どうも、たくまです!


書こう書こうと思っていましたが、言葉がまとまらず、4/6(土)握月フェスティバル!!!直前での更新となってしまいましたが、久しぶりのブログ更新です。


まず、直近に迫っております、握月フェスティバル!!!について。

これはもう楽しみで楽しみで仕方ないですね!


今回もやばいメンツでお送りさせて頂きます!





4/6()

池袋Adm

握月フェスティバル!!!

〜春の21世紀感謝祭〜

開場17:50 開演18:05

¥25001D


◾️タイムテーブル

18:0518:35  ゴッドボイス一星(diesp8d

18:5019:20  ザ・ルーディー

19:3020:00  THE FUZZ ACT

20:1020:40  クオーツ星

20:5021:20  深海東京

21:3022:00  握月


握月と縁ある、最高のミュージシャンとバンドが集った、21世紀未来型フェスティバルという事で、今回は青い人たちの格好をしてフライヤーを作成しました。しかし、青い人は21世紀ではなく22世紀生まれというツッコミも沢山頂いております!


これだけ素晴らしいミュージシャンやバンドが集まった1日です。2024年が始まった時に日本を包んだ暗いオーラを、音楽の力で吹き飛ばせるような、新年度に相応しい元気を貰えるフェスティバルになる事と思います。


ご予約は当日の開場時間ギリギリまで受けていますので、strummer1110@gmail.comにご連絡を頂くか、公式サイトakugetu.comのメールフォームにてご予約をお願いします!


そして、

つい先日も発表をした通り、

握月は、現体制での活動を現状決まっているライブ完了後に終了します。


2013年より在籍していたBa.由宇

2019年よりサポートDr.まちゃ

両名が、5/20(月)のライブをもちまして、握月を卒業します。


由宇くんと今年の3月に入ってから色々と話し合っていました。

俺がこれから将来、作りたいと思っている握月の体制、活動の方向、そういうものを実現するべく、一から握月を作り直す、という決断をしました。


これまで長い間、俺と由宇くんが作る握月のライブを楽しんでくれていた皆様に、この結果は不義理であると思いました。

でも、前に進むために、今あるものを手放す事がどうしても必要だと思ったのです。


そして、この決断で、3人の未来がより良いものになると信じています。


以下のスケジュール完了後、握月はたくまのみとなり、たくま以外の全メンバーを探しつつソロ活動に当面の間、専念します。


・4/6(土)池袋Adm ※握月フェスティバル!!!

・4/18(木)浅草Gold Sounds

・5/20(月)池袋Adm


最後の最後までドタバタとした我々ではありますが、

たくま、由宇、まちゃの3人に残された握月のライブと活動を見守って頂けたら嬉しいです。


それではまた、ライブハウスで!






どうも。

たくまです。


開催から1週間ほど経過しましたが、

改めて、

4/1(土)握月フェスティバル!!!〜春のたくま祭り〜へのご来場、誠にありがとうございました。





握月(あくげつ)は、

たくま(Vo.Gt)、由宇くん(Ba)と、マチャ(サポートDr)という3人のロックバンドですが、

今回の「握月フェスティバル!!!」は、コロナ禍による2年ほどの活動休止期間を経て、去年の5月にライブ活動を復活した握月の、復帰後の初主催イベントでした。


今回のフェスティバルには、

THE FUZZ ACT

SoberBrown

ザ・ルーディー

という僕ら握月と深い関わりを持った3バンドが参戦してくれました。


それぞれのバンドとのエピソードを交えつつ、当日の様子を振り返っていきます。


THE FUZZ ACT

最初に出会ったのは2011年。高円寺クラブミッションズという、パンクバンドやフォークシンガーがたくさん出ていた、高円寺駅のガード下に設置されたライブハウスで共演したのがきっかけでした。

その頃の僕はバンドが組めておらず弾き語りで活動をしていた頃で、

ライブを見て「カッコ良いバンドだな」と思っていたのですが、それを口にすると負けたような気持ちになる気がして、特に会話はしませんでした。

初共演から数ヶ月後に高円寺クラブミッションで再び対バンしたものの、やはり特に終演後に会話する事もなく、そこから5年ほど経った時に、新宿モーションというライブハウスで共演をした際に「あ!あのバンド覚えてる!」と思った僕は、ようやくそこで彼等に話しかけました。そこからお互いイベントに呼び合ったりする関係に一度なり、また何年かの期間を置いて、久しぶりに今回のフェスティバルへの参加を呼びかけたところ、彼等が応じてくれました。


ライブはまさに三位一体の唸りと爆音、突き刺す歌で、フェスティバル当日も存分にかましてくれましたが、ラストの曲の前、Voの駿介くんは、こういったMCをしました。

「ロックや音楽は、孤独な時や疎外感を受けた時に寄り添ってくれるものだったり、自分もそんな時にロックにすがった事があったけれど、たくまは、そういう疎外感を一通り今まで経験をしてきた人間だったんじゃないかと思う。そんな時に音楽やロックを信じて、そして、ここまでやってきたんだと思う」

10年以上前に、高円寺のライブハウスのステージで1人きりで歌う僕や、薄暗い楽屋で何も喋らず俯いている僕を見た時から、色んなことを彼は感じていたのかもしれない。

誰に聞いた訳でもなく、僕がどんな人生を今まで送ってきたのか、彼は分かっていたんだと思う。

でも、この日まで口に出して言う事なく、初めて彼は、それを僕にステージで告げたんじゃないかと。

そして、彼がそのMCをしてから歌い出した「明日への神話」という曲は、こういう歌い出しでした。


「俺は昔、一度死んでいる/さよならの花向けさ/俺の隣は神様の場所/いつの間にか追い越した」


僕は、あの頃の僕に、こんな素晴らしいロックアンセムがある事を伝えたかった。

イヤホンの向こうではなく、目の前で、君だけのロックスターは叫んでくれているぜ、という風に。だから、もう泣くのはやめようぜ、と。


THE FUZZ ACT

最高のオープニングにして、最高の夜明けをありがとう。


SoberBrown

最初の出会いは2014年。新宿レッドクロスというライブハウスでした。

最初に対バンした時に「あ、そのエフェクターケース、僕も持っています」という風に、Gt.将耳さんに僕が話しかけた事を何故か鮮明に覚えています。

お互いがまだバンドとして動き始めてから日が浅い時期だった事もあり、自分たちの想いをステージで出そうと全力でもがいてた印象がお互いあったと思います。

その後、SoberBrownとは活動地域が異なる事もあり共通のイベントやブッキングで対バンする機会が殆どなく、

ただ、住んでいる場所に関しては僕とSoberBrownのメンバーが近くて、かつ、SoberBrownのメンバーだった、きまやんというドラマーが、握月にその後加入してくれた事などもあり、お互いに交流がずっと続いていました。


フェスティバルでは新曲(この日の為に、タイトルに僕の住む最寄駅の名前を入れてくれたりしました)を交えたり、まさに期待通りのクールで激しく混沌のライブを見せてくれましたが、

最後の曲を演奏する前に、普段はあまり長いMCをしない将耳さんが、これから最後に演奏をする曲が、どのように生み出されたのかを語り始めました。

その最後の曲とは、「はじまりのうた」という曲で、去年の4/10に僕が将耳さんにリードギターを弾いてもらいながら演奏をした、久米川 太陽と月灯りで演奏した「ハジマリノウタ」という曲をモチーフにした楽曲でした。

(前記事の「からあげの夢揚げアゲイン!」の投稿を見て頂けると、その経緯が書いてあります)


SoberBrownの曲の中で、最も感動的で激しい曲である「はじまりのうた」は、僕と一緒に演奏した「ハジマリノウタ」の時に、将耳さんが弾いていたテーマリフやフレーズが使われていて、

僕が歌っていた歌詞や曲のメッセージも、SoberBrownの演奏する「はじまりのうた」からは、ギターの音、ピアノの音、ドラムの音を通じて全て聴こえてくるのです。

音に魂を込める事を信条としているSoberBrownの演奏には、僕らへのエールが詰まっていました。


SoberBrown。

いつも、そして、この日も本当にありがとう。


ザ・ルーディー

最初に出会ったのは2018年の池袋Admでした。

「これぞパンクバンドだ!カッコ良い!」と印象に残ったライブをしていましたが、その日のイベントは沢山のバンドが出ていた日で、打ち上げも10組ぐらいのバンドやミュージシャンがもちくちゃになっていて、ザ・ルーディーと話をする事は出来ませんでした。

しかしその翌年、僕が弾き語りで池田Admのイベントに出演した時、その日は思ったよりもお客さんが盛り上がってくれて、演奏が終わってヘトヘトの僕に最初に駆け寄って握手をしてくれたのが、Vo.ハマケンでした。

その後、ザ・ルーディーのメンバーは、僕の弾き語りや握月のライブを見にきてくれるようになり、僕もザ・ルーディーのレコ発やワンマンライブを見に行って刺激を受けていました。そして、ザ・ルーディーと共演をする事も増えていきました。

僕のソロライブや握月のライブで「良いライブをしたかも!」と思った日は、ハマケンやGt.ヒサシくんは、「カッコ良いライブだった」とライブが終わってから言ってくれるので、「やはり今日は良いライブだった!」と自信を持ったりしていました。


当日はザ・ルーディーはトリ前、つまり僕ら握月の出番前だったという事もあり、セッティングと準備の為に、最後までライブを見られないのが残念でしたが、僕が見る事が出来た最初の数曲でも充分にこの日のザ・ルーディーらしさは見る事が出来ました。

ライブはまさに彼等の真骨頂で、最初の曲で「ザ・ルーディーです!」と叫んだ瞬間からお客さんの心をガツッと掴んでくるのが爽快なのですが、この日、2曲目でハマケンは歌いながらフロアへと飛び出したのです。これまでのザ・ルーディーのライブで見た事ない場面でした。

最近のライブでハマケンが普通にやるようになっていたのかもしれませんが、これを見て「もしかして」と僕が思った事がありました。

フライヤーにも書いてある通り、この日は、僕が開場から開演までの間に、フロアで弾き語りをする時間を設けていました。コロナから明けて、お客さんのいるフロアに降りて演奏をしたり歌う事が出来るようになった、という事を僕は、今回のイベントのテーマの一つでもある、「春の始まり」という事に結びつけたかったのです。

もしかしたら、このイベントの意図をハマケンは汲んでいて、2曲目でフロアのお客さんの中に飛び込む姿を見せて、アンサーをしてくれたんじゃないだろうか?と思ったのです。

本人にも聞いてないので真相は分かりませんが...でも、ひょっとしたら...と思った瞬間でした。

いずれにしても、そこで会場の流れは完全に彼等のものになった、と感じて、僕は「負けてられない」と思って、楽屋へと向かいました。


ザ・ルーディー

本気でぶつかってきてくれて、ありがとう。

最高のバトンだったよ。


握月

僕らです。

誰かにとって一番になりたい、という気持ちはまちろんでしたが、それ以上に、自分達が自分達を最高だと思えるようなライブを今日はしたい、と思って臨みました。

セトリはこんな感じでした。




いつものライブと違っていたのは、僕らを見るために本当に沢山のお客さんが来てくれたという事と、対バンは、僕らの事を信じて集まってくれたバンドしかいないという事だけで。

僕らいつも通り握月をやり抜きました。




...ごめんなさい。嘘です。カッコつけてしまいました。


めちゃくちゃ共演のみんなのライブに感動して、お客様の声援や踊りや盛り上がりにテンションがぶち上がって、いつも以上に気持ちが込められてライブが出来ました。


終わってから沢山のお客さんから感想を頂き、アンケートも書いて頂き、途方もなく、感謝の気持ちが溢れました。


共演してくれたみんなからも、勿論、同じように様々な感想を貰いました。


僕らは、今日この場所に集まってくれた人達と、大切な1日を一緒に作る事が出来たんだな、と実感しました。


「またこんな日を作ろう」と終わった直後はSNSでも書いたりしたのですが、

この先、何か時空に異変が起こって、横浜アリーナや東京ドームで握月フェスティバル!!!を開催出来る日が来たとしても、

2度とこんな1日を作る事は出来ないような気もします。

それでも、また絶対に作りますけど。






みんな、ステージを降りれば漫画の話をしたり、映画の話をしたり、笑い話をしたり、そして結局は音楽の話をしたりと。

言ってしまえばバンドや音楽活動によって引き合わせられなくても、何かしらで繋がる事には結局なったのかもしれない、そんな友人達であるような気がします。


僕が由宇くんやマチャと出会って握月というバンドをやっている時間は、間違いなく人生の中での有限な時間であるとは思いますが、願わくば、この人生の全ての時間がバンドや音楽活動、そして、仲間達との語らいや激しいぶつかり合いであってほしいな、と思っています。


みんなライブハウスに来るって事は、お金だけじゃなく、他にも何かを犠牲にしてるんだろうな、っていうのは、バンドマンもお客さんも同じだと思っています。

でも、だからこそ、ライブハウスで過ごす時間は煌めいていて、楽しくて、涙が出るような事があるんだろうって思います。


長くなりましたが...

この日、ご来場をしてくれたお客様。

そして出演してくれた、

THE FUZZ ACT

SoberBrown

ザ・ルーディー

そして、

いつもお世話になっている池袋Admスタッフのキャスさん、なおちゃん、オカモトさん、PA幹弥さん、ブッカー福くん


関わって頂いた全ての皆様、

本当にありがとうございました!!!


ライブ写真:浪田すゐ @NamitaSui

フライヤー写真:スズキトモヤ @tom_aid01





L→R

由宇 マチャ たくま


2023.4.1(sat)

福餃子の前にて



どうも。たくまです。

今月、僕の新しいMV、「おつかれさん」が公開されました。


この記事では、「おつかれさん」のMV撮影舞台裏、曲の製作当時の話などをしようと思います。


このMVは、前回の「赤いエントツの家」で撮影をしてくれた、君らそんなんで委員会の撮影した映像を一部使わせて貰っていたり、新宿Marbleでの配信ライブ映像も貰っていますが、MV8割ぐらいの映像は、僕が去年の秋から今年の春ぐらいまでにかけて、自分の近所や上野を歩き回って、ハンディカメラで撮影・収集した映像で作られています。(自分でどうしても撮れないシーンは、握月メンバーの由宇くんに撮影をお願いしたりもしました)


1人で映像を撮るというのは、やはり大変な事で、周りは家族連れやカップルばかりなのに、上野公園の西郷隆盛さんの像の前で、一人で三脚に設置されたカメラに向かってにやにやとピースサインを送る僕を見た周囲の人達からは不気味がられたり、大雪の中で撮影するシーンでは、カメラが濡れないように松屋で貰う弁当用のビニール袋をカメラに被せて三脚に設置したりと、撮影スタッフがいないDIY環境でMVを作ることの大変さを心底感じた撮影期間でした。

完成したMVを改めて見てみると、1人でカメラと三脚を手に、とぼとぼと年末の上野や近所の河川敷を歩き回っていた事ばかりを思い出し、奇しくも、このMVを撮影していた僕は「おつかれさん」という歌のように、年末の賑やかな喧騒の街の中に溶け込めない存在だったんだな、と思いました。


「おつかれさん」という曲を着想した時期は、生まれて初めて「音楽を辞めよう」と本気で思った2019年の秋頃の事です。

「歌いたい事を歌うだけでは売れない」。商品を届けるという事はお客様ありきなので、そんなのは当たり前の事なのですが、僕は「その人にだけ伝えたい」「ありのままに自分の想いを伝えたい」という気持ちでこれまで歌を作ってきていて、この時期、そういった気持ちで絞り出したデモ曲を業界関係の方から酷評されるという出来事があり、本気で音楽そのものから身を引こうという気持ちになっていました

そんな気持ちに抗うようにして湧いてきた曲が「おつかれさん」だった気がします。

曲として最終的に完成したのは2020年の秋頃。コロナ禍を経験して一年がかりで作られた曲でしたが、歌詞については文章量があまりにも多過ぎた為、自然とポエトリー形式となりました。

「歌いたい事を歌うだけでは売れない」

という事実を前にしても、自分に出来る歌は、伝えたい事をありのままに訴える歌でした。

大切な人に届くように。

空の上まで届くように。

僕はこの歌で世界は変えられなくても、誰かの心の中にある風景は変えられると思っています。

カッコつけた綺麗事ばかりですけど、もちろん世の中に評価されたら嬉しいですけどね笑


この記事を書いている1127日は、まさに本格的な年末が始まるという時期で、さっきまでMVにも登場した上野のアメヤ横丁を歩いていました。

去年、ハンディカメラを片手に、誰とも交われない存在として歩いていた僕は、今年も同じように1人で上野にいました。


2022年。まあまあ辛い事の多い1年ではありましたが、残り1か月、悔いの無いように過ごそうと、ライブハウスや路上で歌い、そこで出会う人に励まされたり勇気付けられたりしながら、なんだかんだで元気にやっています。

1224日には、今年の春に活休からの復活イベントもやらせてもらった久米川 太陽と月灯りで、たくまイベントも組んで頂けました。そう考えると、そこまで悪い年末じゃないのかもしれません。


まだこの歌を聴いた事がない方、ライブでよく耳にしている方、CDでよく聴いている方、僕の存在をつい最近知ったという方。

「おつかれさん」MVは下記リンク先のページにありますので、忙しい年末という時期ですが、6分ほどお時間を頂けたら幸いです。


http://takumasolo.com


僕はこれからクリスマスケーキを近所の100円ローソンに予約をしに行こうと思います。

去年は1人で食べましたが、今年は色んな人と分け合えるかもしれません。

そんな感じで楽しい年末を期待をしましょう。

ありがとうございました!


たくま