ビブリア古書堂の事件手帖Ⅳ~扉子たちと継がれる道~
三上延著
メディアワークス文庫
2025.11.5読了
☆☆☆☆
元々は、大輔くんと栞子さんの物語で始まったこのシリーズ。2人が結婚して、生まれた扉子ちゃんにフォーカスされたのが前作まで。そしてこの作品では栞子さんの両親、さらには祖父母まで遡って、古書にまつわるミステリーが展開される。
登場するのは、いずれも鎌倉文庫の
・鶉籠
・道草
・吾輩ハ猫デアル
女性陣のキレキレの推理は相変わらずだけど、大輔くんも歳とって貫録出てきたね(笑)。
しかし、古書(や古書店)を取り巻く世界というのは、こんなにも深く複雑で、しばしば“事件”が起こってるのだろうか。小説だとは分かっていても、ちょっと気になる。
