「ペトロマックスHK500」
キャンプが好きで、大阪府下のキャンンプ場に通っています。
特にキャンプギアにこだわりはありません。
道具入れなどは発泡スチロールやスーパーの買い物カゴだったりします。
ランタンも光量の弱いLEDランタンしか持っていませんでした。
ただ、これだと夕飯どきに難儀します。
ほとんど見えません。
焼肉が果たして焼けているのかどうかもわからない有様だったのです。
ここで一念発起して、ハリケーンランタンと加圧式灯油ランタンを購入しました。
ハリケーンランタンはキャプテンスタッグの廉価版。渋いコッパーカラーです。
こちらは雰囲気を味わうために購入しました。
加圧式灯油ランタン、こちらが本命です。
以前の野営で、隣のサイトの方が使っているのを見たことがありました。
煌々と照らす光の中で、明るい食卓が輝いていたのでした。
「これしかない!」
「ペトロマックスHK500」
正規取扱店のスター商事のHPをブックマークしていましたがその値段にたじろいでしまいます。
ただ、ネットでいろいろ調べていくと、100年も変わらない仕様で、「じゃじゃ馬」と称されるほど、前近代的な機械であるらしく、ハイテクマシーンでもないので、正規取扱店でなくても「だいじょうぶジャネ!」と考えました。
とりわけ、各パーツも豊富に販売されているため、ダメだったらダメな部品を変えれば良いと思ったのでした。
てな訳で、Amazonで並行輸入品を求めました。29,000円也。それでも高いよね。
先達のブログやYoutubeを丹念に閲覧し、パーツリストを食い入るように見て構造を知ることに努め、イメージトレーニングをし、脳内でメンテナンスができるまでになりました。
この点、小さな頃から機械メーカに勤めていた父親と機械いじりをし、同じメーカに入社してエンジンやキャブレターをメンテナンスしまくっていたので、だいぶ得です。
さて、届くと同時に開封、点検。
「おっと!仕様が変わっている!」
ネットで見た「レギュレーティングスクリュー」がなくなっていたのですね。
あと、同梱されているはずの予備の「クリーニングニードル」がありませんでした。
「おいっ!並行輸入品!!」
気を取り直して点検。
やたらと評判の悪い「ガスチャンバー」と「セラミックノズル」ですが、まずガスチャンバーが真鍮製に変わっていました。ネジの締まり具合もバッチリです。
各所の増し締めと動作確認を経て、さっそく点火です。
同梱の純正マントルをつけて空焼きします。
この時、私はバーナーを用いず、プレヒート用の予熱カップにエタノールを入れて火をつけて行いました。もくもくと白い煙が立ち上がります。
「これは家の中ではできないね」
予熱カップ2杯分のプレヒートを行い、ついにマントルに点火です。
「グリップホイール」を下向きにして気化した燃料をマントルに噴射。
アルコールの炎で黄色く照らされていたマントルが煌々と輝き出します!
「なんやコレ!マジックみたい!」大感動!!
何故かリズムを刻みながらシューシューと噴射される音が小気味いいです。
実験的に初点火を体験し、当日にキャンプに出掛けました。
今回のサイトは隣同士と距離が近いようです。
「明るいと迷惑だろうな」と思い、光を遮るように自立タープにサイドスクリーンを張りました。
さて、夜まで待てない!「点火!!」
「明るいやーん」
「最高だ」
「これがキャンプだよ」
さて、「じゃじゃ馬」と言われるペトロマックスHK500ですが、これと言って失敗することはなかったです。予習の賜物ですね。
ただ、何度か使っていくうちにネジの緩みや、各パイプ内の汚れ、つまりなどで不調が現れるかも知れません。でも、心配はありません。
「全部ネットに書いてあるよ!!」
だが、しかし、ポンピングよ!
「押しにくいし、結構しんどいよ!」
特にゼロからの加圧は骨が折れます。
「ポンプアダプターは必要だな!」
YoutubeではポンプアダプターにCO2インフレーターで加圧しているものがあり、1秒足らずで加圧できるとのこと。
折角のお買い物なので、庭キャンでもどんどん使いたい!
あと、同梱されていた純正マントルがどれぐらい持つのか楽しみ!
今回は初回だったのでスターケロシンを使いましたが、結構な割高になってしまうので、次回からは灯油を使用したいです。
「新しい仲間が加わったな」
どんな物でも一生物です。
大切に使っていきますね。
では。