5月のシングー河・08
本戦の2日目
昨日の夕マズメの後、ボートを下流に戻さずに、ロッジ前の崖下に繋いで、歩いて母船に帰った。翌日また激流を遡るのが面倒だからである。今日は、朝マズメの一時をカショーロ狙いに当てた。秘蔵ポイントは、狭いほどじゃないんだけど、陸っぱりだと激流フィーディング・スポットが数箇所に限られる。今朝は、河の真ん中の飛び岩に登った。昨年、何回かオレが一人で半日ほど陣取った岩である。両側の流れにスポットがある。岩に登って右岸側を攻めたザミー隊員、待つほどもなく強烈なヒット。しかし、50ポンド・テスト以上のPEが高鳴りと同時にブレーク! ここには、怪物級(15キロ)もいるんだ。そんなヤツか? ヤマ隊員がビックーダを釣って、朝のカショーロ狙いを終了。夕方に賭けることにした。やっぱり、死釣ストリンガーは、母船に置いていったほうが良いよ(笑)。
この日の夕マズメ、なんとかザミー隊員にカショーロをやっつけて欲しい。オレのシナリオでは、二人が河の牙をやっつけたら、上流の別の場所に母船移動と書いてあったからである。しかし、早めに死釣ストリンガーを母船に置いたヤマ隊員のほうに、またヒット。
コツをつかんだか? ヤマ隊員は、無難にランディング。
しかし、ザミー隊員にはアタリがない。だいぶ陽が落ちてきた。彼の背後の天空に、南十字死釣座の影が…… マズいぞ…… オレは、シングー釣闘神を呼びだし、「今度、キンパツのアルタミラ・ギャルを紹介するから、ザミーちゃんに釣らせてよ」、と頼んでみた(笑)。闘神さまから「一回だけのチャンスをやろう」、という太っ腹な返事。そこで、ザミー隊員に、「まだ、もう一回はチェイスがあるから、頑張ってね!」、と声をかけた。
バラさないでよ、ザミーちゃん。ボートそばでジャンプしたときは、流石のオレもハラハラ。サポートは、もちヤマ隊員だ。
めでたし、めでたし。これで、オレが描いたシナリオの半分以上は、無事に消化だ。実にウレしい。
この日の宿もロッジ河畔になった。ドナ・タッチが持ってきたのは、アカアシガメ(陸亀)の煮込み。たいへん美味しく、いよいよ缶ビール在庫の底が見えてきた(笑)。
続く
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5月のシングー河・07
おっとっと、ブログ1日抜いちゃった(笑)。
本戦の初日、午後の部
昼食は、母船に戻ってとった。軽いシェスタ(昼寝)でパワーを溜めて、いよいよ、河の剣歯虎、ペッシ・カショーロ狙いだ。今回のメイン・イベント。ボートでポイントを目指すが、途中の激流が登れないという事態が発生した(汗)。ここを通れなかったら、今回のチームには惨めな敗退しかないぞ! 南十字死釣星の呪いか? だがセンデーロ・ルミノーゾ(スペイン語の光の小道)がある。岩場でオレと隊員たちが降りて、軽くなったボートでパイロットのジョエルたちに別ルート遡上を試みさせる。30分ほどして、何とか乗り切った。そして、オレ秘蔵のポイントに到着。しかし、まだ午後4時。ちょっと陽が高い。5時くらいになって、向かいのジャングルの崖の裏に陽が降りて、シルエットにスピノサウルスが浮きあがって(?)、水面に影をつくるくらいがベストなんだ。右岸の渦巻きポイントでまず、ザミー隊員にヒット。かなり沖目で銀白の魚体が跳ねて、ルアーを吹き飛ばしてバレた。続けて、またザミー隊員。これもバラし。3発目もザミー隊員の再バラし。ヤマ隊員は、アタリなし。
5月のシングー河、オレの秘蔵ポイント。ここで釣ってもらわなきゃ、駒が先が進めない。オレの釣戦士ダミーのジョエルにゴツいスピニング・タックルを渡して、サグリをやらせることにした。ルアーは、オガーズ・クラフトのジョイント・レポリックス。下流に入ったジョエルが、15分ほどしてカショーロをゲット。ミディアム級タックルで試し釣りをやってみたオレもゲット。これもジョイント・レポリックス。対・増水期カショーロ用にオガーズ・クラフトが開発したスグレモノ。
言うまでもなく、オレやスタッフだけが釣っちゃうというのは、隊員さんたちがボーズだった場合、たいへんに都合が悪~い(笑)。しかし、釣れるということを見せること、オレのやりかたなどを真似てくれるとヒット率やランディング率が上がるであろうこと、などがある。実際にオレのルアー選択、電撃&強烈アワセなどを参考にしてくれたようだ。
そしてついに、それまで沈黙していたヤマ隊員が火を噴いた。水から突きでた大岩からヒットした彼は、オレがハラハラするほど、猿のように身軽にボートに飛び移った。岩を蹴って飛んだことを、もしかしたら彼は覚えていないかも知れない。脳思考が完全に飛んだ形相を呈していた(笑)。何度かのカショーロの跳躍。おそらく、日本で夢にまで見たであろう美しい怪魚! バラしたくない、という彼のオーラがシングー河面に満ちた。ランディング・サポートは、ザミーちゃん。慣れてないから、ハラハラ混じりで、ちょっと手間取る。ヤマ隊員の形相が鬼面になった(じょうだんですよ!)。しかし、なんとか無事に収容。そのとたんヤマ隊員の顔が、お人形になった(笑)。
ヤマ隊員の口は開きっぱなし。よだれが垂れても、もちろん気にしない。
結局、この日。ザミー隊員は、アタリは多かったけど、ランディングなし。死釣ストリンガーは、母船に置いていったほうが良いかもね?
この日の宿泊は、またロッジ河畔。晩餐レシピは、朝に釣ったピーコックバスの丸焼き。「美味しいと聞いていたけど、イメージしていた以上の美味」、ってみんなが言うよ、ってコメントしたら、「その通り以上です!」、というお答え。また缶ビールの在庫が、ぐんと減った(笑)。
続く
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5月のシングー河・06
本戦の初日、午前の部
いよいよシングー・フィッシングのバトルの開始だ。朝食(パン、ハム、コーヒー、パイナップル)の前に、燃える闘魂たちは、アサイチのフィッシングに出ていった。少々のピラニアを釣ったようである。今日の午前中は、シングー河の左岸に沿ってボートで遡上し、流れのポイントのピーコックバスを探ることにした。まずオレが、1キロ半くらいのシングー・ピーコックバス(シクラ・メラニアエ)をゲット。食料としてキープする。
隊員たちにポツリポツリとピラニアのアタリはあるものの、なかなか絶叫がジャングルにコダマしない。小休止のとき、ヤマ隊員が、「死釣星が……」、とつぶやいた。ははは……、よく知っていますね。ウレしナツカしい。今から20年近く前、ウァトマン川の釣りでタフだった時間、オレの脳内細胞に湧きでた単語…… しちょうせい。その後、ルアー・マガジン誌に、「アマゾン猛魚列伝」シリーズを書いてたとき、ジャングル・ファイトって項の結びキメ台詞に、「見あげる空に死釣星なし!」というフレーズを使った。ヤマ隊員の背後の空を見あげ、「そういえば、あそこに輝くのは、南十字死釣星か……」、と笑ったら真顔で、「見えません!」、と笑って怒られた(笑)。釣り人は、存外に軽妙な縁起かつぎが多いのも特徴だよね。ヤマ隊員が、ピラニアをゲットし始めたとき、「ストリンガーをボートに置いてきたときから、釣れた」、というセリフを吐いた。今回の彼らは二人ともゴツい金属ストリンガーを持ってきていた。オレのシックス・センシーズのアンテナに触れたのは、二人のストリンガーのロープが真っ赤な紐だったことかな? この色には何かの魔性を感じたね。シングー河に死釣ストリンガー伝説が生まれたのか(笑)!
熱帯魚好きのヤマ隊員は、シングー・バイオレット・ブラックの怪しい黒紫の輝きに感嘆していた。並みのブラック・ピラニアは、日本にも入荷してるけど、本種はほとんどないと言っていい。違いの判るオトコなら、涙がでるだろう。日本で買ったら、20万円!
隊員たちの調子も徐々にあがってきた。しかし、なかなか大型ピラニアが来ないね。デッカいのが流れでヒットすると強力だから面白いんだけど。
ザミー隊員は、小さなピーコも釣った。シングー河のピーコックバス・シーズンは、8月過ぎからの減水時期。オレの予想通り、ぼちぼち程度なら釣れる。でも食材として、できれば欲しい。
続く
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5月のシングー河・05
キャンプの夜&天候
岸辺の砂浜にテントを張った。暗くなってきたので、晴れていたから面倒だったので、とりあえずフライ・シートなし。5月のシングー河畔は、メイ・フライ(かげろう)が超大量ハッチして、電球まわりに無数に集まる。これがパタゴニアのようなトラウト釣り場だったら、スーパー・ライズがあるんだろうけど、アマゾンでは、カラシン小魚がちょっと喜ぶ程度である。メイ・フライは刺さないけど、うっとうしいのでテント内での夕食にした。
晩飯レシピは、ドナ・タッチ製の無難な牛肉の煮込み、スパゲッティ、ご飯、サラダ。早めの消灯をすると、テント天井の蚊帳ごしに、砂金を散りばめたような満点の星空が浮きあがった。シングー河の上流方向に、くっきりとしたサザン・クロス。
南十字の見つけかたには、簡単なコツがある。まず南方面と見当をつけた方向の地平の上にある2つの明るい星を見つける。ケンタウルス座のアルファとベータだ。アルファ・ケンタウリは、全天で3~4番目に明るい恒星だから、すぐに分かる。ベータ・ケンタウリ(アジェナ)は、アルファの右にあって、これも明るい。この2つの星は、「南の指極星」とも呼ばれているほど判別が楽である。指極星の右延長上に、南十字座がある。サザン・クロスは、大きな星座でなく、たいして等級も高くないけど、シングー河畔の空なら、はっきり見える。近くに、もっと大きくて明るい、俗称ニセ十字と呼ばれるのがあるから、ダマされないようにね(笑)。モノホンは、十字の中の右下に、「十字のエクボ(笑窪)」と呼ばれる小さな星がやさしく微笑んでいるのも特徴だ。
夜明け前、おそらく午前4時ころ。小雨がパラついた。オレは、母船のハンモックに避難したけど、たいした雨でなかった。ヤマ&ザミー隊員は、テントにフライ・シートを被せて、また高いびきに戻った。ハンモックの上で、メール交信にヤマ隊員から、「インターネットの天気予報によると、全日程が終日の豪雨になってますが、だいじょうぶですか?」、という質問があったのを思いだした。ネットの地域情報は、人口密度が高い場所ほど、詳しく正確になるけど、サピー集団の希薄なアマゾン地方の天気予想なんて、ま~るきりアテにならない。外れてもクレームごねるヤツがいないからね(笑)。グーグル・アースでアマゾンを観ると、モヤがかかってる、鮮明でないトコがたいへん多いのも、同じ現象だ。観測衛星が、頻繁に情報を拾ってないんだね。今年の雨期の移り具合、そして最近の天候から、オレは「1日に3~4時間降るかも知れないけど、心配なし」、と答えておいた。実際にはもっと雨が少なかった。オレのシックス・センシーズ予報のほうが、ネット・コンピューター予想より正確だった(笑)。
続く
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5月のシングー河・04
Y氏たちの到着
催行3日前の現場連絡で予想通り、トランス修理できなかったことを知った。やっぱりね(笑)。そして、知人アントニオに打診していた母船を使うことを決定した。今回のシングー・チームは、ヤロウ2名である。ヤマちゃん(Y氏)と友人のザミーちゃん。早朝のアルタミラ空港に出迎えに行く。サンパウロ空港なんかと違って、こんな辺境にやってくる日本人は珍しいから、簡単にメンバーを識別できる(笑)。空港から港へ行くタクシーの中で、母船を利用することを伝えた。太っ腹の釣り師は、まるで動じない同意を見せてくれた。おそらく、某JTBツアーなんかのジジババ連だったら、待ってましたとばかりの因縁をつけてくるだろうねぇ(笑)。
初日は、主に移動である。港でアントニオの姪っこのアンナ・カルラちゃんをからかったりして、出航は午前11時ころだった。早々に冷やしておいた缶ビールをフリーザーから出して、プシュっとやる。母船には、小さな台所がついている。コンロでタマネギをあえたTボーン・ステーキをバターで焼いて、ツマミにする。美味い。ボートと違って、母船では、くつろげるテーブル&イスがある。視界は、ゴミひとつ浮いてない超雄大な美景シングー河。未知のアマゾン・フィッシングのワクワク期待で、談義も弾む。あっという間に1ダース以上の缶ビールが空いた。事前にオレが用意した缶ビールは、10ダースだったけど、これから5日間半。終盤前におそらく枯渇しそうだねぇ(笑)、と予想する。「母船だと素晴らしい景色を満喫しできて、ロッジ利用より楽しい……」、という隊員たちオピニオンがウレしい。適当に気持ちよくなったところで、みんなハンモックで横になる。
まどろんでいたオレが眼を開けると、あれれ。オルランドさんの家の前を通過中である。そこは、シングー河の右岸にある。目的の宿泊地は、左岸という打ち合わせを船長としといたのにねぇ。こういうことは、アマゾンではしょっちゅうある(笑)。でも、目的地はオルランド家のちょうど対岸だもんね。舵を右にとってシングー河を横断する。到着したのは、夕方の5時前くらいだった。
初日の停泊地は、実はロッジ敷地の岸辺である。在住の管理人カピシャーバのムスコ、ジョエルを現場ボート・パイロットに使う都合、管理人のカアちゃんのドナ・タッチに料理を作ってもらうつもりがあったし、オレが秘蔵しているカショーロ・ポイントにも近いからだ。まだ陽が高かったので、近くの岩場で遊ぶことにした。はっきり言って、ここは良好ポイントではないけど、肩ならしである。
ピラニアやビックーダがポチポチとチェイスしてくるけど、やっぱ、たいしたことはなかった。暮れかかるころ、大型ピーコのボイルがトップにあったけどね。
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5月のシングー河・03
現場プランの直前変更(汗)
まず、メインのターゲットを「河の牙」ペッシ・カショーロのルアー・フィッシングにすること。これを了承してもらったけど、その後の通信で、「ピーコックバスや他の魚種も釣りたい!」、というアングラー特有の欲張り・リクエストもきた(笑)。「5月でもピラニアは大丈夫、ピーコックバスやビックーダはぼちぼち、ナマズも狙える」という返事を返した。
さらにイリリ合流点下流のロッジを利用すること、など細かい打ち合わせをしていった。ブラジル観光ビザ、フライトの確保、彼らが希望した熱帯病予防接種(黄熱や破傷風など、日本ではバカ高いけど、ブラジルはロハである)、その他必要な作業を進行させていった。そして、いよいよ催行が近づいてきた。しかし、であ~る!
Y氏グループの来シングーの2週間ほど前、たいへん困った事件が突発した。強風でロッジ付近の高いヤシ樹が倒れた。それが配電線を切り、ロッジの電柱トランスが焼けてしまったのである。すなわち電気がな~い! オレは急いでロッジに急行した。催行までに電気が来る可能性があるのか? もし電気が来なかった場合に、どうゆうアレンジが必要か? ついでにフィッシングの現状コンディションも知りたい。
釣りコンディションは、メイン・ターゲットOKの感触を得た。しかし、トランス修理のほうは問題が残った。地元電気公社の担当は、「おそらく、だいじょうぶ…… 」、とのご意見だった。だけども、オレはまったく信用しない(笑)。なぜなら、公営(ブラジル・ノーヴォという市の管轄)、すなわち「同国の親方日の丸(?)」の仕事は、まったくアテにならないからである。これは世界共通ではあるけれど、ここは脳天気の国ブラジル。約束があっても、ダメだったら、ハハハでお終い。
電気がないというのは、たいへんにツラい。なぜなら、冷えたビールの準備が苦しくなるからである。Y氏メールで、「現場で美味しいビールは飲めますか? 多めに用意してください…… 」というリクエストが来てて、「まっかせなさ~い!」、という返信をしてあった。
ロッジの使用をやめよう、と決めた。発電機とフリーザーのある近在の民家で泊めてもらうか? 2件ほど知り合いの民家に当たって、仮の了解を得た。他にも方法があるぞ。発電機&フリーザーを積んだ母船を使う案だ。実は前からやってみたかったペンディング案件。
続く
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5月のシングー河・02
ペルー・アマゾンから戻ってブラジルのシングー河畔にアジトを構えたオレは、付近のフィッシング状況の調査をすると同時に、Y氏との交信を始めた。
『HPを拝見しているとウァトマン川のプランが良いかな?と思っているところですが、その他おすすめのプランおよびシーズンがあればご教授いただければ幸いです。来年の1月後半から2月くらいが希望です(職業上休みがとりやすい時期なので)……』
ウァトマン川の1月~2月は、年間でもっとも水位が高い時期である。ピーコックバスは、ほぼまったく釣れる見込みはな~い(笑)。だから、もし1月~2月だったら、ネグロ河しかないですよ……、と返事した。
『プランについてですが、私たちとして必ずしも大型ピーコック狙い!というわけではなく逆に出来るだけたくさんの魚種を釣りたいと思っておりますし、アマゾン川でキャンプして満天の星空の下で、熱帯魚や虫や動物、植物についてオガワさんのレクチャーをいただけたらすばらしい!、と思った次第です。我が家にもセルフィンプレコのペアがおります!めちゃめちゃ餌を食べて1年ちょっとでおよそ30cm!になりました。』
おぉ、どうやらY氏は、熱帯魚界の生き神様(笑)とも呼ばれている(?)某グランデ氏のこと知ってるな。いろいろな魚種を釣りたい、プレコ好き、ってたら、お奨めはシングー河きゃないね。その後、Y氏の友人などの都合も含めて、5月下旬~7月頭くらいに時期が移った。2011年フィッシング調査で、3月~5月に、確実にペッシ・カショーロの群れが居着く激流ポイントを発見したオレは、大型カショーロの写真をY氏に送った。その返事がきた。
『写真ありがとうございます! しかしこんな怪物がほんとに釣れるのでしょうか?もしかして100回に一回くらい? 気分はもうシングーです!』
これで、シングー河の翌年5月末、催行が決定した!
続く
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5月のシングー河・01
イントロダクション
昨年(2011年)4月、オレは雄大なる大河を河口部から中流、ペルー領まで遡った。栃木N水族館の魚類調査隊案内の仕事が一段落したのは、日本ではGWが始まる4月の末。ブラジルへの帰路をたどる行程で、5月の初旬、ペルー、ブラジル&コロンビアの三国の国境に宿を取った。ペルー領サンタ・ローザは、蚊が多くてボロ宿しかない。ブラジル領タバチンガは、物価が高い。だから、コロンビア領レティシアのペンション宿に入った。近在にヒバロ族の干首を秘蔵する妖しい土産屋、美味しいコロンビアン・コーヒーの飲めるカフェ・バーもある。
5月1日は、ディア・ド・トラバッホ(メーデー)で祝日だけど、南米にはもちろんGWはない(笑)。日本では、ホリデー騒ぎの最中なんだろうけど、ここはいつものように悠久のアマゾン河と甘ったるい時間がゆったりと流れていくだけである。マナウスまで下る定期船の待ち時間があったので、セントロにあったラン・ハウスに入った。メール・ボックスを開くと、大阪在住のY氏という方から通信が入っていた。文面イントロは、こんな感じだった。
『以前より(2007年)ごろより3~4年越しにHPを拝見させていただいており、そのたびに夢を膨らませつつ禁煙・禁博打により少ない小遣いを少しづつ貯金し、やっと何とか友人とともにアマゾンフィッシング計画の実行に目処がつきそうなのでメールさせていただきました。』
こうゆう夢を追うオトコ(オンナでも結構・笑)の文章って、格好いいなぁ。アマゾン・ド僻地にいても、地球の裏側からの通信が見れる時代になったけど、一般に南米のネット・カフェは、日本語が読めても、レトラ・ジャポネーザ(日本文字)が打てないPC環境であることが多い。Y氏には、オレが旅行中の由、ちょっと待っていただければ、詳しいお返事をします…… というローマ字の返信を送った。
続く
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5月のシングー河・00
報告シリーズ開始
2ヶ月近くかぁ、ブログの休刊(汗)。雑誌なんかだと、休刊とは、すなわち廃刊とほぼ同義なんだけど、オレはアマゾン不死鳥の生血をすすったことがあ~る(笑)。ということで、ゾンビー!
遅くなったけど、5月に催行したシングー河チームの報告シリーズを始める。隊員はヤマちゃん&ザミーちゃんの爆釣酒家の二人。さてさて、その顛末は…… 彼ら自身の旅行記も、「地球の歩き方」旅スケに掲載されてるんで、それも見てちょうだい。↓
http://tabisuke.arukikata.co.jp/album/15774/
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博研・45:外伝・14:アメギノ・2
カルロス・アメギノ
カルロスは、前回登場のフロレンチーノの弟である。兄貴の採集フィールドは、主に暖かいパンパス地方だったけど、カルロスは凍てつくパタゴニアを得意とした古生物探検家。サンタ・クルス郡のリオ・ガジェゴ市から60キロほど離れたエスタンシア・ラ・コスタでホムンクルス頭骨化石を掘ったのも彼である。
パタゴニアの南部地方は、新生代中新世の霊長類化石の宝庫で、ホムンクルス以外にドリコセブス(1951年)、トレマセブス(1974年)、ソリアセブス2種(その内の1種の種小名は、アメギノラム、1987年)、そしてカルロスの名前を冠したカルロスセブス2種(1990年)などが記載されている。
現生霊長類で唯一、夜行性なのはナイト・モンキー、すなわちヨザル類だね。オレは、ペルー・アマゾンのプエルト・マルドナードにあるロッジのレストランの夕食中に観察したことがある。オモロイ顔をしたヤツだ。トレマセブスは、ヨザルの仲間だね。
前回登場したダースベーダー、すなわちキリカイケが発見されたのは、ガジェゴ川の河口部である。この川は、ヨーロッパから移植されたブラウン・トラウトの降海型の大型が遡上することで知られている。
アルゼンチン南部サンタ・クルス地方は、今は大型トラウトの宝庫になった。超デカいレインボウ・トラウトがウヨウヨの湖もある。
オレはパタゴニア北部のバリロッチェまでしか行ったことがない。しかし、将来必ずサンタ・クルスまで入りたい。もちろんフライでデカ・トラウトを狙うんだけど、幻のコウテイモンキチョウ、そしてサル頭骨化石との出会い、と夢は尽きない。
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