臨死体験者が語る、愛とは正反対のこと | 宇宙の限りなき優しさの中で

宇宙の限りなき優しさの中で

大好きな映画や音楽、日々の生活で感じたことを綴ります。

 
大学教授として成功していたハワード・ストームさんは、
パリ旅行での臨死体験でイエスと天使たちに出会った。

そして彼らと共に、自分の人生を振り返る。

彼の著書『臨死 そして与えられた2度目の人生』より、
今回は ハワードさんが体験した「人生の回顧」について。


臨死


  人生の回顧は乳児期から始まり、私の両親が若く幸せで、
  子供たちを愛する姿を見るのは嬉しいことだった。

  回顧は青年期から大人に進んだ。

  私が人に思いやりを持っていた時には天は喜び、
  私が自己中心で残酷であった時には、
  天は苦しんでいたことを感じた。

  目の前で繰り広げられた私の大人としての人生は、
  自己中心的な性格が人生を支配しており、
  それは天の者たちを非常に悲しませたのだった。

  私は自分が興味があること以外には、
  ほとんど興味を示さなかった。

  他の人が必要なものは、
  自分の欲求よりも重要ではなかったのだ。

  これは神の御心に反することであり、
  愛とは正反対のことであった。


  ある学生が、彼のガールフレンドに関する深刻な問題を、
  私に打ち明けに来た場面を見た。

  私たちは、この学生が話をしている間、
  私が頭の中で考えていたことを聞くことができた。

  私は彼の問題にまったく無関心で退屈さえしており、
  一刻も早く部屋から出て行って欲しいと願っていたのだ。

  その学生にとっては何よりも重要な問題だったのに、
  私にとっては取るに足らないことだったのだ。

  私は学生に適当な助言をし、生徒は立ち去った。

  私に助けを求めにきた青年に対する私の心無い対応に、
  イエスと天使たちは非常に落胆した。

  神は私たちが互いに思いやりを持つことを
  願っておられるのだ。




この話を読んで、自分も過去に真面目な相談事に対して
適当な対応をしたことがあるかもと考えさせられた。

自分がまったく興味のない事柄には無関心な態度をとっていたこともあったかもしれないな、と。

それに気づいたら、間違いを正すチャンスを「今」与えられた。

映画『光の旅人 K-PAX』で語られていた言葉のように。



ハワードさんは体験した「人生の回顧」について、
神の光の中で、ごまかしは一切存在しない」 と語っている。

そして「神の愛」について、次のように話している。


  神の愛は見返りを求めず、ただ純粋に与えるものである。

  神が私たちをこれほどまでに愛してくださったのだから、
  私たちも愛するように生きなければならない。

  私たちの間違いを赦してくださり、
  生き方を変えるチャンスを与えてくださる神に
  感謝するのだ。





今回の曲は、ザ・ヴォイス(USA)のコーチたちによる、
フランク・シナトラとニーナ・シモンの歌のカヴァー。

アダム・レヴィーンとブレイク・シェルトンが『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』を、アリシア・キーズとケリー・クラークソンが『フィーリング・グッド』を歌います。


Fly Me to the Moon / Adam Levine & Blake Shelton
Feeling Good / Alicia Keys & Kelly Clarkson