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新型コロナウイルスのスパイクタンパク質は
細胞表面のACE2受容体に結合して
細胞内に侵入することが明らかにされています。
そして、体内に存在するウイルスが
多ければ多いほど、体への影響も大きくなります。
米オーガスタ大学医学部などの研究グループが
2020年9月24日から12月24日の間に
新型コロナウイルスのPCR検査で
陽性が判明してから24時間以内に登録された
55歳以上のハイリスク患者さん79人を対象に
14日にわたって1日に2回
消毒薬のポビドンヨード(37人)
または重曹(炭酸水素ナトリウム、42人)の
いずれかを混合した240ccの生理食塩水で
鼻洗浄を行う群にランダムに割り付けて効果を検証しました。
入院を要した対象者の方は
ポビドンヨード群で1人
重曹群で0人であり(1.27%)
死者はいなかったそうです。
これに対して対照群では
9.47%(28万533/296万2,541人)が入院し
また、入院に関するデータが不明な方のうち
4万4,773人(1.5%)が死亡していたとこのと。
このことから
対照群の入院または死亡のリスク(11%)は
鼻洗浄をした群の8.57倍であると計算されました。
さらに
生理食塩水による洗浄で症状の程度も抑えられるようで
1日2回の洗浄をきちんと実施していた患者さんでは
症状の消失も早かったと明らかにしました。
この研究で用いられた鼻洗浄については
市販品もありますし
ご家庭で手作りすることも可能です。
鼻うがいをすることについて、かかりつけ医にご相談くださいね。
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