博研・48:外伝・17:ブラジル古代哺乳類学の大家
パウラ・コート
20世紀に入ってから生まれた学者さんは、学問的に博物学から脱皮しているけど、今から半世紀前ころに活躍したヒトたちは、まだ先人の魂を踏襲している。すなわち、『夢を追うこと&不屈の努力』である。
「ブラジル古生物学の父」ルンドの偉業を次いだのが、1910年生まれのカルロス・デ・パウラ・コートである。彼は、パレオマストゾーロジー、すなわち古代哺乳類学の大家だった。軍隊学校の地理学の学徒だった21歳のとき、彼は当時のエリート、すなわち軍人の道を捨て、しがない(?)自然科学者になることを決意した。友人や家族とか周囲の人間は、なにバカなこと考えるんだと呆れた(笑)。彼は出身地で公務員を務めながら、次々にブラジル産の化石哺乳類の研究を発表した。そして、リオ・デ・ジャネイロの国立博物館が公募した優秀科学論文賞で、「リオ・グランデ・ド・スルの古生物」が2位に輝き、夢だった研究職を射止めた。そして1944年、当時のブラジルの首都リオに、家族と共に嬉々として引っ越した。
アルゼンチンのラ・プラタ博物館で、化石哺乳類骨格の組み立て法を学んだパウラ・コウトは、イタボライ動物群の研究に没頭した。彼の友人は、「マジメだけど、なぜか陽気。夢を持ったらそれを完遂させるため、わき目もふらずに突っ込んでいくヒトだった」と評している。サン・ジョゼ・ド・イタボライは、リオ市近郊の新生代古第三紀・暁新世の有名化石産地である。彼の名を冠したパウラコウトイアという哺乳類も記載されている。彼が発掘したカロドニアは、全身骨格が組み立てられている。
彼が記載したアマゾン古代獣にシナスポラトテリウム・アマゾネンセがある。雷獣類という南米独自に進化した有蹄類である。産地は、アマゾナス州のアルト・ジュルア、ソリモンエス累層という新生代第三系である。
オレは、まだアルト・ジュルアに入ったことがない。エイルネペって町の付近が化石産地。アマゾンでも超ド奥地だね。顔が赤いシロウアカリ亜種ノヴァエシがいるし、絶滅したはずの大型地上ナマケモノ(マピングアリ)を撃ち殺したオジさんも住んでいる(笑)。一度は行きたいね。
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ピーコックバス・新ニュース
巨大ピニーマ登場!
ここで突然ですが、ブラジル東北地方にゴジラ級ピーコックバスが現れたニュースをお伝えします!(笑)
ご存知かどうか分からないけど、アマゾンのピーコックバスの最大種は、シクラ・テメンンシスだ。知らないヒトは、下記URLを見てちょうだい。
ピーコックバスの研究:シクラ・テメンシスのページ
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テメンシス種のIGFA(世界釣り協会)認定のワールド・レコードは、2011年3月11日にネグロ河サンタ・イザベル・ド・リオ・ネグロ付近で釣られた13.19キロである。長いこと13キロを超えるテメンシスが出てなくて、ネグロの水が記録的に少なかった2011年にやっとこ更新された。もちろんテメンシスでも12キロあれば、ゴジラ級である。IGFA記録では、テメンシス以外の種はせいぜい7キロ級(オリノコ・ピーコックバス)までとされている。すなわち、テメンシス以外は、てぇ~したことねぇ、とされていた。しかし……
ピニーマ種は、タパジョース河、シングー河、トカンチンス河などのアマゾン下流系の支流の下流部に主に分布するけど、アマゾン地方(ブラジル北部)の南東に続くブラジル東北部の独立河川にもいる。天然分布の最南端は、バイア州辺りだと思われる。ピニーマは、けっこう汽水近くまで生息できる。だから海から遡上したスヌークと同ポイントでも釣れている。
シクラ・ピニーマのページ
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タパジョース河やシングー河の最下流には、ピニーマ種の8キロ級までいることを確認しているけど、もうちょっと大きくなるかな? 、とも考えていた。今回登場した11.88キロで、本種がゴジラになる可能性を示したのは画期的だけど、場所がアマゾン地方ではない! 、というのも特筆できるね。
スポットは、セアラ州のカスタニョンというダム湖である。昔むかし、銀山湖でイワナが大型化したように、広い水域を得てゴジラになったんだね。カスタニョンにも、いつか行ってみたいね。
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博研・47:外伝・16:ブラジル化石を報告した英国学者
スミス・ウッドワード
ウッドワードは、1865年生まれ。大英博物館の博物学者である。
リオ・グランデ・ド・スル州サンタ・マリアは、中生代三畳紀の脊椎動物化石産地として知られている。「パウリスタ博物館の創始者イェーリング(博研史・その28に登場)は、サンタ・マリア在住のジャンゴ・フィッシャーから寄贈されたサンガ・ダ・アレモア地区産の骨格化石を友人のウッドワードに送った。その標本からウッドワードは、いくつかの爬虫類を記載してヨーロッパで報告した。
ウッドワードが記載した哺乳類型爬虫類に、採集者フィッシャーの名前を冠したスカフォニックス・フィッシェリーがある。しかし、その後の研究でダーウィンのブルドッグと呼ばれたハックスリー(博研・その18に登場)が記載していたヒポロダペオンのシノニム(同種異名)とされて、スカフォニックスが消された。出っ歯のカエルみたいなヤツである。
ウッドワード記載じゃないけど、もっともキモいサンタ・マリア産化石は、巨大カエル(?)のカブラリア・ラヴィナイだろう。全長は、1.5メートルくらい。復元画の笑顔が楽しい。
サンタ・マリアは、原始的な恐竜もたくさん発掘されている。テユワスー、グァイーバサウルス、スタウリコサウルス、サトゥルナリア、ウナイサウルス、サシサウルスなどだ。一部は、史上最古の恐竜ダービー争いにも参加している。
ブラジル大型古代哺乳類の権威パウラ・コウト(次回登場の予定)は1952年、ウッドワードの名を冠したアスミスウッドワーディア・スコッティってイタボライ産の奇妙な哺乳類を記載している。
ヘルマン・イェーリング採集のサンパウロ州タウバテの淡水魚類化石を始めて記載したのもウッドワードだった。
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博研・46:外伝・15
「5月のシングー河」報告が終わったね。さて、その前に何を書いていたんだろう、と化石化し始めた部分のブログを遡ると、「アメギノ・2」だった。それじゃ、続きを書こう。
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ブラジル古生物学の父
「アルゼンチン古生物学の父」アメギノの次は、「ブラジル古生物学の父」に決まっている。デンマーク人博物学者ペーテル・ルンドである。古生物の愛人パパは、たくさんいるんだ(笑)。
自国で二人の弟を彼岸に送った天然痘の猛威に嫌気がさしたルンドは、1833年にブラジルに渡った。リオ・デ・ジャネイロで動植物について勉学の後、1835年からミナス・ジェライス州ラゴア・サンタに居を移した。1842年から洞窟探検を始め、200穴に潜って化石を採集し115種類の動物化石をじゃんじゃんと記載した。
ルンド記載の有名種にサーベル・タイガーのスミロドン・ポプラトール、巨大ナマケモノのエレモテリウム・ラウリラルディなどがいる。
ルンド採集の白眉は、1843年発見のラゴア・サンタ人だ。今までに31個体の人骨が発見されているけど、資金があればもっと掘れるとこがある、と学者さんは言っている。有名な化石は、ラッパ・ヴェルメーリャ洞窟から出土し、炭素14法で1万1千年前と鑑定された女性頭骨である。この女性は、ルジアの名前がつけられている。タンザニアで発掘された有名なアウストラロピテクス・アファレンシス女性ルーシーのパクリである(笑)。うがった一説によると、ルジアさんはルンドが雇っていたメイドの名前とされるけど、定かでない。愛人だったのかも知れない。
復元されたルジアの顔つきは、オーストラリア原住民アボリジニにもっとも似ているように見える。現在の人類学では、アボリジニは南インド系起源とされている。ブラジルの学者さんは、太平洋を渡って南米にたどり着いた連中の子孫説をとっているけど、世界の学会の重鎮には、いつものように(笑)無視されている。
人骨発見からほどなくして、ルンドは洞窟探索を中止した。言わずと知れたことだけど、個人資金が枯渇したのである。1845年、1万点以上の標本をコペンハーゲン大学に寄贈し、さっぱりしたルンドは、サンタ・セシリア楽団というバンドを率いて、音楽三昧の生活に入った。彼は、「私が生涯愛したのは、化石と音楽である」というセリフを残している。サンタ・セシリア楽団は、現在でも活動を行っている。
ルンドは古代霊長類プロトピテクス・ブラジリエンシスも記載している。しかし、当時のヨーロッパ権威学者から、誤同定とバカにされた。昔から(今でも)、田舎在住の素人系識者を軽く見るのは、ユーロ&USAの大好きな風潮である。しかし、プロトピテクス化石はバイアの洞窟で再発見され、軍配は孤高の田舎モンにあがっている(笑)。
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ペーテル・ルンド5月のシングー河・14(完)
今回は、突然のアクシデントで急遽、ロッジ⇒母船になっちゃったけど、隊員たちの反応は、そのほうが楽しい、と顔に書いてあった(笑)。実際に利点は多い。釣り場まで、ゆっくりと雄大きわまる大シングーの美景観を満喫できる。フリーザーがあるので航行中、いくらでも冷えた缶ビールをプシュできる。母船は釣り場に停泊なので、食事の準備など接岸中は隊員は自由にキャスティングできる。朝イチ&夜のナマズぶっこみなど、オレがサポートしてなくても、勝手にやってくれる。今回使ったアントニオ所有の母船には、台所がついている。便所もあるんだけど、水タンクが壊れてる(笑)ので、排水できなかった。まあ、ヤロウだけならまだ良いけど、フェミニンがいた場合は、トイレ修理が必要だね。キャビンはないので、就寝はハンモックを吊るか、砂浜テント・キャンプ、あるいは母船の二階テラスでテントを張る(笑)。これも意外に快適だった。
発電機が積んであるから、夜は照明があるけど、羽虫が無数に集まるのが難だね。大きめの蚊帳があれば良かった。
今回はテスト・ケースだったけど、まだまだ改良点はある。関係ないけど、母船オーナーのアントニオは、ハゲおやじだけど、姪っこのアンナ・カルラちゃん(15歳)が、かわいいという利点もあった(笑)。そのうち、彼女の画像もブログに載せようね。
……などなど。今後、母船利用でのシングー隊員募集も始めます。貴兄も貴女も、シングー河で釣りを楽しもう!
シングー河のカショーロは、彼らの一生の思い出になったろう、しかし……
連載「5月のシングー河」本編が完になった後、東斗・酔釣拳のヤマ師からメールが来た。「またブラジルのビールが飲みたくなってしょうがない今日この頃です……」 やっぱり発病した。
アマゾン釣熱病には、予防接種も治療薬もない。唯一の処方は、もう一度来ることしかない。発病した彼らは、5年後に向けて始動を始めた。
外伝もこれで完でお終いね…… 見上げる天空に南死釣星なし!
全斗・大河爆裂釣神拳の始祖、グランデ大老の記
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5月のシングー河・13
5月のシングー河・外伝・1(生きもの)
シングー河畔は、パンタナルなんかと比較すると、動物たちがそれほど多くは観られない。その理由は、サピーによる捕獲圧である。カピバラのクソは、そこかしこに落ちているけど、日中に観ることは稀だ。カピバラと同様に、バクやパカ(げっ歯類)なんかもいるけど、夜でもないと現れない。ジャガーも超稀だ。だから哺乳類はなし。鳥類は、ベニ、ルリ、スミレの3種コンゴウインコは、いつものように頭上を叫びながら飛んでいた。今回の出てきた爬虫類は、モンキヨコクビガメが少し、アカアシリクガメ(なぜか鍋に入っていた)、グリーンイグアナ、そしてメガネカイマンだった。
無脊椎は、岸辺にグンタイアリの群れが観れた。昔むかし、「黒い絨毯」って映画があった。主演は、現地名タオッカの軍隊蟻の筈だけど、なぜかスタントでサウーバ(ハキリアリ)さんたちも出演していた怪映画だった(笑)。比較的最近では、インディ・ジョーンズのクリスタル・スカル、ペルー・アマゾンが舞台で熱演してたね。映画のおどろ恐ろしい、なんでも、またたくま白骨化と違って、実際のアマゾンのグンタイアリは、たいして怖~いアリじゃあない。咬まれると痛いけどね。田舎の人家にも行軍が稀に入ってくるけど、民家のオヤジは、「ゴキブリが減るわい」、と喜ぶ。
外伝2に続く
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5月のシングー河・12
5月のシングー河、総括&反省など
ヤマ&ザミー、シングー隊の準備期間は、約1年だった。二人とも、夢の実現を諦めることなく、よく来てくれました。極東の島で忙しい生活を送っているサピーたちには、いろいろな思いが交錯する。アマゾンに行こうと思い立って準備を始めても、諸事情で夢を追いきれず、途中挫折する悲しいヒトも少なくない。釣りのほうでは、目的のカショーロをゲットできて、めでたしめでたし。たまにペッシ・カショーロを軽視する視野の狭いバス屋なんかいたりするけど、素晴らしい釣魚だ。二人とも、そのファイトに感嘆していた。この時期、ピーコ&ビックーダは、こんなもんでしょう。タライロンは、オレは予想してたけど出なかった。もう少し水が引かないとね。今回は、ちょっとナマズ狙い時間が少なかったなぁ。二人にレッドテールキャットを釣ってもらいたかった。
死釣ストリンガーは、二人とも置いていった(笑)。オレは、呪いの赤いロープを解いて、釣闘神オーラで洗浄し、黒いロープに交換した。これで爆釣ストリンガーに生まれかわった。大事に使わせていただくことにする。
缶ビールの準備に関しては、オレもちょっと読みちがえてたね。彼らが東斗・酔釣拳の使い手だったと知らなかったからである(笑)。
フィン(本編・完)
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5月のシングー河・11
ついに最終日
アサイチ、セラちゃん専門家、母船前で大きな個体をゲット。
昨日の悔しさが隊員に残っていたので、レッドテールキャットを少し狙ったけど、ボーズ。その後、カジュエイロの岩島でルアーを楽しむ。
母船で再びロッジ前まで移動。ジョエルに金を渡して、ボートをちょっと早めに返す。昼食から帰路の航行の慰め用に、もう1ダースの缶ビールを追加するためである(笑)。ロッジに戻った隊員は、また釣り。オレは、前々からドナ・タッチに購入を頼んでおいた雄鶏を〆るためにロッジ厨房にいく。そう、7月に新しい#8のフライ・ロッドが手に入る。アロワナ用のテレストリアル・フライを巻きたいのだ。そのためのクック・ネック・ハックルが欲しい。母船に戻ると、やや大きめのビックーダが隊員に有終の美を飾ってくれていた。
午後1時。缶ビールが届いた。隊員たちは、冷えたビールに嬉々している。ツマミは、前日に釣ってフィレにしておいたポコモンのフリット。このナマズ、顔の悪さに正比例して(?)、身にむっちり弾力があって美味しい。ホントはアジトに持って帰って、スリ身にして笹カマを作ろうと思ってストックしてたんだけど放出。ロッジから出航。さあ、戻ろう。帰路は下りだから5時間くらいかな。夕刻にアルタミラに無事到着。晩メシは、河畔レストランで淡水イシモチの唐揚げをサカナにまたビールを飲む(笑)。そして空港へ。
続く
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5月のシングー河・10
最後の晩餐の日
この日は主に、ボートで移動を繰り返しながら岩場の陸っぱり。狙いは、ピーコ、ピラニア、ビックーダなど。十分楽しめるくらい釣れた。でも、なぜか気炎を吐いちゃったのは、オレのダミーたちだった。すなわちジョエル兄弟。オレのダミーは、釣りが上手いんだ。何しろ普段は、プロ漁師だもんね。5月の時期としては、まあまあ大きめピーコが2尾。食用にキープ。
午後は、4時ころからエサでナマズ狙いにする。早々にダミーたちが、数キロ級のレッドテールキャットを釣ってしまう。それも2尾。隊員たちもアタリはあるけど、釣れなかった。しかたがない。ダミー・フィッシュ(笑)で記念写真だけでも撮ろう。
夕暮れが迫ってきた。オレンジ色になった太陽が、悠久のシングー河に落ちていく。
夕暮れ前、ダミーがまた別ナマズを釣った。現地でポコモンと呼ばれているドカンマウス・キャットである。
シングー河畔の宿泊も今日で最後だ。いつものことだけど、あっという間に時間が過ぎていった。最後の晩餐は、評価の高かったピーコックのレモン・マリネの大盛り。そして…… 、ついに冷えたビールの在庫が切れた(笑)。6ダース買っておいたソフト・ドリンクは、かなり余っていたのにね。しゃ~ない。清涼飲料のピンガ割りじゃぁ~! ブラジル焼酎のピンガってのは、サトウキビ蒸留酒である。基本的には、カリブの海賊が好んだラム酒と同じようなもの。ラムとコーラのカクテルは、クーバ・リブレ(キューバの自由)って言うんだぜ。カストロが革命に成功して、合衆国資本の企業を追い出したとき、国民から強い要望が起こった。「オレっち、冷えたコーラだけは、続けて飲みたいよぉ!」 工場を国営にして残したけど、コカ&ペプシ銘柄は資本主義色が濃いから、いかにもマズい。そこで、ヒゲのオジさんは考えた。自分の大好きなラム、それに国産コーラを注ぐ。まさに我々のためのカクテル。こうしてクーバ・リブレが生まれた。最後の晩餐会には、ブラジル名物ガラナのソフト・ドリンクも残っていた。そこで、グランデ・オガワは考えた(笑)。ガラナのピンガ割りは、ブラジル・リブレって言うんだぜ(ウソです)。
続く
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5月のシングー河・09
カジュエイロに移動
この日の午前中、ロッジ敷地からボートで30分くらいのとこにあるKM・13(キロメートル・トレーゼ)という小村に行った。もしかしら、村の雑貨屋にビールがあるかも知れない。ジョエルに買い物させてる間、シングー岸辺でルアーを投げたけど、アタリなし。幸い、缶ビールは2ダースを追加できた。昼食を食べながら、母船で上流に移動する。航行中は、河風が気持ちいい。次なるポイントは、カジュエイロ。昨年の8月~9月は、ピーコやタライロンを数釣った漁場。レッドテールキャットも多い。
母船を停泊させた岸辺の前は、砂浜の早瀬になっている。母船到着と同時にルアーを投げ始めた隊員たち。ほどなく早瀬で小魚を追うボイルが始まった。ビックーダの群れである。かなりの回数のヒットがあったけど、ビックーダの猛遊泳スピードにリール巻上げが、なかなか追いつかない。
午後は、岩場の陸っぱりで、ピラニアやピーコと遊んだ。カジュエイロは、やっぱりロッジ前よりも魚が多い。ザミー隊員が好調。死釣座は消えた。
ヒットはあったけど、不思議なことにヤマ隊員にピーコが釣れない。彼はセラちゃん(ピラニア嬢)専門と化していた。
母船での晩餐メニューは、昨日釣って、フリーザーに入れておいたカショーロ腹部の炭火焼き+ピーコックバスのレモンしめマリネ風。レモンは、ロッジの庭でもいだヤツだから、果汁がたっぷり。これらも共に絶賛された。追加で仕入れた缶ビールも、すでに危うい(笑)。
ナマズ狙いで、母船からエサを置き竿でブッこんで置いた。夜の9時ころにアタリ。傍にいたザミー隊員がアワセたけど、80ポンドPEをブチ切っていった。おそらく、30キロ以上のレッドテールキャットだろう。
続く
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