読書感想(286)「ビブリア古書堂の事件手帖Ⅳ~扉子たちと継がれる道~◆三上延」 | アルジャーノンにシャンパンを

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ビブリア古書堂の事件手帖Ⅳ~扉子たちと継がれる道~

三上延著

メディアワークス文庫

2025.11.5読了

☆☆☆☆

元々は、大輔くんと栞子さんの物語で始まったこのシリーズ。2人が結婚して、生まれた扉子ちゃんにフォーカスされたのが前作まで。そしてこの作品では栞子さんの両親、さらには祖父母まで遡って、古書にまつわるミステリーが展開される。

登場するのは、いずれも鎌倉文庫の

・鶉籠

・道草

・吾輩ハ猫デアル

女性陣のキレキレの推理は相変わらずだけど、大輔くんも歳とって貫録出てきたね(笑)。

しかし、古書(や古書店)を取り巻く世界というのは、こんなにも深く複雑で、しばしば“事件”が起こってるのだろうか。小説だとは分かっていても、ちょっと気になる。