「甘酒」
「甘酒」。米麹と白米で作る昔ならではの甘酒。実家では祖父母が一日がかりで作っていました。ゆるく炊いた米と米麹。保温は電子ジャーではなく、古い電気釜でした。なんでも「保温の温度が適度」だとか。私も、なんとか自分のものにしようと、米麹を買って来てはトライしたものですが、なかなかうまくいきません。硬かったり、甘くならなかったり。果ては腐臭がしたり。踏んだり蹴ったりでした。ところが、ヨーグルト作りのために買ったヨーグルトメーカー「ヨーグルティア」の保温機能に頼ってみてビックリ。「これこれ。これだ!」。しっかりと甘酒のたねが出来上がっています。「温度だったんだね」。それから何度か作って、仕込みで判ったこと。・米麹は一粒一粒丁寧にほぐす。・米麹を入れる前のおかゆの温度は60℃以下を厳守。・米麹とおかゆを混ぜる時は、空気を混ぜ込むように。・あとは「ヨーグルティア」におまかせ(58℃で8時間)。これで上出来です。あと、発酵食品を仕込む時の鉄則で、器具の殺菌を徹底しましょう。酒を絶っている今、甘酒は格別の旨さです。追記:いろいろと量を変えて作っていますが、下記が一番か。①米4:もち米6を水300mlで炊く。②炊き上がった米に水150mlを加えて60℃まで冷ます。③一粒同々ほぐした米麹200グラムを加えてよくまぜる。④58℃で8時間(2時間おきにかきまぜる)でできあがり。⑤常温で放置※※だいたい三日で消費するので、常温放置です。ヨーグルティアを購入したのは2013年の1月。すでに12年が経ちました。この間で、本製品の価格も上がり、2013年:5,680円2025年:13,464円(ブラックフライデー価格)2倍以上の値上がりです。