2023年度 第72回 朝日広告賞の発表がありました

 

 

昨日(2024年7月6日)の朝日新聞誌上に掲載されています

 

 

 

朝日新聞誌面に掲載された広告の中から広告主が応募した「広告主参加」の部門で

 

 

最高賞の朝日広告賞を受賞されたのが

 

 

「ちびまる子ちゃん」を使ったユニクロさんの広告

 

 

◾️《母の日『つながる気持ち』& 父の日『赤ら顔のヒミツ』2点シリーズ》

企画製作/電通  製作/sora

 

 

この作品は昨年のADC(東京アートディレクターズクラブ)賞にも選ばれていて

 

 

昨年ギンザ・グラフィク・ギャラリーでの展示で紹介されていました

 

 

 

 

 

 

●母の日 《つながる気持ち》

 

 

 

実は、実際の新聞紙面上では、まる子ちゃんとお母さんは全く別のところに片面づつ掲載されているそうです、

 

 

ですが、この間の誌面を抜くと、この広告の全体が現れるようになっていあるそうです

 

 

面白いですよね

 

 

 

 

 

●父の日 《赤ら顔のヒミツ》

 

 

(画像は両方とも、昨年のギンザ・グラフィック・ギャラリーで撮影したものです)

 

 

■昨年の記事

 

2023年11月25日付け

 

 

銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーでの、

 

 

 

ADC(東京アートディレクターズクラブ)賞の記事

 

 

 

改めて紹介したいと思います

 

 

 

 

 

 

 

以下、昨年の記事から

 

 

(前略)

■ADC賞とは

 

ADC(東京アートディレクターズクラブ)は日本を代表するアートディレクターがメンバーとあっている会。(現在80名)。

 


この全ての会員が審査員となって毎年行われている公募展が日本のアートディレクション展です。

 


今回は昨年6月から今年の5月までに(今回 注 2022年の6月から2023年の5月までに)発表や使用された応募作の中から、受賞作品と、やはり毎年製作されている、ADC年鑑に載せる作品選び、この展覧会で展示されています。

 

 

今の日本の、先端のデザインの流れがわかるという展覧会ですね。
 

 

 

■作品紹介

 

 

気になった作品をいくつか紹介。

 

 

 

 

 

●ユニクロ 「母の日・父の日」新聞広告

アートディレクター 玉置太一

 

 

▼母の日 1

 

 

両面の新聞広告ですが、半分が紙で覆われていて、片側しか見えないようになっています。

作品のキャプションによると、この紙をずらす作業自体がこの作品の肝だそうです。

こちらの面は、お母さんだけですね。

 

 

 

 

 

▼母の日 2

 

紙を左にずらすと、まる子ちゃんが出てきます。

 

 

 

 

▼母の日 3

 

 

両面とも見えるようにするとこのように

 

紙を片面におくことで、お母さんの普段言えない、子供への思い。

逆に、子供が普段言えない、母親への感謝の思いがさりげなく伝わってきますね。

 

ここには

”話そうよ、母の日に。”

というコピーがついています。

 

 

 

 

▼父の日 1

 

父の日の広告は、まる子ちゃんがプレゼントを用意しています。

まる子ちゃんの頬が少し赤くなっています。

 

 

 

▼父の日 2

 

紙をずらすと、お父さんが枝豆をつまみにビールを飲んでいます。

そして喜んだような、酔った赤い顔。

 

 

 

 

 

▼父の日 3

 

 

こちらの、コピーは

 ”あ、

 お父さんの顔、

 赤くなってる。”

 

赤くなっているのはビールのせいだけではないですよね。

 

紙をずらすことで、二人のそれぞれの思いがクローズアップされて、ちょっとした照れくさそうな、まる子ちゃんの、そして同じ思いのお父さんの気持ちがさりげなく表現されていますね。

 

(後略)”

 

 

 

 

 

 

◾️昨年のこのADC賞の記事

 

よかったら読んでください