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ご自身や身近に
 
皮膚の保湿剤を使っている方はいらっしゃいますか?
 
冬の時期だけでなくそれ以外の季節でも保湿は大事と
 
言われていますよね(夏のインナードライ肌など)。
 
保湿剤は医療用医薬品から
 
市販されているものまで、たくさんありますが
 
このことについてお伝えしたいなと思います。
 
 
 
 

保湿剤の種類は大まかに2種類。

手荒れや乾燥肌を改善してくれる

 

普段何気なく使ってるのが保湿剤じゃないかなと思います。

 

いつも使っているその保湿剤について

 

どんな種類なのか?とか、どんな効果があるのか?とか

 

ご存じですか?


保湿剤は、作用機序から2つに分けられ

 

『エモリエント』と『モイスチャライザー』の2つに分類されるそうです。

 

その『エモリエント』についてご説明しますね。

 

 

 

 

 

 

エモリエントって?

エモリエントは

 

お肌から水分の蒸発を防いでお肌の水分を保持し

 

お肌を柔らかくする作用を持ちます。

 

いわゆる皮脂膜に相当する役割を果たします。


天然油脂、長鎖脂肪酸、脂肪酸エステル

 

ラノリン、リン脂質などがあげられます。

 

 

 

 


医療機関で処方可能なものは

 

白色ワセリン、プロぺト、亜鉛華軟膏などです。

 

親水軟膏、吸水軟膏、親水ワセリンなど

 

主に軟膏基剤として使われるものもあります。


市販されているものもあります。

 

 
 
 

エモリエントの利点や注意点は?

一般的に、エモリエントのほうがモイスチャライザーよりも

 

皮膚を保護する能力に長けているとされています。

 

また、混ざり物が少ない分、刺激が少ないというのも長所です。

 

特に、ワセリンのなかでも不純物が少ないプロペトは

 

もともと眼球に塗るワセリンでもあったという成り立ちから

 

塗る場所を選ばないので使い勝手がとてもよく

 

様々な用途に使用されています(私もプロペトを愛用しています)。

 

加えて、モイスチャライザーよりも安価で

 

たっぷり使いやすいともいえます。

 

 

 

 

 

ですが、ワセリンはべたつきが強くて

 

やや使い勝手が悪いという欠点もあります。

 

皮脂膜としての役割で油分が中心ですので。

 

 

 

 

 

 

スキンケアは毎日行うものなので

 

この使い勝手の良し悪しというのは重要だとは思います。

 

このベトベトした感じが患者さんには不評だったりもします。

 

私もこれを全身に塗布するとなると

 

べたつきで下着が張り付いたりしますから躊躇します。

 

 

 

 

 

そのような理由で

 

いくらワセリンの刺激感が少なくコストパフォーマンスに優れていても

 

使い心地が合わずに十分に塗れないということでは

 

効果を望めませんよね。

 

 

 

 

用途や使用感がちょうど良い保湿剤を使ってください

 

私は患者さんに処方するときには

 

エモリエント成分のワセリンに

 

モイスチャライザーを含む保湿剤を混ぜて

 

混合軟膏として処方したりするなどして

 

両方のいいとこどりを期待しつつ

 

患者さんごとに合うような保湿剤

 

あるいは有効性が高いと考える保湿剤を試しています。

 

 

 

 

 

市販にもたくさんありますよね。

 

いくつか試してみて、今一つであれば

 

皮ふの状態によっては医療機関で処方できる場合がありますので

 

お悩みの場合は、1度ご相談なさってくださいね。

 

 

 

 

 

ご自分に合ったものを活用して体調を整えてくださいね。

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