「千畳敷カール」

山岳雑誌で見て以来、行ってみたいところでした。
結婚する前に、今の嫁さんと長野旅行を計画。

何気なしに立ち寄った駒ケ岳サービスエリアで地図を見ると、思いがけず近くにあることを知りました。
「計画変更」

駒ヶ根インター近くのバス停から、ロープウェー駅のシラビ平へ。
ここからロープウェーで一気に千畳敷です。

 



「なんて神々しい景色だらう!」
宝剣岳の山体の峻険な美しさに圧倒され、
なだらかなカールを一望するに、花畑の広大さに心打たれます。

空の青、雲の白、山の緑。
「原色のコントラスト」

「俺は、ここに来たかったんだな!」

目的は思いもかけず、期せずしてやってくる。
「旅の醍醐味!」

さて、宝剣岳の頂上を目指すも、鎖場で高所恐怖症であることにハタと気づき、頂上を目前に踵を返します。
このあたり一向に拘泥しません。

カールに戻り、千畳敷飯を食っていると、天気が急変し、大粒の雹に見舞われました。
雷の影響でロープウェーは運行停止。
「登頂にこだわらなくて良かった」

 

 



運行再開まで数時間。
この日の宿の夕飯に間に合うか気を揉みながら、色とりどりのポンチョを着て列をなす下山者を下から眺めました。
「悲惨な目にあっただろうな」

さて、待ちに待って下山し白骨を目指すも、夕食の時間に間に合わず、コンビニ飯になりました。

でも、不思議と残念ではない。
とても貴重な体験ができたことに、嫁さんともども大満足でした。

では。