【今週の暗誦聖句】
「イエスは彼らに言われた。『ああ、不信仰な時代だ。いつまで、わたしはあなたがたと一緒にいなければならないのか。いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。』」マルコの福音書 9章19節
【今日の聖句】
「わたしが彼のために、多くのおしえを書いても、彼らはこれを他国人のもののように見なす。」ホセア書 8章12節
「ですから、わたしのこれらのことばを聞いて、それを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人にたとえることができます。」マタイの福音書 7章24節
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神が人に与えられた戒めはたった一つ、善悪の知識の木からその実を取って食べてはならない、と言うものでした。神はそれ以外にも見た目も美しく、美味しい木の実を造られましたが、いのちの木の実も含め、すべてのものを食べて良いと言われました。しかし人はその命令に逆らい、善悪の知識の木の実を食べてしまい、霊的に死んでしまいました。たった一つの、だれでも守れる命令に背いたのです。
そのたった一つの罪により、罪と死の支配が全人類に広がりました。神はモーセに律法を与えられましたが、その数の多さに人の「罪」とは一言では言い尽くせないほど多く、さまざまな形で表れてくるものであることを知るのです。「これぐらいのこと」と、罪を過小評価する人もいるでしょうが、その罪がすでに神との関係において死んでしまっていることの証拠となっているのです。
神が最初から最後まで人に命じてくださっていること。それは神を愛し、人を愛することです。でも人は罪を犯してしまいました。愛が分からなくなりました。分かっているつもりでも、人の愛が非常に歪んでしまっていることを律法の多さが証明しています。だからこそ父なる神は御子イエスを人としてお送りくださり、「ここに愛がある」と十字架を差し示されたのです。キリストが私たちを愛してくださったように、私たちも互いに愛し合うこと。この命令に従う者でありたいと願います。