ブラックペアン シーズン2

 

原作は海堂尊の「ブレイズメス1990」「スリジエセンター1991」。

シーズン1で“オペ室の悪魔”と呼ばれた天才外科医・渡海征司郎を演じた二宮和也が、シーズン2では心臓冠動脈バイパス術の世界的大家で、“ディアブル(悪魔)”と呼ばれるほどの金の亡者、天城雪彦を演じている。

 

天城と渡海の関係は?

天城はなぜ東城大に来たのか?

シーズン1との関連は?

 

 

 

天城雪彦    …    二宮和也
世良雅志    …    竹内涼真
花房美和    …    葵 わかな
パク・ミンジェ    …    キム・ムジュン
垣谷雄次    …    内村 遥
関川文則    …    今野浩喜
田口公平   …    森田甘路
速水晃一    …    ヤマダユウスケ
北島達也    …    松川尚瑠輝
宮元亜由美    …    水谷果穂
パク・    …    チェ・ジウ(特別出演)
椎野美咲    …    田中みな実
真行寺龍太郎    …    石坂浩二
猫田麻里    …    趣里
藤原真琴    …    神野三鈴
黒崎誠一郎    …    橋本さとし
菅井達夫    …    段田安則
高階権太    …    小泉孝太郎
佐伯清剛    …    内野聖陽

 

   第4話:天才医師VS医療AI

「来週のオペも決定しましたし、寄付金の1億5千万も約束していただけました。

 これで本格的にスリジエハートセンターの設計に着手できるわけだ。

 まずは・・・デザインの修正からか…」と前進する天城に

佐伯は「え?デザイン?」と。佐伯が長年かけてつくりあげた設計とデザインへの想いを天城は意に介さず、病院のネームプレートをポイっと取り、

「これ、仮のデザインですよね?あまりにもダサいので」と、ネームプレートを佐伯に渡して退出していく。

 

佐伯のがっかりとした何とも言えない表情が切ない…

「ダサい?…」

佐伯はネームプレートを再度つけてみるが、テープがピロっとはがれてしまう。

「あっ」(ぷっと思わず吹き出してしまうシーン。声だけなのですが内野さんらしさが炸裂)

 

日本外科Journal関東医師懇親会で、編集長:池永英人(加藤浩次)が菅井教授に話しかける。

先日の論文が大変参考になった。またインパクトファクターを得ましたね。と。

 

が、しかし、医学会は新病院への期待の方が大きく、佐伯教授が新病院設立を成功させてしまうと、佐伯教授が次期会長になってしまい、日本外科ジャーナルで掲載している論文のインパクトファクターの評価も下がってしまう。

「菅井教授、お願いしますよ」

いろいろな分野の勢力争いが、次期会長選に関係しているということか…。

 

<天城の部屋>

「天城先生、まずいです。これは・・・」

「ジュノ、優雅な朝を壊さないでくれ…」

「あの、戸島和子弁護士が乗り込んできました」

 

戸島和子(花總まり)は医療訴訟で有名な弁護士。

“医療の未来をまもる会”という市民活動団体を引き連れ、「医者の不正を暴き、医療の未来をまもる」という横断幕を掲げて東城大病院に乗り込んできた。

 

戸島弁護士は、天城による詐欺行為について、佐伯病院長宛に内容証明を送っていたのだ。

回答の返信期限は再来週だが、天城の手術が来週に予定されているということを聞き、戸島弁護士は来院したのだった。

 

戸島弁護士に訴えられれば新病院の実現は消えてしまうだろう。なんてことだ。

 

戸島弁護士は、ダイレクト・アナストモーシスに代わる手術プランもあるにもかかわらず、天城があえてリスクの高いダイレクト・アナストモーシスを唯一患者を救える方法とする言動を詐欺行為だと主張し、手術の可否を決める違法賭博行為や、公序良俗に反する巨額な報酬要求などを訴え、天城の今後一切の手術を中止するよう申し立てているのだ。医療的見解については維新大の菅井教授の監修を受けていると言う。


黒崎と高階が戸島の対応にあたるが、准教授が対応するくらいと考えている東城大のスタンスがあまりに軽いと戸島は言い放ち、席を立とうとする。

そこへ、病院長の佐伯がやってきて不在だったお詫びをして、対応にあたろうとしていたところに、当事者の天城が偶然を装ってやってくる。

天城は、怒り騒然となる一団を前にしても怯まず「僕のオペにはそれだけ価値がある」と飄々と語ると、なんと戸島にコインの表裏、二者択一の賭けを仕掛ける。戸島が天城の挑発に乗り、賭けに負けると天城は「残念。これであなたは死にました」と笑顔をみせた。

疑惑はすべて真実かという戸島の問いかけにも、「そんなもんどうだっていいんですよ。自分の信念に背いたことはしていない」と火に油を注ぐ天城。

 

戸島は、あらためて天城の言動を詐欺罪にあたると示唆し、東城大を相手取った訴訟をほのめかすと、佐伯が天城の手術停止を宣言して場を収めた。

 

天城は「権力に屈するんですか…」と不満気だが、「仮にも新病院を預かるならば、手を誤ってはならん」と天城をたしなめる。

当の天城は笑顔を崩さず、休暇を取ると言って去っていくのだった。

 

 

以下、ネタバレです。

 

佐伯、高梨、黒崎、垣谷、関川が、顧問弁護士や医師会への相談に向かう。

 

<東城大の病院内>

世良が廊下を歩いていると、「どういうことなの?」看護師の花房が誰かを話しているのが聞こえてきた。

「ここがたまたま娘の勤務先だったってだけでしょ」相手は戸島弁護士だった。

「お母さんは本当にこの病院を訴えるつもりなの?」

「この病院は間違っている。今すぐ辞表を書きなさい」

天城の詐欺の片棒を担いで、それで正義をなしていると言えるのか?と、戸島弁護士は花房を窘める。

 

そこへ、世良が・・・

「天城先生は確かに誤解されるところがあるかもしれません。ただ、詐欺なんかじゃありません。オペは本物なんです」と熱く語る。

戸島弁護士は、「客観的証拠もなく主張されても困ります」と、また連絡すると言って立ち去って行った。

 

戸島は結婚後も使っている花房の母の旧姓…。

 

廊下を歩いている戸島弁護士だったが、突然、崩れ落ちるように倒れた。

 

<検査後のスタッフルームにて>

戸島弁護士は、前下行枝の閉塞と右冠動脈の99%狭窄を起こしていた。すぐに冠動脈の手術が必要だ。

しかし、天城も高階も主だった先生は外出してしまっている。

「バイパス手術なら何度も経験がある。僕が執刀してもいいですか?」と世良。

花房はお願いしますと世良に執刀を依頼した。

 

<手術室>
世良が執刀、助手はミンジェで戸島弁護士のバイパス手術がスタートした。

 

開胸して触診した世良は、「硬いな。前下行枝の石灰化が激しい」と。

ビーバーメスを使って更に進めてみるが、「これじゃだめだ。このまま進めれば冠動脈を傷つける可能性が高い。これじゃバイパスはつくれない」。

「どうするんですか?もう開胸しちゃってるんですよ!…」

 

どうする世良・・・緊迫感が漂う。。。

 

「右冠動脈だけバイパスして閉胸します」

 

<手術後、スタッフルーム>

「花房さん、ほんとにごめんなさい。僕の力不足でした」深く頭を下げる世良。

垣谷と関川が戻っていて、あの石灰化では仕方がない。下手にバイパスつくっていたら大量出血で危なかったと援護した。

 

冠動脈バイパスができないとなると、完治にはダイレクトアナストモーシスしかない。

天城しかできないダイレクトアナストモーシスだが、戸島弁護士は天城を詐欺だと訴えている。

 

世良が戸島弁護士のもとへ説明に向かった。

 

<戸島弁護士の病室>

「大変申し上げにくいのですが、あの状況で前下行枝のバイパス手術をするのは不可能でした。戸島先生の心臓を治すにはダイレクトアナストモーシスしかないんです。天城先生のオペを受けてください。お願いします」

「勝手に決めてもらっちゃ困るな」と天城が現れた。「僕のオペを受けるには、全財産の半分と賭けに勝つ必要がありますが…」

 

戸島弁護士は「あなたは医者じゃないわ。詐欺師よ。絶対にあなたの手術は受けません」と。

「じゃあ、どうぞこのまま死んじゃってください」と天城は出て行った。

 

<病院の廊下>

「どうしてああいう言い方しかできないんですか!」

「言い方かえたら、患者救えるの?前下行枝のバイパスにビビっただけでしょ。ジュノはまず口よりオペの腕を磨きなさい。」

「あれは大量出血の可能性があったからです」

「だったらなによ。患者を救う道はたくさんあるの。でも、ジュノができないだけでしょ?」

もっともなことを言われて、世良は唇をかむしかなかった。

 

<菅井教授の部屋>

「戸島弁護士の件、思わぬ風が吹いてきたようだ。良い機会だ。君も覚えておくがいい。勝負のあやというものを」と、菅井が高階に語っている。

 

「金の亡者のギャンブラー。それが彼らの弱点だ。試合巧者はそこを突き、悪評を振りまく。市民団体をたきつける。敵の牙城に乗り込ませる。患者が倒れ。敵にもミスがでた。あとは攻め込むだけだ」

(全ては菅井が仕組んだこと。その通りに状況は進んでいる)

 

 

<東城大のスタッフルーム>

戸島弁護士が退院した。

花房が急いで電話するが、戸島弁護士は「やらなければならないことを見つけたの」と言って、電話を切った。

 

戸島弁護士が向かったのは維新大病院だった。

 

<維新大の病室>

戸島弁護士と菅井教授が配信を行った。

「今回のことは、私にとって試練であり、使命であると思ったんです」と戸島弁護士が決意を語ると、

菅井教授が、「我々維新大は、保険適用予定のバイパス術で手術を行うことにいたしました」と、あくまでも保険適用範囲でできる術式での執刀を強調してアナウンスした。

 

維新大が開発した医療用AI「エルカノ」を活用して、野田医師が執刀を行う。

エルカノは、カルテを読み込ませると世界中の医療データベースから最適な医療プランを分析することができる。

またオペでも画像の解析を通じて、医師を先導する。

 

<東城大のスタッフルーム>

関川「天才医師は不要ってことか」

垣谷「これが成功すれば天城先生の立場も危うくなる」

世良「でも、バイパス手術って…あれだけ石灰化してたのに、危ないと思いますよ、これ」

 

<維新大の病室>

エルカノの分析によると、マサチューセッツ医大で行われた新生血管増殖剤という近々保険適用になる投薬治療が適切だと出ている。

血管を新しく再生させたのち、その血管にバイパスをするのだ。

ちなみに、ダイレクトアナストモーシスはエルカノの分析にはヒットしなかったとのこと。

やはり詐欺だったか…との表情の戸島弁護士。

 

早速、同意書を用意する菅井教授。

しかし、戸島弁護士は、「私の方でも条件があります。公開手術でお願いしたい。私がこちらにお任せするのは医療の正義のためです。どんな医師にもできる方法で、あのような意思などいらないのだと証明してこそ意味がある」

 

<東城大のスタッフルーム>

世良が血管縫合の練習をしていると、「維新大は血管を再生させ平凡なバイパス手術ができるようにしたそうだ」と天城が部屋に入ってきた。「AIってのはすごいなぁ~。ジュノも勉強になっただろう」

練習を続ける世良。

「そんな事をしてもオペはうまくならないぞ」

「練習しないと技術も身に付きません」

「ノン。技術じゃない」

「芸術を手に入れるんだよ」

世良は時計を見て、慌てて出掛ける。花房と戸島弁護士に会いに行く約束だという。

「母親公認のデートか(笑)」

黒崎先生に抗議活動の中止をお願いする目的だった。

 

「ジュノは熱心だな。金にもならない仕事を。まあ頑張れ」と馬鹿にする天城に対して

「じゃあ、天城先生がいう、その芸術は、全部、金のためにあるんですか?」

 

海岸を走り…歩き・・・倒れる(?)天城の姿が映し出される

 

<レストラン>

世良と花房、そして戸島弁護士が一緒に食事をしている。

「ある意味、あなたの処置は適切だったようね」と戸島弁護士。

世良は、戸島のタブレットを見ている。資料にはびっしりと赤文字でメモが書きこまれている。

「それで、いつからお付き合いしているのかしら?」と、

世良とはただの同僚でそういう関係ではないと花房が反論する。

「あらそうなの?お似合いなのに」と戸島弁護士は穏やかに微笑む。

 

世良は東城大への抗議活動の中止を、花房はAIの実験台になるのを止めて欲しいと頼む。

 

が、戸島弁護士は、天城のやり方はいつか犠牲者を生むから、自身が医療の正義のために闘うしかないと。

 

「正義ってなに?それって、自分や家族よりも大事なことなの?」

 

「そうよ。人間は弱いの。だから正義は尊いのよ」

 

<帰り道の花房と世良>

花房は切ない気持ちを世良に打ち明ける。

母は弱い人を助ける正義の味方みたいでかっこいい。尊敬している。正義を盾にされたら何も言えなくなってしまう…

いくらでもお金を払ってもいいから、母に生きていて欲しい。お母さんを助けたい・・・と

 

花房と別れると、世良の携帯が鳴った。

 

<スリジエハートセンターの建設予定地>

世良が到着すると、天城がいた。

「完成予想図ができたから見せようと思ってね。全病室からこの海が見える。もちろんオペ室からも。オペ室の窓一面に広がる紺碧の海。カモメが自由に飛び交う大きな空。そして海沿いには桜並木が立っている。それを僕はみてみたいんだ。」

すごい!と感心しながらも、世良は医者が設計に携わるということは聞いたことがないと批判する。

 

「いいかい。ジュノ。いずれ僕も死ぬ。だけど建物は死なない。建物は歌なんだ。コロッセウムに観客が集まるのは過去の人々の歌を聴きに来ているんだ。僕もスリジエハートセンターをそういう建物にしたい。僕がいなくなっても、人々が歌を聴きに集まるような。そんな病院にしたいんだ」

 

<公開手術の手術室>

いよいよ戸島弁護士の手術がスタートする。

客席には、花房と世良の姿もある。

 

菅井教授は、教授室で高階と共に視聴している

「今日、医療の歴史から天才医師を消し去るだろう」と。AI医療の成功によって、天城のような天才医師の需要がなくなり、次期会長選への当確もちらついているようだ。

 

佐伯教授も教授室で配信を視聴している。

 

天城もどこかで視聴している。

 

野田医師は、エルカノの指示により心臓冠動脈バイパス術を開始した。

的確な指示を出すエルカノ。

無事に手術は成功した。

 

かと思われたが、VFとなり警告音が鳴り響く。

エルカノは心臓マッサージの指示をする。

野田医師はどうなっているのか状況が飲み込めず動けない。

エルカノに指示を仰ぐ。「心筋虚血が進んでいます。設定を確認してください」と言うのみ。。。

野田医師には対応方法がわからない。

 

菅井教授が音声を繋ぎ、急遽指示を出す。人口心肺につないでなんとしても成功させろと。

それでも戻らない。諦めて、菅井は「残念ながら東城大の初動が悪かったと報告しろ」と指示を出す。

 

客席にいた世良が花房に何かを指示して、世良自身は手術室へと向かった。

野田医師が「残念ながら東城大の初動が・・・」と言いかけたところで、

世良が手術室に入った。

 

「問題はAIではありません。戸島先生に使った新薬です」

戸島弁護士は、新薬が自分の症例に合っているのかどうかを疑問視してた。

そのため、世良は佐伯や天城に相談し、新薬の論文を取り寄せ、血栓形成の副作用が隠蔽されていることを突き止めたのだ。

天城は「副作用があるとすれば、オペをしないほうの血管の石灰化だ。前にジュノが胸を閉じたケースと一緒だね。なら、今度はどうする?」と、世良に問うていた。

 

「副作用の可能性くらい医者が確認していないからこうなるんです。どいてくれますか?あなたはあのAIに言われて、目の前の患者を見捨てようとしているんでしょ。じゃあ僕がやりますよ。」

「お前になにができるんだよ?前にバイパスすらできなかったじゃないか?」

「ええ、あの時はできませんでした。でも今ならできる。邪魔です」と、世良は野田の脇を抜けて患者の前に立った。

 

「テイクダウンして石灰化しているLADにつなぎ直します。内胸動脈をクランプします。ブルドック」

スタッフたちもどうしてよいか分からず動かない。

「早く!」と世良が叫ぶ。

野田は、維新大の手術に東城大が手を出すことは許されないと止めにかかるが、

世良は、「マスクでどうせ顔なんて見えません。代わりの医者が来たことにしてください」と。

菅井もスピーカーから「やらせておけ。好都合だ。成功したらそいつは維新大の部下ということにすればいい。失敗すれば東城大が殺したということだ」と。

(なんと、ここまでになっても出世と名誉を気にするのか・・・)世良は気にもとめない

 

<維新大のロビー>

花房が誰かを探している。天城だ!

天城がきっと近くに来てくれているはずと。

 

世良は天城と事前に対応を練っていたのだ。

「今度はどうする?」そういわれて、世良は「ダイレクトアナストモーシスしか無理じゃないですか?」

「たとえバイパス術だとしても、方法はいくらでもあるんだよ。いいかいジュノ。目を瞑ってイメージするんだ。オペはイマジネーションなんだ。ただ、ジュノには早かったかな?」

「ちょ、ちょっと待ってください。イメージします」

と、凡人ながら懸命に練習していた。「次は必ず救う」と。

 

<手術室>

 

【BGM:ラベル「ボレロ」】

 

懸命に手術する世良。

「できました。天城先生…」

 

 

完了したと思えたが、

原因不明の出血が・・・。

 

 

「天城先生。どうすればよいですか…」

 

<維新大のロビー>

天城は、「血管壁が弱かったんだね。縫合までは上手くいったんだけど。もうこうなるとしかたない」と言って、立ち上がって帰ろうとした。

しかし、花房がオペをしてください。あんな人でも私にとっては大切な母なんです!お願いします!と懸命に天城を引き留める。

 

「ん?それで?僕のオペを受けるには、全財産の半分を賭けて、賭けに勝つ必要があるでしょ?」

花房は自分が母の代わりに賭けをやると言った。

 

「あとは君の天運のみだ。シャンスサンプル、表か裏か?」天城はコインを投げた。

 

花房は表を選んだ。

 

さて、結果は・・・

 

裏だった。

 

 

 

 

 

ー感想ー

今回、天城先生のオペシーンはなかったのですが、世良の試練の回だったのかもしれませんね。

 

スリジエハートセンターのことを話している時の天城先生と、その他の時の天城先生はコインの裏と表のようです。

180度変わるくらいの事が過去に起こっていたということでしょうか…

 

世良は天城先生から少しずつ技術を習得していっているようですね。天城先生のちょっと嬉しそうな表情がいいです。

 

AIと人間。医療の世界だけでなく、現代では多く議論されるテーマだけれども、AIの回答結果を鵜呑みして行動するだけでは人間の役割が活かされていないから、AIを分析させたり、選択肢を出したり、まとめたり、そういったことに「活用」して、いろいろなことから考えて判断するのは人間というのが、最も効果的な共存方法なのかもしれません。

 

しかし、花房さんは賭けに勝てなかった…ここで次回になるとは!!!

 

二宮和也さんがパーソナリティを務めるラジオ「BAY STORM」(bayfm/毎週日曜よる10時)にて手術シーンでのクラシック選曲をしていると語っています。

ただし、この4話の手術は天城先生が執刀していないので、監督の選曲とのこと。

スピード感のあるボレロが世良の心臓バクバク感と緊迫感を表していて、超ドキドキしました。音楽の効果ですね。

また、「クラシックと手術というものは、著作権のない芸術品である」とも語っていて、なるほど深いなぁと感じました。

 

二宮和也「ブラックペアン シーズン2」手術シーンのクラシックは毎話自ら選曲 流す理由・こだわり明かす

 

更に次回が楽しみ。

 

 シーズン2 第1話から第9話までのネタバレ目次

第1話「神に愛された悪魔」

第2話「神に愛された悪魔VS少女の祈り」

第3話「成功率0%のオペの行方!?」

第4話「天才医師VS医療AI」

第5話「お前は死ねない!50億円オペの結末は?」

第6話「メスを持った看護師&去り行く医師」

第7話「手術失敗!裏取引の罠」

第8話「渡海と天城の秘密」

第9話「戦う人よ、諦めないで!」