隊員募集のお知らせ
フィッシング・チーム2016年度版アップロード
アマゾン・フィッシングを夢見る賢男&賢女の皆さま、本年度のグランデ・オガワのアマゾン・フィッシング・チーム隊員の募集要項をアップロードしました。下記のURLから、ぜひご覧になってください。
http://ameblo.jp/amazon-anglers-team
2016年も昨年に引き続き、シングー・チームに力を入れていますが、他地域のチームも組んでいます。
●2016年度の隊員募集スケジュール
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●AMAT美術館……フィッシュ・スカルやイラストが載ったエキゾチック・サイト
6月のメシアナとシングー・その17(総括&未来編)
今回のチームの結果論、これからのより良き手法などを軽く考察してみよう。今回メンバーは、釣りの経験が希薄、はっきり言ってお世辞にも、お上手とは言えない。釣りに於いて、プロであっても、トウシロであっても、①魚がたくさんいるとこに行く、②魚がエサ(疑似餌でも同じ)を食う場所に適切なシカケを置き、できるだけ学習する(スレる)前にハリに掛ける、③ヒトの2倍も3倍も釣る策(笑)を講じる、という重要なオオキモが3つがある。
①は、アマゾンを知りつくしたグランデ・オガワ怪人をコーディネートに選別したことでクリアーできたのが賢明。②は、コーディネーターが適切にポイントにシカケを送れるグッズのセッティングをしたとしても、素早く正確なキャスティングという個人スキルなどが必要で、事前の修練が必要である。これは今更、現場では少ししか解決はできないから、今回は泣くしかない。③の点は、けっこう簡単な作業だ。ヒトの2倍も3倍もキャスティングして、2倍も3倍もエサ(疑似餌でも同じ)が水中に存在する時間を作る。すなわち、常に小まめにセカセカとやること。素人であっても解決できる個人技だ。
ブログ文章を読めば瞭然だけれど、今回はタケちゃんが圧倒的と言えるほど、フーさん釣果を上回った。理由は歴然、③の部分の信念と行動がまったく違っていたからである。フーさんは、学生時代のタケちゃんのあだなを低い声で教えてくれたけど、それはブルー・ブレード、すなわち『青筋』(笑)。彼はたしかに熱心に小まめに頑張ってくれた。だからこそ釣れた。オレとしては、隊員さんたちがバコバコたくさん釣れるほどウレシイ。
太っ腹で大物のフーさん曰く、「セコセコやるのは、性に合わない……」。たしかに怪人も、セコセコやるのは好きじゃない。しかし、オレみたいな超大物(笑)の真似はダメだ。怪人は、隊員より先に冷えたビールを飲んだりする(笑)けど、お客さんを押しのけて先に釣りをできる立場にはな~い。そして、経験値が宇宙のように豊富な上に、②のスキルが神のように卓越してるから、チンポの先っちょでしかやらないだけである。しか~しながらぁ~、フーさんに大物を釣ってもらう秘策は持ってるゼ!
その秘策は、ヒトの2倍も3倍も、アマゾン・フィッシングにくる回数を増やすこと(笑)。これなら、バッチリだ! 唯一の欠点は、怪人がいつまで、この仕事を続けていられるか? 仙人が即身仏になる前に挑戦してちょうだい!
さあフーさん、できるだけ早い次回、大型ナマズ専門で狙いましょ! ポイント案も持ってます。
<この連載の終了>
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6月のメシアナとシングー・その16
さあ、シングー最後の朝がやってきた。この日の午前中で楽しかった釣りも終わりとなる。この日は日程中始めての濃い朝もやの夜明けだった。
最終日イリリの早朝は、霧が立ちこめていた
まずちょっと朝の活きエサ釣りをやってみる。流石に何日もやってるんで、フーさんキャスティングもトウシロ級から毛が2本くらいまで上達している。
前日、悔しさの頂点に達したフーさんを慰めるため、ナマズのブッこみもやったけど、女神は微笑まず。早めに切り上げて、またいつもの小島で活きエサ釣りをやる。
ここの小島ポイント、設営地から至近なんだけど、いつでも魚信がある良釣り場。お二人とも、ちゃんとピーコをゲット
活きエサが切れた。お昼ころにはキャンプをたたんで帰路につく必要があるけど、まだちょっとは時間がある。それで、設営地付近で最後のトローリング。ここで有終の美、イリリの釣女神の最後の微笑み、フーさんにピーコがヒット。
これで、ちょっと長かった6月のメシアナ&シングー、年長者組チームのドタバタ活劇は、無事にジ・エンドにしましょう。
続く
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6月のメシアナとシングー・その15
極東島国のサピーたちは、「淡水魚は生臭」という固定観を持ってるね。このブログでも書いたことあるけど、「淡水魚だから生臭い」という事実は無根である。魚類は、生息している水の匂いを身肉に吸収する。すなわち、極東において「淡水魚が臭い」のではなくて、「ニッポンの淡水が腐っている」というほうが正解だ。魚類が水の匂いを体内に吸収する程度は、その種の食性にかなり影響される。もっとも匂いを取り込み易い体質を持つのは、スカベンジャー(水底なんでも腐肉食い)~コケ食い~雑食である。たとえば、東京湾の石油コンビナートのコンクリ壁についたコケを食ってるボラを食うサピーは、超ゲテ好きでも皆無だろう。ちなみに、きれいな海にいるボラは、実は脂の乗った美味しい魚だ。
フィッシュイーターたる魚食系は、比較的だけど、水の匂いを取り込みにくい。東京湾に多いシーバス(スズキ)は、外海から入ってくるイワシを多食しているんで、臭みが少なくて、『千葉沖産スズキ(ウソじゃあない・笑)』の商品名でスーパーでに並んでいる(食べたくないけど……)。もう一例挙げよう。雑食の小魚たちを多く捕食しているカスミのブラックバスを食べるサピーはいないと思う。けれど、メキシコの荒野ゲレロ湖、サンパウロ州の山中アンチバイーニャ湖で釣ったラージマウスは、美味しかった。
「水の臭い匂い」の主たる源泉は、テラ(地球)上で爆発的に個体群を増やしてしまったサピー、すなわち凶暴なホモ・サピエンスたちが垂れ流す物質に決まっている。いわゆるバイオ汚物、それにケミカル汚物が凶源となる。大型都市とか工場地帯などは、特に大量に排出される。
さて今日は、偉大なグランデ・オガワ・フィッシング・チームでのキャンプ晩餐のお話しをしよう。シングーってのには、流域に大型都市ってのがない。工業地域もない。お疑いなら、地図を見て調べてちょうだい。水を口に含んでも何も匂わない。汲んだ水でコーヒーを淹れると美味しい。
このところほとんど、キャンプ・フィッシングには、ボートのパイロットの他にもう一人アジュダンチ、すなわち手伝いを連れてくるようにしている。彼の任務は、まず第一にキャンプ資材の見張り役。
すでに伝説になっているけど、某N氏のシングー・フィッシング催行で、イリリ付近に設営した全キャンプ資材&お客の全荷物を、釣りやってる間に先住民にオール持ち去られるという事件が過去にあった。このグループは、怪人の主催ではなかったけど、お客さんの中に2人も知り合いのジャポネス(KちゃんとTちゃん)がなぜかいた(笑)。数年以上たった後、Tちゃんとペルー・アマゾンのイキトスで一緒に釣りをした。荷物は戻ってきたけど、某N氏がお金を取られた…… 、という顛末だったらしい。オレのチームで、そんな面倒な問題は起こしたくない。
アジュダンチの第二任務は、けっこう重い荷物運び。第三任務が料理の準備役と汚れ食器などの洗い役。まあ、とりあえず御飯を炊くこと、サラダを作ること、肉を焼くシュラスコ&魚の蒔火焼きがこなせれば良しとする。もちろんギャラ出せば優良シェフも連れてこれるけど、そんなことをやるとチーム参加費用がアップするから、隊員に申し訳ない。何時も大抵、大きめピーコなんか釣れるはずだから、これを焼いておかせる。蒔火焼きは、少なくとも1~2時間くらい、じっくり焼きたいけど、疲れて釣りからキャンプに戻った隊員やオレが下ごしらえからやるのは、かなり労働も消費時間もシンドイものがあるもんね。
シングーのピーコの蒔火焼きは、だれもが美味しいと言う。グルメのフーさんも賞賛していた。魚の焼きものはたいてい多めになるから、しばしば余る。捨てるのももったいないんで、翌日にこれから出汁をとる。スープだけでも、オジヤにしても、またラーメン汁にもたいへん良し。
続く
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6月のメシアナとシングー・その14
さて、処女との間接キッス(笑)でパワーをアップさせた我々は、いよいよ大型ナマズ狩りに本格出陣だ。イリリを少し遡ったモンデゥのお奨めポイント。雨期の最後っ屁かな、途中で雨が降ってきやがった。岸辺にもやって、ブッコみ釣り。フーさん、雨下の釣りにちょっと尻込み、ボート屋根のある場所で休憩タイム。タケちゃんは、間接キッス・パワーで燃えているんで、じゃんじゃん攻める。
雨足が強くなってきた。夕方にも似た感じに上空が暗い。こりゃ、チャンス? ひょっとして…… 来たあぁ~!
おぉ、隠れた奇才釣り師タケちゃん、ポンピング(大物を寄せるテクの一種)を知っている。流石にキングサーモン経験者さん。ラインを緩めるな、というアドバイスは飛ばしたけど、それほどハラハラさせることなく寄せてきた。そして、ランディング!
タケちゃんにオレが貸していたタックルは、2012年8月に大阪NTVの取材で、タレント照英さんに1.5mのピラルクをアラグァイアで釣ってもらった業物。10キロくらいのRTCなら楽勝の道具でもあった。さてフーさん、グーの音を吐く余裕すらなくなった(笑)。奥歯を噛みしめ過ぎて、臼歯がバキバキ砕けて飛び散っていく音も聞こえたような気もした(笑)。もちろん、フーさんも速攻で参戦。しかし、雨も上がってきて陽光がさしてもきた。
帰路には、けっこうな急流を下らなくっちゃならないし、早め切り上げで無情にも涙々のタイム・アップ。キャンプに着くころ、美しい太陽がイリリの丘陵に沈んでいった。
続く
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6月のメシアナとシングー・その13
古来よりインディオたちはお祭りが大好き。アマゾン博物誌なんか読むと、キャッサバ芋が収穫できた、密林に果物が熟れる季節になった、隣の村から嫁を盗んだ、ガキが勝手に増えやがった、などなどの適当な理由を作って酋長+呪術師の独断&偏見でお祭りを捏造することが多かったらしい。その最大の目的は、芋や果実から作ったビール、すなわち発酵酒をじゃんじゃん飲めることにある。
このインディオの発酵酒。カシリとかマサトとか、種族によって呼び名は違うけど、古来は、インディオのオバさん~老婆が芋や果実を口の中で、くっちゃかくっちゃかやって、ペッと瓢箪の器に吐く。それを大量に大きな壷なんかに入れて1日くらい放置しておく。唾液に混じったある種の酵素が、発酵を促すらしい。
その昔の探検時代や博物学時代、冒険家たちは、しばしばインディオ村を訪問したけど、お祭りでこの発酵酒を、さかんに先住民たちに飲むよう勧められた。「ウゲえっ、ババアの唾液入り飲料かよ……」、と一瞬ビビる。しかし、飲まないで怒りを買って、首を刈られて酒宴の肴の焼肉にはなりたくな~い(汗)。冒険家の顔色を読んだ原住民ガイドが一計を図って、「この村の発酵酒は、かわいい処女が噛むのがキマリなんだそうですよ……」、とささやく。そして、めでたく騙された冒険家たちは、それを飲みまくる。ウソに決まってんじゃん(笑)。
お祭りのために作った発酵酒を、モンデゥがもらってきた。もちろん我々も賞味するに決まっている。小型ポリタン入りが手づくりっぽい。色は淡い茶色で少しトロっとしている。お味のほうですが、やや酸味があって、ほんのわずかワインぽくもあって、ジュースっぽい感じも漂い、なかなか美味しい。ほのかに処女の唾液の香り(実は賞味した経験がある……)がしたと感じたのは、身勝手な気のせいだったのかも知れない。
ちなみにモンデゥたちの一族は、カリビ語幹の系統である。コロンブス時代のブラジル先住民たちには、1千を超すような多種な言語があった。それらを学者が調べて、ちょっと似たような単語を使う群でまとめてみると、一番多かったのが「トゥッピ・ガラニー」語幹族、その次に「マクロ・ゲ」語幹族だった。カリビ語幹族は、アマゾンではやや少数派であるけれど、遠く中央アメリカの西インド諸島、いわゆるカリブ海という言葉の語源となった種族と共通する語幹でもあ~る。このブログでも書いたことがあるけど、カンニバリズム(食人習慣)の語源でもあるね。
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6月のメシアナとシングー・その12
昨日ビックーダがでたとこに居た太ったピーコ
よいポイントって、入れ替わり魚が入るもんなんだ。さて、お二人のエサのストックが切れた。インディオ村に行って頼んでおいた小魚を仕入れよう。村に着くまでトローリングをやる。
オレのグループでも、ままあるんだけど、ある方向のサピーに釣果が偏ってしまうことがある。理由はいろいろあるはずなんだけど、今は深く追求しない。
タケちゃん連発。さらに……
オレは、差をつけないようなタックル選定をしているし、フーさんにヒットがない訳でもない。しかし、彼の魚はカカリが浅いのか、よくバレる。フーさんに聞こえないように小声で喋ろうね(笑)。理由は、やっぱり日ごろの行い…… か? これは、冗談ですよ(笑)。このころには、ホントウの理由を、怪人はすでに察していたのよ。これについては、このシリーズ最終章「総括の項目」で触れる予定でいる。
この日、ここのインディオ村の本家に属する部落(イリリのちょっと上流)で、お祭りがあるのだという。そのため、インディオたちは、おめかしなんかもして、いそいそと出発の準備をやっていた。
もちろん現在、裸族などというものは、世界中に観光先住民ショーとか、ド低級ドキュメンタリーの中にしか存在していない。
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6月のメシアナとシングー・その11
しばらく、小島の表がわで釣りする二人を眺めていたら、裏手のほうで小さなボイル音がでた。怪人の動体視力と地獄耳、指先の先端の接触感覚の性能の良さは、天界でも知られるところ。ちなみに、指先感覚は、濡れたプヨプヨしたフェミニン・ゲニタ物体を多種多数、多様にイジクルことでトレーニングし、マスター級に達した(笑)。それはさておき、ボイル・サウンドは、まあまあサイズ魚の捕食音と察した。低い木立の裏みたいだ。ここを攻めるのは、二人にゃ至難だよぉ~ん。枝に引っ掛けるのがおち。で、怪人が、しぶしぶ立ち上がった。
フーさんが、エイがいる! と、叫んでいる。おぉ、ポルカドット・スティングレイである。こいつも、1988年に怪人がポピュラー・ネームを命名したんだっけね。いつも君は、キレイだね。ちなみに、多彩なフーさんは、熱帯魚飼育の趣味も持っている。
ちなみに、シングーには、数種類以上の淡水エイが生息している。昔は、ディスケウス属とされていたマユゲエイ。しかし、知っているサピーなら知っているけど、シングーのマユゲエイには、マユゲがない(笑)。そして普通のヒストリックス系エイとモトロ系のポタモトリゴン属。ポルカドットは、上流のサン・フェリックス方面に白斑がより多い、いわゆるダイアモンド・ポルカと呼ばれる個体群が現れる。このタイプは、現地シングー河の熱帯魚漁師たちに、ジアマンチ・ネグロ(黒いダイアモンド)と呼ばれて珍重されている。関係ないけど、ブラジルでは、同名のチョコレートが発売されている(笑)。
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6月のメシアナとシングー・その10
さて技術&経験の豊富な素人組(笑)、ここシングーでもエサ釣りに決まった。ベストのエサであるカラシン魚は、たくさん泳いでいるのは観えるけど、ここは名だたる清流。単に投網を投げているだけじゃ、眼のよい彼らは素早く逃げてしまう。小物ハリで釣るのが確実ではあるんだけど、それをやっていると大物フィッシングのための時間をつぶしてしまう。さらに生餌は、持ちが悪い。すなわち、イケスに入れても死んで腐って使い物になるのが早い。こりゃ、誰かにエサ採りさせたほうがベスト。そこでモンデゥと村に行ってカシッキ(酋長)と会うことにした。カシッキは、モンデゥの兄弟だ。生きた小魚が1尾で、1レアル。50尾採ったら50レアル(当時の時価で約2千円)の懸賞金をかける。しかぁ~し、生来ナマケモノ癖のあるアマゾン先住民(失礼!)、こういうのをヒネた大人に頼んでも、けっこうムツカシイ。本当にゼニを払うのか、疑心暗鬼になるからでもある。こんなとき、怪人はいつもこう言う。「ハクジン、うそつく。ジャポネス(ニホンジン)、嘘つかない。ジャポネス、頭の皮剥がない。ジャポネス、ヒトのニク食わない……」 ま、冗談(笑)だけど、彼ら先住民たちは笑ってくれた。でも、実際に小魚を集めたのは、やっぱ子供だった。
続けて、素人のプロ(?)でも可能なトローリングを試みる。ここでもタケちゃんが好調。ブラピ&ピーコを立て続けにゲット。とりあえず、食用魚も手にはいって、よかった。
安全そうな岩の小島に二人を置いて、モンデゥとオレは、投網で小魚を少し調達に。このとき、ついでに投げたルアーに美味しいマトリンシャンがヒット。でも写真なし。小島に戻って生きた小魚のオヨガセを再開。フーさん、不調を払拭してちょうだい。しばらくして、彼に待望のヒット。
フーさんの泳がせにカショーロもヒットしたんだけど、やっぱり(笑)バレた。
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6月のメシアナとシングー・その9
さてさて、沿岸のマラジョー諸島から内地のシングーに転戦だ。午前9時すぎくらいにメシアナをセスナで離陸、約1時間のフライトでベレンのローカル空港アエロ・クルービに着いて、タクシーでヴァル・デ・カンエス空港へ。そこからアルタミラに飛んで、空港から港のポルト・セイスに直行。ボートを出したころは、午後4時ころ。今日はそんなに遠いトコまで遡れない。1時間弱のとこに設営した。オレは、メシアナに行く前からキャンプ資材を用意して預けてあったんだけど、やっぱ人任せは全面的に信用できない。ましてや、頼んだ相手は、アバウト人種のブラジル人(笑)。チェックすると少し足りないマテリアルがあった。だもんで翌朝早く、オレだけアルタミラに戻って調達。近いとこに設営していて助かった。そして昼前には再び遡上の旅を再開。
今回チームのキャンプ設営地は、支流のイリリ川岸辺にした。今回のボート・パイロット役となったモンデゥは、ラランジャル部落出身の純血先住民インディオで、彼の家族のアルデイア(ブラジルのインディオ集落)は、イリリの下流にある。彼の村の酋長に頼めば、2年ほど前から一般人が釣り禁止(インディオたち独自の法によって……)になっていたイリリ大瀑布まで入れる。と言っても、良釣り場に入れたからといってバコバコには、やっぱスペックも必要だけど。
キャンプ地に選定した場所は、アルデイアに近いとこなんだけど、咬むと痛いし腫れることもある赤いアズテカアリがいなかったんで助かった。こいつら食事の残飯(主に魚肉類)に集まるんだけど、ここは普段あまりキャンプする連中がいない場所なのかも知れない。
今回、ボート・オーナーのジョアンジーニョから発電機を借りて(有料だけど)きた。けっこう夜、長いこと回していた。まだ雨期が終わったばっかりの時節だったので、夜間の灯火に甲虫(雨期が主な羽化シーズン)が少しきていた。転がっていた中から、2つだけ拾ってもって帰った。
一つは、フンチュウの一種(大きいほう)。青い金属光沢が格好いい。もう一つは、スジコガネモドキ族のコガネカブトの一種。夜間にハスの花に集まる虫だね。怪人は、こういう渋いヤツって好きなんだ。近々の将来、自前で小型発電機を買って、キャンプ常備にしたい。そんで、夜間灯火のブラック・ライト・トラップ作って、甲虫を集めるのも一興だと思っている。
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