内藤コレクション 写本 ーいとも優雅なる中世の小宇宙 第7回 @東京国立西洋美術館 | akki-artのブログ

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先日、東京上野の国立西洋美術館で開催中

 

 

内藤コレクション 写本 ーいとも優雅なる中世の小宇宙 展

 

 

 

 

へ行ってきました

 

 

 

 

 

 

印刷技術がなかった中世ヨーロッパ

 

 

動物の皮を舐めして作った紙に、文字が書かれ、絵が描かれた写本はとても貴重で、贅沢なものでした

 

 

 

今回はその第7回

 

 

◾️作品紹介

 

今回の作品は

 

 

●《グラティウアヌス『グラティウス教会法令集』(ブレーシャのバルトロマエウスの「標準註釈」を伴う)零葉》

フランス南西部、トゥールーズ(?)

1320年頃

 

 

1140年頃、イタリアのボローニャで編纂され

 

 

中世を通じて、大学の法学部での法令集の基本文献だったそうです

 

 

 

 

 

▼部分

 

 

この場面は

 

長いこと家を留守にしていた夫と

 

 

その間に他の人と結婚していた妻の話

 

 

膝まづいて、司祭の判決を受けるのが、巡礼姿の留守にしていた夫

 

 

 

その側に立つのが、証人と弁護人と思われます

 

 

その右奥で抱き合っているのが、妻と現在の夫

 

 

後ろには、塔がある牢獄が描かれています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼部分図を拡大したパネル

 

 

 

 

 

関係者の具体的な姿が印象的ですね

 

 

文字の大きさから想像できますが

 

 

 

とっても小さいので、撮影した写真を改めて見ないとよくわからない状態です

 

 

細密な、超絶技巧です

 

 

 

◾️内藤コレクションの記事

▼第1回

 

 

 

▼第2回

 

 

 

▼第3回

 

 

 

▼第4回

 

 

 

▼第5回

 

 

 

 

▼第6回