皆さんこんにちは!あまみんです!

今回は前回断熱等級についてお話ししたと思いますが、最後の結論に書かせていただきましたZEHについてお話をしていきたいと思います。

 

ZEHは筆者としてもとっておきたいと思いますので、是非、どんなものか知って頂ければと思います。

 

 

 

 

ZEH(ゼッチ、Zero Energy House)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、年間の一次エネルギー消費量が正味でゼロまたはマイナスになる住宅のことです。これは、省エネルギーと創エネルギーの両面からアプローチすることで実現されます。以下に、ZEHの特徴、必要性、メリット、実現方法について詳しく説明します。

ZEHの特徴

1. 高断熱・高気密

  • 断熱性能:ZEHの基本は、高い断熱性能です。建物全体を断熱材で覆い、外気の影響を最小限に抑えます。
  • 気密性:気密性の高い施工を行い、隙間風を防ぎます。これにより、冷暖房効率が向上します。

2. 高効率設備

  • 省エネルギー機器:エネルギー効率の高い冷暖房設備、給湯器、照明などを使用します。
  • 家電製品:省エネルギー性能の高い家電製品を使用します。

3. 創エネルギー

  • 太陽光発電:太陽光発電システムを設置し、自家発電を行います。余剰電力は売電することも可能です。
  • 蓄電池:蓄電池を設置することで、発電した電力を蓄え、必要なときに使用します。

4. エネルギーマネジメント

  • HEMS(Home Energy Management System):HEMSを導入し、エネルギーの使用状況を可視化・管理します。これにより、無駄なエネルギー消費を抑えます。

ZEHの必要性

1. 環境保護

  • CO2排出削減:ZEHはエネルギー消費を抑え、再生可能エネルギーを活用するため、CO2排出量の削減に貢献します。
  • 持続可能な社会:エネルギーの自給自足を目指すことで、持続可能な社会の実現に寄与します。

2. エネルギーコスト削減

  • 光熱費の削減:自家発電や省エネルギー設備の導入により、光熱費を大幅に削減できます。
  • 将来のエネルギー価格上昇への対策:エネルギー価格が上昇しても、自家発電で賄えるため、経済的な影響を抑えることができます。

3. 健康と快適性

  • 快適な室内環境:高断熱・高気密住宅は、室温が安定し、快適な居住環境を提供します。
  • 健康への影響:温度差が少ない環境は、健康に良い影響を与えます。

ZEHのメリット

1. 経済的メリット

  • 光熱費削減:エネルギー効率の高い設備や自家発電により、光熱費が削減されます。
  • 補助金・助成金:ZEHには政府からの補助金や助成金が適用されることがあります。

2. 資産価値の向上

  • 高い市場価値:ZEHはエネルギー効率が高く、将来のエネルギーコストの増加に強いため、不動産市場で高く評価されます。

3. 環境貢献

  • CO2削減:再生可能エネルギーの利用により、CO2排出量を削減し、環境保護に貢献します。

ZEHの実現方法

1. 設計段階

  • 断熱設計:外壁、屋根、床などに高性能な断熱材を使用し、断熱性を高めます。
  • 窓の配置:断熱性の高い窓を使用し、窓の配置を工夫して日射を最大限に活用します。

2. 設備の選定

  • 高効率設備:高効率な冷暖房設備、給湯器、照明を選定します。
  • 再生可能エネルギー:太陽光発電システムや蓄電池を導入します。

3. 施工段階

  • 気密施工:気密性を高めるために、隙間を徹底的に防ぐ施工を行います。
  • 断熱施工:断熱材の正しい施工を徹底し、断熱効果を最大化します。

4. エネルギーマネジメント

  • HEMSの導入:HEMSを導入し、エネルギー使用状況をリアルタイムで管理・最適化します。

まとめ

ZEHは、省エネルギーと創エネルギーの両方を活用して、年間の一次エネルギー消費量をゼロにする住宅です。これにより、環境保護、エネルギーコスト削減、快適な住環境の実現が可能になります。ZEHを実現するためには、高断熱・高気密の設計、高効率設備の導入、再生可能エネルギーの活用、エネルギーマネジメントの導入が不可欠です。これから住宅を建築・購入する際には、ZEHを検討することを強くおすすめします。

 

宜しくお願い致します。