皆さんこんにちは!あまみんです!
今回は断熱等級とは何か❓についてお話しいたします。
少し専門的な話になりますが、簡潔に省略していきますね。
断熱性能は住宅の快適性やエネルギー効率に大きく影響します。断熱性能が高い住宅は、外気温の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保ちやすいため、冷暖房の効率が良くなります。以下に、断熱性能の重要性、評価基準、向上のための方法について詳しく説明します。
断熱性能の重要性
1. 快適な居住環境
- 温度の安定:断熱性能が高いと、室内の温度が外気温の影響を受けにくく、冬は暖かく夏は涼しく過ごせます。
- 結露の防止:断熱性能が低いと結露が発生しやすくなります。結露はカビの原因にもなるため、健康被害を防ぐためにも断熱は重要です。
2. エネルギー効率
- 冷暖房費の削減:断熱性能が高いと、冷暖房効率が向上し、エネルギー消費を抑えることができます。これにより、光熱費の削減が期待できます。
3. 環境への配慮
- CO2排出の削減:エネルギー消費の削減は、CO2排出の削減にもつながり、環境保護に貢献します。
断熱性能の評価基準
1. 断熱等級
日本では、断熱性能を評価するために「断熱等級」が用いられます。これは「省エネルギー基準」に基づき、1から5の等級で示されます。等級が高いほど断熱性能が優れています。
- 断熱等級1:最低限の断熱性能。旧基準(1999年基準)に準じるレベル。
- 断熱等級2:等級1よりもやや優れた断熱性能。
- 断熱等級3:現行の省エネルギー基準に適合するレベル。
- 断熱等級4:現行基準よりもさらに高い断熱性能。
- 断熱等級5:最高水準の断熱性能。最も厳しい基準を満たす。
2. UA値(外皮平均熱貫流率)
- UA値:建物全体の断熱性能を示す指標で、低いほど断熱性能が高いことを示します。UA値は、外壁や屋根、床などの熱貫流率を加味して計算されます。
3. C値(相当隙間面積)
- C値:建物の気密性を示す指標で、低いほど気密性が高いことを示します。断熱と気密はセットで考えるべきです。気密性が低いと、隙間風が入って断熱効果が減少します。
断熱性能向上のための方法
1. 断熱材の選定と施工
- 断熱材の種類:グラスウール、ロックウール、発泡プラスチック系(ウレタンフォームなど)など、さまざまな断熱材があります。それぞれの特性を理解し、適材適所で使用します。
- 断熱材の厚さ:断熱材の厚さを増やすことで断熱性能を向上させることができます。
2. 開口部の断熱
- 窓の断熱:高性能な断熱サッシや複層ガラス(ペアガラス、トリプルガラスなど)を使用することで、開口部の断熱性能を向上させます。
- ドアの断熱:断熱ドアを選ぶことで、玄関などの開口部からの熱損失を防ぎます。
3. 気密性の確保
- 気密シートの使用:気密シートを適切に使用し、施工することで気密性を確保します。
- 隙間の処理:配管や電線の通り道など、建物の隙間を丁寧に処理することが重要です。
4. 外断熱と内断熱の併用
- 外断熱:建物の外側に断熱材を設置する方法。断熱効果が高く、結露の発生を抑える効果があります。
- 内断熱:建物の内側に断熱材を設置する方法。施工が比較的容易で、リフォームにも適しています。
まとめ
断熱性能は住宅の快適性やエネルギー効率、環境への影響に大きく関わります。高い断熱性能を持つ住宅は、年間を通じて快適に過ごすことができ、冷暖房費の削減や環境保護にも貢献します。住宅の新築やリフォームを検討する際には、断熱性能の評価基準(断熱等級、UA値、C値)を理解し、適切な断熱材の選定と施工を行うことが重要です。
以上が断熱性能についてのお話になります。
建売検討の方はよく仲介業者に断熱は❓と聞くと『最高等級です』と言われます。
実際にはさらに上のZEH基準など上があります。
最高等級が一番断熱性能が良いというわけではないので、ご留意ください。
宜しくお願い致します。