくる人も全員馬鹿ばっかりです。かといってぶっ飛んでいるかというとそれほどでもなく妙にセンチに訴えてきたりと吹っ切れ感が足りない印象でした。3人兄弟を陰で支える保安官がいて、その保安官を追及するFBIが出てくるという裏方のストーリーもかなりどうでもいい。ただ、3人兄弟の一人でリンカーンという巨漢がいるんですけどね、これはいいキャラでした。

DEVILMAN crybaby

 

原作漫画はもちろん大好きです。めちゃくちゃ好きです。NETFLIXで湯浅監督が作ったこの作品はどうなのかなーと期待しながら鑑賞。全話見終わったあとで、ネットの感想をおそるおそる調べると、極端に賛否がわかれていました。NETFLIXの緩い規制のもとエログロ強めだったり、グローバルスタンダードを意識したかもしれないLGBT要素が世界に迎合しやがってと不満を抱く人がいるのもなんとなくわかりそうですけど、そんなのどうでもいいです。僕はこの作品とっても好きですよ。原作の印象が強いので、なにか気になるところがあっても補正されていく感覚のもとで視聴していたような気がします。例えば牧村美樹の弟タレちゃんの最期が雑に片付けられていてあれ?って思ったけど、まあ話の大筋が好きなので気にならないみたいな。いいなって思ったのは、原作でいうところの不良たちが今作ではラッパーになっていてその全員が牧村家の味方になるのかと思えば状況判断で寝返ったりする(暴徒側についちゃう)奴がいるところ。それはデビルマン側にしても同じで、たしか原作ではチームデビルマンは全員味方だったはずですが、今作のデビルマンの一人・幸田は不動明に一度は命を助けられているのに、終盤で悪魔側についちゃうんですよね。このへん、二極化された単純な対立構造になっていなくて好きでした。もっとも愛すべきはミーコかな。陸上で牧村美樹に敵わないというコンプレックスを抱えながらデビルマン化するけれど、終盤では美樹を助けようとして暴徒化された人間に殺されちゃう。コンプレックス抱えたサブキャラっていうのが、個人的にすごく好みなんです(例えば、まどマギだったらさやかに最も共感する)。それにしても、不信が生み出す人間社会の崩壊も成就しない愛の物語も、結局のところ神の支配のもとに無に帰するっていうある意味での本当の終末描写は、この世であがく人間の宿命をしっかり表現できているなと思いました。

攻殻機動隊 SAC_2045

 

新シリーズです。めっちゃ面白いです。有能なチームもの大好き。タチコマの可愛さは安定しています。フルCGってどうなの?っていうのは一瞬でどうでもよくなります!っていうかむしろ格好いいわ。正直ARISEはあんまりだったんですけど、今回は神山健治×荒牧伸志のタッグ監督がいいのかとってもドラマティック。前半は草薙素子やバトーなど元9課の半分ぐらいがアメリカで傭兵やってて、そこから事件に巻き込まれます(はめられます)。素子たちのピンチを荒巻が助け出してからの公安9課再結成、しかも全員集合とかめっちゃ興奮しましたわ!新キャラの江崎プリンも好きです。エンドロールでスタッフ名を見ていたら、絵コンテに谷口悟朗とかクレジットされてる回もあって、なんたる贅沢。一気に12話観てしまいました。続きが気になって仕方ありません。はやく次のシリーズをお願いします。