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保健所での全ての業務は医師だけではなく

 

保健師、薬剤師、獣医師、診療放射線技師、臨床検査技師に

 

事務など複数の職種が関わって業務が行われています。

 

 

 

 

 

 

これだけの専門職種が揃えば

 

たいていのことは何とかなりそうな気がしますよね。

 

今回は、保健所で働く医師や多職種の職員についてお伝えしたいなと思います。

 

 

保健所もチームで仕事をする

多くの専門職が配置されていますが

 

代表的な職種をご紹介しますね。

 

 

 

 

 

医師

保健所長は医師と定められていて

 

保健所長となれば、責任者として各職種を統括し

 

最終的な意思決定を行うようになります。

 

医学的な視点と行政的な視点のバランスを取りながら

 

地域の健康課題を分析し

 

課題解決のための取り組みを計画立案します。

 

 

 

 

 

関係機関との調整が不可欠なので

 

地域の医師会などと意見交換を行い、コーディネートしていきます。

 

感染症や食中毒などの発生時の聞き取り調査や

 

施設への立ち入り調査など

 

さまざまな調査を行っているので適切な医学的な評価を行います。

 

 

 

 

 

保健師

保健所といえば、保健師さん。

 

地域保健の要となる様々な実務を担っています。

 

母子保健や老人保健、精神保健、難病対策といった分野では

 

当事者の方を訪問し、様々な相談や支援を行います。

 

 

 

 

 

 

積極的疫学調査や健康調査といった分野では

 

普段から住民の方と身近に接し

 

地域の状況などをよく把握している保健師の役割が

 

非常に重要となります。

 

 

 

 

 

 

普段から地域に出向いて

 

相談や支援、調査などを行っていることで

 

地域の状況や健康課題をよく把握しています。

 

それを基に地域の健康課題を分析し

 

課題解決のための取り組みを計画立案します。

 

 

 

 

 

関係機関との調整が不可欠なので

 

地域の各関係機関と密に連携して

 

総合的な調整を行います。

 

 

 


薬剤師

薬事衛生をはじめ、食品衛生、生活衛生に

 

水道衛生、規格基準検査や化学検査のような試験検査など

 

さまざまな業務を担います。

 

 

 

 

 

 

薬事衛生では、薬局や医療機器販売業などの許可や

 

監視・指導、住民への医薬品等の安全使用に関する注意喚起

 

といった業務を行っています。

 

 

 

 

 

獣医師

動物愛護・管理だけでなく

 

と畜検査をはじめとする食品衛生、生活衛生、水道衛生や

 

人獣共通感染症の発生予防などの業務を担います。

 

 

 

 

 

動物愛護・管理に関しては

 

地域住民への動物愛護の普及啓発

 

迷い犬や負傷動物の収容と保護に

 

狂犬病予防法に基づく業務などを行います。

 

 

 

 

 

 

診療放射線技師

放射線に関する専門知識を活かす業務を担います。

 

保健所での結核検診等の放射線検査や

 

その他感染症対策業務、医療機関への立入検査などを行います。

 

 

 

 

 

 

臨床検査技師

食品衛生や感染症対策業務に

 

環境衛生業務などを担っています。

 

食品衛生に関しては、施設の監視業務などのほかに

 

食中毒や感染症が発生した際の

 

細菌・ウイルス検査などさまざまな検査業務を担います。

 

 

 

 

 

 

管理栄養士  

地域住民の栄養改善や食の安全を守る業務を行っています。

 

国民健康・栄養調査等による地区診断などから

 

健康課題を明確にし、地域住民の栄養改善につなげます。

 

地域住民への栄養指導や相談、地域の食育推進や

 

特定給食施設などへの指導、食品表示に関する指導なども行います。

 

 

 

 

 

 

歯科衛生士

歯科口腔保健に関する普及啓発に携わり

 

地域における歯科保健の水準を向上させる役割を担っています。

 

 

 

 

 

 

理工系職員  

生活衛生・環境衛生関連の業務を担っています。

 

高等教育機関で、理学・工学・農学・保健衛生学等を修めた

 

技術系職員です。

 

生活衛生や環境衛生の分野で活躍しています。

 

 

事務職員   

企画調整などの業務を行います。

 

行政職として、国や自治体との調整

 

法律や行政文書に関する業務、予算の確保など重要な役割を担います。

 

 

 

 

 

 

保健所の仕事の守備範囲は本当に広い

医療機関なら患者さんに。

 

保健所では、患者さんだけでなく地域住民の方に。

 

保健所が担う業務は

 

大きく「対人保健」「対物保健」「企画調整」の3つに分類されます。

 

 

 

 

①対人保健業務

対人保健業務とは人が対象の仕事になります。

 

感染症対策やエイズ・難病対策、精神保健対策や

 

母子保健対策などが含まれます。

 

 

 

 

 

 

②対物保険業務

対物保健業務は人以外の

 

動物や環境などが対象の仕事になります。

 

食品衛生関係業務、生活衛生や

 

環境衛生関連の業務などが含まれます。

 

 

 

 

 

 

③企画調整業務

 

企画調整業務は

 

地域の医師会や医療機関、行政機関や

 

そのほかの関係機関との連携のための連絡調整などの仕事になります。

 

地域の医療計画の立案や維持に

 

所管の市町村全域にわたる調整

 

医事・薬事衛生業務などが含まれます。

 

 

 

 

 

 

保健所での全ての業務は医師だけではなく

 

さきほどご紹介した様々な職種の職員が関わって行われています。

 

保健所での仕事は

 

どのような内容でも人の健康に関わることですので

 

医師(行政医師)としての知識や技量が大変生かされると考えます。

 

 

 

 

 

 

次に、対人業務、対物業務についてですが

 

具体的にどのような取り組みが行われるのかは

 

別の記事でお伝えしたいなと思います。

 

後日up予定!