日本には、全国津々浦々(もちろん、山の中や山の麓にも)、いたるところに、神社(和語で申し上げれば、ほこら、やしろ)があります。罰当たりこの上ないことですが、僕は、ジョギングの途中、神社があれば、休憩も兼ねて、参詣させていただくことがあります。心の中で、「参拝するために走ってきました」と、強弁しながら、ですが。
ネット上に沢山あるブログの中で、「枯れ木も山の賑(にぎ)わい」ぐらいの役割は担えるのではないかと思い、9年ほど前から、当ブログを続けています。前回、靖国神社に参ったのはいつだったか、思い出せなくて、ふと、当ブログを「靖国」で検索したら、出て参りました。2015(平成27)年12月31日の投稿で、「同年の8月17日に、京急の平和島駅で下車し、そこから自分の足で駆けて、靖国神社に参りました」ことを、書いておりました。その日は、凄い夕立で、土砂降りの中、首都高汐留料金所の下辺りで、雨宿りをしたのを、思い出しました。
あれから4年。2日前、改元後初めての8月15日に、靖国神社に参拝して参りました。東京見物も兼ねて、渋谷辺りから九段坂上まで走ろうかとも思いましたが、若干、体調が整わず、また、それ以外のことも関係して、参拝にふさわしい平服で、九段下駅にて下車し、徒歩で伺いました。
毎年この日に、まるで年中行事のように繰り広げられる「左右それぞれを自認する人達が、拡声器を使って大音量で怒鳴り合う」光景。そういう光景に出くわさないよう、朝6時過ぎに横須賀を出発し、8時過ぎには手を合わせ、「さあ、(上皇上皇后両陛下のご転居までのお住まいである)吹上仙洞御所がございます吹上御苑の外周のお濠(ほり)に沿って歩き、日比谷公園内を突っ切って新橋に出て、横須賀線に乗って帰ろう」と思いながら、境内を歩いていたら、「さとうさーん」と声を掛けてくださる方が居られて、びっくり。
渋谷から、ジョギング姿で駆けつけていたら、「境内で汗を吹き出している変なおっさんがいる」と思われて素通りされ、何も起こらなかったでしょう。境内を歩いていて、ハッとした話でした。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則
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