たくまです。

とても久しぶりにブログを書き記します。

前回の記事を書いてから早1年経ったのですが、

今回は、
来週の10/6(土)に開催予定の、
僕がやっているバンド、握月(あくげつ)の自主企画
「応答願います」ー秋と星ー
について、
当日来ていただける方も、見に行こうか迷っている方も、当日は足を運べないけど気になるかも、という方も楽しみな気持ちで10/6を迎えていただけるように、
「何がこの日は見所なんだろう」っていうのを紹介出来たら良いな、という気持ちで、
久しぶりにアメブロを起動した次第です。

「応答願います」という企画は、過去に2回の開催があり、
僕がまだバンドで活動出来ていなかった時に始めた弾き語りを中心としたアコースティックメインの企画でした。

去年、握月にDr.きまやんが加入して、バンド編成で活動が出来るようになってからは、もう開催する機会は無いかなーとしばらく思っていたのですが、
握月として活動している最中、素晴らしいバンドだけではなく、
素晴らしいソロシンガーにもたくさん出会う機会に恵まれる事が出来ました。

そんな訳で、

握月企画として、
もう一度アコースティックメイン企画
「応答願います」をこのタイミングで復活させてみたら楽しい事になるのでは?
と思い、今年の5月から開催準備を始めて、
めでたく10/6(土)に開催をする運びとなりました。🍚


まずは、フライヤーのご紹介です。




ライブ会場で現在、絶賛配布中のフライヤーは、表裏でこのようになっています。
ちなみに、表の絵を誉めて頂けることが割とあるのですが、描いたのは僕です。

絵を描けば、モテるんじゃないかと思ったから描いてみたんです。

理由はシンプルにそれだけで、「ギターが弾ける、絵を描ける」という二大サブカル特技要素を備えれば、充分ここから人生の逆転が出来るような気がしました。


次は、
当日の出演者様との出会いや諸々を、映像と一緒に書いていきます。


マツセヒロシさん


出会ったのは去年の握月企画、「八月の血闘」に出てくれたTHE FUZZ ACTの企画にて。
とても澄んだ誠実な歌で、聴いていて気持ち良かったし、載せている動画の曲、「エール」は本当に好きな曲で、マツセさんの人柄が凝縮されていると思います。
話をしてみたら僕と同郷という事で、「年末帰るときは同じ新幹線取りましょう!」ときさくに話してくれて、とても嬉しかったのを覚えています。
打ち上げの席で酒好きだと判明したので、歌いっぷりも飲みっぷりも今から楽しみです。


グルパリさん


初めてグルパリさんを見たのは5年前にグルパリさんが率いるバンド、「テコの原理」を見た時で「うわー!カッコ良い!」と思い、
それから後にグルパリさんの弾き語りも目撃することになったのですが、同様に「うわー!ヤバい!」と思って今回の企画に出演をお願いしました。
ライブの度に毎回、自作の不思議な絵や漫画をプレゼントしてもらえて嬉しいです。個性的な人は沢山いるけど、カッコ良くて個性的な人ってグルパリさんみたいな人だと思います。


多田羅幸宏さん


多田羅さんはバンド、「ブリキオーケストラ」のVoとして精力的な活動をしていますが、僕が初めて見た時はソロでの弾き語りでした。
男らしい歌と曲でカッコ良い、と思ったし、リズムを取るときの足踏みや、ギターバッキングが腹にめり込んでくるように重かったのが、すごく衝撃でした。
最近ブリキオーケストラのライブもお目にかかる機会があって、もちろんカッコ良かったのですが、多田羅さんのソロ弾き語りは、いつか「応答願います」を開催する時にぜひ出演して欲しいと兼ねてから思っていたので、今回出演して頂けるのがとても嬉しいです。


山路貴澄with stanley kubricks



山路さんとは去年の始めに対バンで出会いました。今回の出演は「山路貴澄with stanley kubricks」というバンドなのですが、山路さんというミュージシャンをまだ見たことない人も、弾き語りをしている山路さんしか見たことない人も絶対見た方が良いです!
自分も弾き語りをやっている過程でメンバーと出会い、バンドでライブをするようになった人間なので、初ライブの時の山路さんの表情はとても見ていて嬉しかったし、メンバーと一緒に力を合わせたライブに笑って、最後は泣きました。当日も楽しみ!


握月


歌っている人は「モテたい」とよくライブ中や普段の会話やSNSで言っていますが、「売れたい」「たくさんの人に自分たちの作った音楽を届けたい」と言ってる場面は特に見受けられません。
ベースの由宇くんはベースがとても上手いし、車の運転もとても上手いです。あと神社によくお参りに行きます。
ドラムのきまやんは実家の愛知県に帰省すると、ういろうを必ず買ってきてくれて、「うまい!ういろうがあれば!生きていける!」と喜ぶメンバーの表情を見てニコニコしてくれます。
この日は「応答願いますVer」な握月を届けたい、と3人とも意気込んでいるそうです。
🍗ちなみに読み方は(あくげつ)です🍗


そんな布陣で、今回の握月企画はお届けしようと思っています。



当日の入場料はチケット代(¥2000)+ドリンク一杯と引き換えられるドリンクチケット(¥600)を合わせて2600円となりますが、
open18時から19時までにご来場したお客様にはドリンクチケットがもう1枚付いてくるという
「応答願います特典」があります。

18:30のスタートに間に合うようにご来場してくれたら嬉しいですし、
「どうしても仕事で18:30間に合わないよ......。クレイジータクシーに乗って下北沢の街を破壊しながら走っても18:40が限界......」
という人も、19時までに来ればドリンクチケットをもう1枚貰えます。
当日はぜひともお早めに、下北沢ラグーナへ🍚


そんなこんなで、
駆け足ではありましたが、10/6(土)握月企画、
「応答願いますー秋と星ー」
の楽しみなところをご紹介させて頂きました。

大きな音って聴いていて気持ちが良いし、でかくて高いステージの上で繰り広げられる迫力のライブは「これぞライブハウス!」って感じがするし最高ですが、

小さな音量や最小限の音数、寄り添うような場所で聴くライブには、それでしか味わえない楽しさや臨場感、高揚感もあります。

「応答願います」という企画は、後者を実現したくて作ったイベントです。

「弾き語りを聴くのが大好き!」という方はもちろん、
「迫力のバンドライブ大好き!」という人にもしっかり満足していただける日だと思うし、

「ライブハウスって普段あんまり行かない」
って人こそ、
来ていただけたら「おー!楽しかった...!」って思って貰える日になるんじゃないかと、実を言うと思っています。


とにもかくにも、

10/6(土)、下北沢ラグーナでお会いしましょう。

※「下北沢駅から下北沢ラグーナへの道のり」という記事も近々アップしようと思います。
これさえ見れば下北沢ラグーナに迷わず行ける!的なやつです。




🍗絶対にモテたい🍗


たくま



2017年8月8日(火)
握月企画
「八月の血闘」

この企画が始まる一週間ほど前より
無類の雨男パワーを発揮して、
(握月ライブの日はなぜか毎度のように雨が降り、前日もゲリラ豪雨や雹が降るなど異常気象に見舞われる。僕以外のメンバーは晴れ男+晴れ女)
時速20kmの大型台風、台風5号の接近が8日に向けて進行という、
史上最悪の状況だった。
前日の夜、吹き荒れる雨風が築40年以上の葛飾区にある我が家の窓をピシャンピシャンと軋ませて、
不安としかいいようが無かった。

しかし、当日。
前日までの大荒れが嘘のように。


小雨はぱらつく時もあったけれど、
なんか、「今日だけはオマケだよ」
と誰かに言われてるような気がした。

リハーサルから全出演バンドの顔合わせ。
そして、
この日の出演バンド、ハングオーバーのVoであり、高円寺CLUBLINERスタッフの古郡翔馬くんによるフードの仕込み。 
この日は、ドリンクだけでなく、フードとも交換することが出来る、フード兼ドリンクチケットを入場する時に3枚買う事で、お客様にライブだけじゃなく、飲食も届けよう、という主旨があるイベントだった。


バーベキュー大会並みの煙がフロア内に充満。
はやくも企画タイトル通りの血闘(火との闘い)が繰り広げられ、


現れたのは、からあげ!!!と肉巻きおにぎり。

準備は、これで整った。

18:00開場。
開場と同時に、フロアにはお客様が現れ始める。
すると、
「よう!なみき!」と声をかけられ、
振り返るとそこには、朝眠るのBaであり、irukasowakaのBaでもある、ツヨシが!

なぜ!
今日、バンドのミーティングが急遽入って見にこれないって聞いてたのに!

「ほんと楽しみにしてたんだけど...こうゆう事になっちゃってすげえ残念で。また改めて見に来るから」

まじか!挨拶の為だけに、ここまで来てくれたようだった...!

しかも、入り口でチケットも買ってくれていたらしく、僕らにフード兼ドリンクチケットを託して、バンドミーティングの為に去っていった。

そこまで届くような歌を歌わなきゃ。

そう思っているうちにどんどんお客さんが増えていき、

18:30になり、
遂に「八月の血闘」がスタートした。


オトウトの課題

歌詞から伺い知れる、ロックンロールやオールドパンク、オルタナティブロックへの憧憬。
暖かい切れ味。ギターにも込められた歌心。
激しくステージ上を動きながら、押し出すようなリズムを叩き出すベースも印象的だった。



マイマイアーミー

コミカルなMCと緩急をつけた、怒濤の3ピースバンドサウンド。
パンクロックでありつつも、途中でコーラスワークと綺麗なギターのテンションコードを組み合わせた楽曲でフロアの空気を変える場面もあり、見るたび本当に成長著しいと思った。



THE FUZZ ACT

この日、最も「血闘」を体現したライブアクトだったかもしれない。
妥協などみじんも無い。
フロアの天井まで上がる熱気。爆風。
ここまでの時点で、既に「八月の血闘」がトリの演奏を終えてしまったかのような空気になる。



ハングオーバー

古郡くんのMCから始まり、ゆっくりと、
しかし、確実に上がっていく会場の温度。
定番となった、夏に発売したシングル曲を存分に歌い上げ、古郡くんは時にはステージから客席に降りて煽り、マイクを持たずに生声で叫び、
余すことなく力を使い尽くしてライブを終えた。



握月



1.がんばっても幸せになれない人へ
2.今だけは
3.愛してくれ
4.孤高の星
5.高架線の歌

ーアンコールー
6.五月の風

音楽活動を初めて以来、
生まれて初めてアンコールを頂いた。

何も分からなくなりそうになりながら、ステージを降りて、控え室の扉を開けたら、
生まれてから一度も聞いたことが無いような拍手の音を聞いた。
まるで100人ぐらいこの場所にいるんじゃないかと思った。

少しだけ、
ちょっとだけ僕らの声はここにいる誰かに伝わってくれて、
今この瞬間と僕らのことを明日思い出してくれるのかな。

そんな風に思った。
膝に力が入らなかった。









誰かに言われた。

もう少しだけ頑張ってみようって。

一度決めたことや

自分がやりたいと思ったことは、ずっとがんばってやっていけば良いことあるよ

そう言われた。

何かあった時、
辛いことがあった時、

僕はきっと思い出す。

僕や君やあいつやあの子やあの人が

誰かじゃなくて、君じゃないと駄目なんだぜ、
と言われた日のことを。

2017年8月8日。とある満月の夜のことを。


始発が動き出してから3時間後、どうしてもバイトに行かなきゃダメな時間になった僕は、
まだ楽しそうに話している友達やお客さんが何人か残っている高円寺CLUB LINERを出た。

外に出たら、もうすっかり陽が昇っていた。
古郡翔馬くんにLINEを打つ。
彼は、
高円寺CLUB LINERという場所に、たくさんの人がもっと溢れていてほしい、気軽に遊びに行かれるような場所にしたい、出演してくれたバンドがみんな繋がって高めあってほしい、高円寺CLUB LINER という場所にいつも素敵な時間があって、そこに来た人が笑顔で生きていけるようにしたい。
そんな気持ちを、いつも持っているような気がする。

だから、僕のさんざんワガママなお願いをたくさん聞いてくれて、支えてくれて、
ハングオーバーとしても、高円寺CLUB LINER スタッフとしても、
一緒に握月企画を成功させてくれたんじゃないか、と思う。

彼に直接伝える言葉は、
この日記を書いている8月8日から2日後の今でも、ほとんど伝えられていないと思う。

彼がいなければ、今回、僕らのこの企画は決して成功は無かったと思う。

翔馬くん、本当にありがとう。
またゆっくり話そう。





電車で自宅の最寄り駅に着く。
水筒を洗って、水を入れて飲む。
完全に焼酎の味がした。
THE FUZZ ACTのVo、徳永駿介が「家が無い人が飲む焼酎だけど、これうめーんだよな!!」と、
打ち上げの時に買ってきたやつだった。

彼は普通に別のお酒を飲んでいて、
僕はもくもくと、この水筒に、その焼酎を注いで飲んでいた。
一口目は、むちゃくちゃ旨かった。
それ以降は舌が痺れて、意識が遠退いた。


顔が土色のままバイトに出勤。
おつかいの用事を新宿で済ませて、電車に乗ろうと歩いてたら、目の前から見覚えがある人が

「あれ?たくまくん?」

きまやん。握月のドラマー。

「すっごい似てる人が歩いてきたと思ったけど、偶然すぎない?」
「お互いにね」
「これから出勤?」
「そうだよ。あの後どうなったの?」
「朝まで打ち上げだった」
「良いなー」

ちょっと話してまた別れた。
明日の朝、また新宿のスタジオで会う。



夏のすごく暑い日だった。

同じ瞬間は決して繰り返されないから、

例えば、ありふれていてたとしても

どんなことでもこれから一つ、一つ。

君にまた歌を歌える日まで。

足りない頭と心に留めながら、これからも。



2017/8/8(火)
高円寺CLUB LINER 

握月企画
「八月の血闘」

握月/
ハングオーバー/
THE FUZZ ACT /
マイマイアーミー/
オトウトの課題/



来てくれて
出会ってくれて
本当にありがとうございました。


たくま

写真を撮ってくれたスペシャルサンクスな方々・・・真衣さん、なかの君、ハダユキコさん、森園竣さん(THE FUZZ ACT)

セミが本格的にわんやわんやと鳴き始めて八月に入り、

かと思えば毎日、夏なのか分かんないぐらい涼しい。


僕より年上の人は「こんぐらいの気候が日本の夏だったんだよ」と言って、
電車の中の学生たちは「夏なのに何もしないとか無いわ!彼女いないとかもっと無いわ!!」
と言って、
僕は、上野公園の階段下で路上弾き語りをして、道行く人たちに少しだけ暖かい目で見守られたり、指を指されて笑われたり、たまに声をかけてもらったり拍手を貰う。
そうやってる内に、夏はたぶんすぐ終わる。


僕のやっているバンド、
握月の主催企画「八月の血闘」という日が明後日に迫っています。


僕はどんな生活をしていたかというと、
朝起きて、仕事に行って、帰りにTSUTAYAで好きなCDを借りて家でギターを弾いて歌って、寝る前に
「あーあ。男女混合グループで河川敷に遊びに行くような人たちは、多分夏休みが明ける前にグループ内でくっついて別れて、友達に『つーか、ありえなくない?何がありえない、って、ありえないからありえないよね?』とかLINE打って過ごしてるんだろうなー。今日も100円ローソンの焼きそばは、美味しくもなければ不味くもなかったなー」
とか思いながら寝る。


そんな劇的でも無い、何の変哲も無い日々を送る一方、


ライブハウスに行ってバンドメンバーと手分けして、今回の企画のフライヤーを「すごく楽しい日なので、ぜひ見に来てください!」と入口でお客さんに手渡したり、
1ヶ月に4回ぐらいライブハウスのステージで演奏をしたりしていました。


この企画が決まったのは5月末で、
6月最初の週のライブから7月末まで毎週ライブをして、合計8本のライブを弾き語り含めてやりましたが、
音楽活動を始めて以来、こんなにライブを連続でやり続けたのは始めてでした。
(月に8本とか20本ライブを頑張っている友人も普通にいるから、特段凄いことでは無いのでしょうが)


そんな風に、僕らとかつて対バンしてくれて、今回僕らの企画に出てくれる4組のバンド。
センスの塊のような「オトウトの課題」も、
はちきれん若者の衝動のような「マイマイアーミー」も、
血しぶきのような情熱が吹き上がる「THE FUZZ ACT」も、
人間の脆さも強さも裸のまま叫ぶような「ハングオーバー」も、
最近みんな直にライブを見に行って改めて思ったけれど、
すごくカッコ良いし、良い人たちです。
みんな歳も近いし、考え方もふだん思っている事もそんなに変わんないような気がするし、

普通に集まって飲んだりすると楽しいだろうなー、と改めて思いましたが 笑

この日はみんなライバルだと思って真剣に闘いに行きます。


「八月の血闘」。血をかけて闘う。

それがこの日集まってくれる、みんなとの結束。




ここ2、3日「amazarashi」ってバンドのCDをずっと聴いてたけれど、本当に誰にも汲み取ってもらえなかった気持ちを救ってもらったような歌があって、
過去に「これっきりだ」とか「もうダメだ」って気持ちが沸き上がった瞬間や、もうしばらく会ってない人や会いたい人を思い出して、
僕らがステージに立って、こんな風に歌えるかな?と思う一方、

その歌の中に「未来は僕らの手の中」っていう歌詞が普通に出てきた時、

「秋田ひろむさん(amazarashiのVo)も僕と同じ歌手や歌に憧れてきた、同じ音楽を好きな人なのかな」と身の程知らずにも思ってしまいました。


1人では何も出来ない僕たちが、いろんな人達に無理を言ってお願いを聞いてもらったり、
励まされたりしながらやっと迎えられる日です。


入場料が1500円(フードとドリンクのオーダー3回分)だけという、普通のライブハウスのイベントと違って安く設定してあるのは、
少しでもこの日鳴る音楽を聴きに行きたい、と思っている方が、この日この場所に来るきっかけの1つになれば、という思いでした。


だから、いつもは心の中で僕らを応援してくれてる、この画面の向こうのあなた、ギリギリまで是非悩んでいただけたら嬉しいです 笑


確実にもらったお金以上のものを僕らは返そうと思ってます。

どうか、見に来てください。



気が付いたら真面目なこと書きすぎました。
俺の脳みそが雪崩式パワーボム!


改めて、


ご来場お待ちしています!




【チケット予約】

お日にち、公演場所、お名前、人数記載の上、

strummer1110@gmail.com まで。

(もちろん握月公式HPメールフォームからも予約は受け付けております)