アルジャーノンにシャンパンを -36ページ目

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

悲しみのイレーヌ

ピエール・ルメートル著

橘明美訳

文春文庫

2023.12.26読了

☆☆

本棚の未読エリアに何年も前から積んどかれたこの本。やっと日の目を見ました(笑)。

世界的にヒットしたミステリー作品とのことだが、ボクにはそのストーリーが残虐過ぎ、過激すぎる。ラストも救いようのない最悪のエンディングだし、正直この本を面白いと思って読む人いるのだろうか。もしいれば、精神的に破綻してるか、かなり危険な嗜好の持ち主と思うのだが。

本作品はカミーユ警部3部作の1作目だけど、あとの2冊を読むことはたぶん無いな。

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

まだしばらく昨年の記事が続きますが、ご容赦のほど。

 

【12月23日(土)】

クリスマスのディナーは恒例のLiBEROさんで。

その前に、平和大通り沿いのCafe Leoneで時間調整の1杯を。

キールロワイヤルを頼んだのだけれど、泡が抜けててロワイヤルじゃなくなってる件(笑)。

 

いい時間になったので、平和大通りのイルミネーションを鑑賞しながらLiBEROさんへ。

 

可愛らしいテーブルセッティング。

 

まずはロゼ泡で乾杯!!

ステファーノ・アッコルディーニ555

いつもはFerrariなんだけど、この日のペアリングリストはこれになってた。前菜に合わせての設定らしい。

 

その前菜。中トロと燻製コンテ、中トロと自家製リコッタの2種類のタルタルのブルスケッタ。トロとチーズを合わせるという発想が素晴らしい。どちらも美味い、そしてロゼが合う。さすがです。

 

自家製パンいろいろ。ここのパンは、パン屋さんができるくらい美味しい。

 

車海老と東広島こい地鶏のズッパ。ほどよい酸味のスープが、トムヤムクンっぽくて面白い。蓮根やブロッコリーの野菜たちも存在感あり。ちなみに東広島こい地鶏は、東広島市と広島大学が共同で開発したブランド地鶏。鶏のくせに(笑)脂の旨味を売りにしてるらしい。

 

アワビのカリカリフリットとイカ墨のリゾット、北海道産生ウニのせ。アワビのフリットといい生ウニといい、贅沢トッピングで抜群に美味しいリゾットでした。

 

ペアリングのワインの紹介、忘れてました。2品目のズッパにはピエモンテの白、レーヴァ・グレイ2021。イカ墨リゾットにはヴェネトのソアヴェ、ラティウム・カンポ・レ・カッレ2021。SBを干してから絞ってるらしく、ブドウ感は希薄。しかしその風味がイカ墨とうまく合ってる。さすがのマリアージュです。

 

鹿児島産六白黒豚のトロトロバラ肉の濃厚カルボナーラ。LiBEROらしい、ガツンとした料理の登場です。何といっても、パンチェッタ代りのバラ肉が美味い。ここのワインはプーリア州のロゼ、カリートロ・ネグロアマーロ・ロザート2021。この肉とパスタの組み合わせ、持ってくるのはやっぱりロゼしかないか。

 

メインは柔らか牛タンのポルチーニ煮込み、安芸津ジャガイモのピュレ添え。牛タンはもちろん美味しいのだけれど、ポルチーニが立派すぎ。最初、こっちが肉かと思ったわ(笑)。蕪のマリネがアクセントになって、全体的にうまくまとまった、いいひと品でした。

 

合わせたワインはバローロにアップグレードして、グイド・ポッロ・ヴィーニャ・ラッザイラスコ2018。さすがに美味い。やっぱりメインには、これくらいのワインしゃないとね。

 

リベロ風チョコレートパイ、苺のジェラートと一緒に。ここはデザートも美味しい。特にチョコが。チョコ好きとしてはポイント高し。

 

コーヒーとお土産の焼き菓子。

 

この日ペアリングしたワインのラインナップ。

 

イタリアンに限らず、お店にはそれぞれ個性があり相性があるのだけれど、LiBEROの料理、ペアリング、ホスピタリティはボクらにとっては最高のレベル、広島の中でも無くてはならないお店のひとつです。ということで、今年のクリスマスもよろしくお願いします(それまでにも行けって?・笑)。

【12月15日(金)】

 

いま一番コンスタントに訪れているお店かもしれない鮨松さん。この日も美味しいお鮨とお酒を楽しみました。

 

スタート前の緊張感漂うつけ場。いい感じです。

 

そんな雰囲気は気にせず、着席したらすぐビール(笑)。

 

ひと品目は、鱈の白子と蕪のすりながし。濃密な蕪に柚子の香りがいい。

 

穴子の炙り。炭火ではなく、あえてガスで炙ってプリプリに仕上げてます。 

 

早々に日本酒へチェンジ。

 

和歌山県名手酒造の黒牛純米生原酒。米の味が濃い。

 

ヤイトガツオ(スマガツオ)の漬け。脂が強いが、和芥子を付けることで引き締まる。

 

シャリと混ぜたセコガニ。イクラも散らされてて、もう言うことなし。

 

海鼠。オーソドックスに美味い。そしてお酒が進む(笑)。

 

ということで、秋田県齋彌(さいや)酒造の雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)山廃純米。いろいろ読みづらい(笑)。

 

そしてお鮨の前半戦スタート。

島根のヒラメ。ツメで仕上げるところがいい。

 

美しいサヨリ。

 

サワラは腹身と背身の2段重ね。

 

クワイの素揚げ。小ぶりだが、つまみとしてはこれくらいがいい。

 

藁で燻したしめ鯖。薫香がつくと、また違った美味しさになる。鯖は脂の乗った済州島産。

 

順調に消費してます(笑)。

 

三重県早川酒造の田光(たびか)神の穂。フレッシュな感じで好きなタイプ。

 

萩の白バイ貝。歯応えが素晴らしい。すだちの香りもいい。

 

カワハギもちろん肝入り。

かねがね思うのだけれど、鮨はバランスだと。ネタとシャリのポーションはもちろん、米の硬さ、酢飯の味など全てのバランスがとても大事。鮨松さんの鮨はそこが秀逸、というかボクの好みに合ってるんだな。

 

このわたが混ぜ込まれた茶碗蒸し。風味がいい。

 

最後のお酒は、島根県若林酒造の開春。

 

石の顔(かんばせ)。袋吊りで絞られた純米生酒。フルーティだが、意外としっかりしてる。

 

小フグの一夜干し。大根おろしには柚子胡椒が効いている。

 

手渡しのパフォーマンスは雲丹。4日熟成とかで旨味濃厚。海苔も美味い。

 

脂の乗ったイワシ。ここで青魚、これはこれでいい。

 

もう無くてはならない(笑)貝割れ昆布締め。

 

ツヤツヤで姿勢のいい車海老。ラストに向けてのこの流れ、いいです。

 

そして絶品煮穴子、もう最高です!!。

ここで料理はピークアウト。最終の着陸態勢に入ります。

 

味噌汁。

 

干瓢巻き。

 

カステラのような玉。

 

鮨屋の定番、粉茶。

 

やっぱり鮨松さんはいいなぁ。お鮨やお酒はもちろん、大将を中心としたお店の雰囲気が、居心地いいことこの上ない。来年も真面目に通うとしよう(笑)。

 

年内のプログ更新はこれで最後になります。

まだ書きかけの記事がいくつか残ってるけど、それらは年越しということで。

ではみなさん、よいお年を!!。