ドラゴンヘッドの順行•逆行•留は、5年くらい前の私がたくさん調べていた分野です。

久しぶりにこの話ができてうれしいので たくさん語らせてください(笑)



ドラゴンヘッドの動き方

ホロスコープを反時計回りに進むのを「順行」
時計回りに進むのを「逆行」
そして前にも後ろにも動かないのを「留」
といいます。

ドラゴンヘッドは順行と逆行を繰り返しながら、長い目で見ると逆行の向きに進んでいきます。


ちなみに、この順行逆行を考慮した位置を言うときはトゥルーノード
長い目で見て逆行だけしていると考えた平均の位置を言うときミーンノードと呼びます。


このトゥルーノードの動き方の変化、それと私たちの様子との関連に興味が湧いて、いろいろ調べていたのですよ。

既存の文献を見つけられなかったので、手作業と聞き取り調査で(笑)



ドラゴンヘッドの動きをこのように調べた

ホロスコープ作成サイトで1時間ごとのドラゴンヘッドを位置を調べ、
1時間でどれくらい動いたかをチェックします。

これでドラゴンヘッドの「時速」が分かるわけですね。
昨日2020年7月5日は、逆行1”/時から逆行3"/時へとだんだん逆行が速くなっていますね。

1時間ごとだと調べるのが膨大で大変だから 1日ごとの位置を調べるのでもよいです。
私は詳しく知りたかったからかなり細かくやってみたのでした。

単位は「秒(角度)/時」です。
秒というのは、角度の ° (度) ' (分) ” (秒) の、” (秒) です。


そうやって毎日たくさん集めたデータを1ヶ月のグラフにしてみますと…
2016年5月は、逆行の速いときで34"/時くらいですね。
となると、昨日のドラゴンヘッドはかなりゆっくりです。



このように調べるうちに
ドラゴンヘッドが留(スピード0)となり
順行と逆行が切り替わるタイミングには
3種類あることを発見しました。

ドラゴンヘッドが留となり、順行逆行が切り替わるタイミング
① 太陽がドラゴンヘッドかドラゴンテイルに重なるとき
② 月がドラゴンヘッドかドラゴンテイルに重なるとき
③ 太陽と月が90度のとき


さらに長期間のグラフになると こんな感じ。
何年のだったかは忘れてしまった。数年前のものです。

日蝕や月蝕のときは
太陽がドラゴンの近くにあるので
ドラゴンヘッドの動きが極めてゆっくりです。
ほとんど動きません。

この画像の9月のナミナミが小さい(=ドラゴンヘッドの順行も逆行もとてもゆっくりだった)のは、
日蝕月蝕シーズンで 太陽がドラゴンの近くにあったからです。

2020年6〜7月も日蝕月蝕シーズンだったので、今のドラゴンヘッドもかなりゆっくり。


一昨日2020年7月4日は、月がドラゴンテイルを通過したので ドラゴンヘッドは順行から逆行に切り替わっています。


最近で太陽がドラゴンヘッドと完全に重なった2020年6月20日はこんなふう。
ドラゴンヘッドは全然動いていません。
いくらかは動いていたけれど 1”/時未満なので、私の使っているホロスコープ作成サイトでは検出不可能ということですね。


比較のために ものすごくドラゴンヘッドの動きが速い日も載せておきます。2020年3月25日です。


ホロスコープをたくさん開いてドラゴンヘッドのスピードを調べるのではなく、
ホロスコープを1つ見てそのときのドラゴンヘッドのスピードを見る技も編み出したりもしました。
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どうしてドラゴンヘッドの順行逆行について調べたのかと言いますと…!

ジャン・スピラーさんの『前世ソウルリーディング』のドラゴンヘッドの占いに感銘を受けた私は、
友人知人(当時20代後半〜30歳前後くらいの人々)にこの本を見てもらいました。


「うわ!この本ヤバい…!ドラゴンヘッドヤバい…!!」と言ってもらえるけれど

「ドラゴンヘッドやるの無理無理…!」
「自分を全否定された気分」
と苦しみの表情を浮かべる人もいれば

「めっちゃうれしい!」
「私がやりたいと思っていたことみんな、これでよかったんだって分かった!」
ととても喜ぶ人もいて

この違いがどこからくるのか気になったのですな。


そして友人知人のホロスコープを見比べて
「出生図のドラゴンヘッドが逆行の人は ドラゴンヘッドをやるべしと言われると苦悶の表情を浮かべる…?」
「出生図のドラゴンヘッドが順行の人は ドラゴンヘッドをやるべしと言われるとうれしい…?」
という傾向を発見。

ドラゴンヘッドの順行や逆行が ドラゴンヘッド化への意欲や抵抗に関係があるのではと考え、
ドラゴンヘッドの動き方や ドラゴンヘッドの占いについての感じ方を詳しく調べるようになったのでした。



ドラゴンヘッド順行さんドラゴンヘッド逆行さんの話はここでは割愛しまして…


ドラゴンヘッド留さん

① 太陽がドラゴンヘッドかドラゴンテイルに重なるとき

ドラゴンヘッド留にも数パターンありますが 現段階で私に語れるのは日蝕と月蝕の間の時期に生まれてドラゴンヘッドが「めっちゃ留」のタイプです。

太陽がドラゴンの近くにあるケースですね。

人数的になかなか見つけられず、データが少ないのではっきり言いにくいのですよ。

でも仮説はあります…!→仮説

「めっちゃ留」タイプの人は 私が今まで見てきたケースだと
ドラゴンテイルに対してもドラゴンヘッドに対しても「変容しよう」「変わろう」という意識があまりないような感じがします。

変容は起こるけれど、気持ちの面で「あっちに行こう」みたいなのがそんなにないように見える…
まだ断定はできないけど。

私もこのグループに属しています。


② 月がドラゴンヘッドかドラゴンテイルに重なるとき
検証•考察ができていませんが、進化占星術にヒントがありそう。

③ 太陽と月が90度のときの留
このケースは、「太陽と月が90度」というところからあれこれ考えることができそうです。



さらに詳しく
ドラゴンヘッドの順行が加速している人
ドラゴンヘッドの順行が減速している人
ドラゴンヘッドの逆行が加速している人
ドラゴンヘッドの逆行が減速している人
日蝕や月蝕に近い時期に生まれてドラゴンヘッドがほとんど動いていない人
ドラゴンヘッドは留だけど日蝕月蝕シーズンではない時期に生まれた人…

といろいろ考えることをしていたのですが、この研究は今はストップしています。



「ドラゴンヘッド化」を感じないケースの発見

「ドラゴンテイルになじんだ自分→ドラゴンヘッドを受け入れた自分」というように変化する
という前提で研究をしていましたが、これは全員に当てはまるわけではないのも分かっています。

「私はドラゴンヘッド→ドラゴンテイルのように変化しているように感じるのです。これは一体…!」
というご報告をいただき、研究はさらなる深みへ(笑)


「ドラゴンテイル→ドラゴンヘッド」という変化の話は、ていねいに伝えれば20代後半よりも歳上のだいたい70〜80%くらいの人がそれなりに実感することができます。
でも、20〜30%の人を置いてけぼりにした占いでは 苦しいからね。


その後、
・日蝕星座や月蝕星座との兼ね合い
・さらに進化占星術との出会いからいろんな星のノードの登場など
のように、
私たちの変容には ドラゴンヘッドだけではない他の要素も関係していることが明らかになりました。

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ドラゴンヘッドの留に話を戻すと

ドラゴンヘッドが留となり、順行逆行が切り替わるタイミング
① 太陽がドラゴンヘッドかドラゴンテイルに重なるとき
② 月がドラゴンヘッドかドラゴンテイルに重なるとき
③ 太陽と月が90度のとき
この3パターンと

それから「順行→逆行」「逆行→順行」の2パターンがあるので、

詳しく考えるなら少なくとも3×2=6パターンについて考えることができそうです。


太陽や月がドラゴンと重なるときの様子(留①②)については、ジェフリーさんの進化占星術の話をじっくり読むとヒントが見つけられそうですな…!

ドラゴンヘッドの留に着目した話ではないけれど、ドラゴンと太陽や月が重なっている事例の解説があったはず。


留と龍

神さまはダジャレ好きなので、私もなにかあるだろうと思っているけれど、龍との兼ね合いはまだ掴めていません(^_^;)

パッと思いつけるのは、ドラゴンが動いていないから「ドラゴンを見やすい」(太陽や月の位置を介して)なんていうくらいですな…

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こんな感じです…!


「ドラゴンヘッドの順行•逆行•留から考えることができるのではないか」と思っていたうちのあれこれが 進化占星術の見方で解決することが分かったところから、
ドラゴンヘッドの動き方と私たちに関する研究は途中のままストップしています。

進化占星術やヘリオセントリック占星術の全貌を学び終えたら、この研究の続きに戻ってくるかもしれません。
今生ではまず無理だと思います(^_^;)



かなり手間のかかる作業をして調べたことなので、こういうことをネット上に発信している人は私くらいではないかなと思います。

この話は大事に使ってもらえたらうれしいです(笑)



ちづるれろさん、ナイスな質問をありがとうございました!



【おまけ】

すごいモリモリ調べていたのですよ(笑)


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2020年7月に書いたおはなしでした。



こんなことを考えて、毎日16時に過去記事を紹介しています。
読んでくれてありがとう!