今日は和歌山の西川農園さんで農業体験。
「食」を突き詰めて考えていくと、原点である農業に興味が湧いてきました。
山中がみかんの花の香りで満たされています。
まずは、河内晩柑の収穫です。
河内晩柑は、文旦の突然変異種で、日本の柑橘類全体の生産量の1%に満たない希少な品種だそうです。
河内晩柑の木は、大きな実をたわわにつけながら、同時に花も咲かせています。
今の実は、昨年の花からできた実で、今の花は来年の果実になるそうです。
もぎたての晩柑は、みずみずしくさっぱりした甘さで、本当に美味しかった!
次は、原木椎茸ハウスを見学。
毎日、沢山の椎茸の木を、水分が均等に行き渡るように天地返しするそうです。
案内して下さった女性は、年配の小柄な女性ですが、その細い腕の筋肉ハンパなかった!
そして、その次はニンニク畑へ案内されました。
みんなでニンニクをズボッとどんどん引っこ抜いていきます。
収穫されたニンニクを一つずつ皮を剥いて、根っこを切り取っていきます。
結構な作業です(汗)
ニンニクって、収穫後こんなに手間をかけられてるんだということを知りました。
「ボウズ」と呼ばれるニンニク。
(写真上)
これは、茎と食用になるニンニクの部分がズンドウです。
ちゃんと実のあるニンニクは、キュッとくびれています。
(写真下)
切り口も違います。
ボウズは、剥いても剥いても皮だけだそうです。
昔はボウズなんてなかったのに、ここ数年増えてきているそうで、温暖化が原因だとか言われているが、実のところはわからないとのことでした。
ニンニクの次は、玉ねぎ!
赤玉と白玉?
これも引っこ抜いて、茎と根を切り落としていきます。
ニンニクも玉ねぎも突然引っこ抜かれて、びっくりだろうなと思いました。
思わず心の中で「ありがとう」
収穫をすることで、植物の命を感じました。
この農園の西川さんは、数年前に農薬とミネラルを併用した農法をされたそうです。
その後、きっぱり農薬を辞められたということです。
農薬を辞め、ミネラル農法に切り替えてどんな変化が起こったのか。
まず、自分自身が健康で元気になったそう。
いくら防護していても、農薬散布の時に農薬が肌に付着したり、吸い込んだりは避けられないそうです。
次に、植物が喜んでいることを肌で感じるようになったそうです。
そして、畑で採れる作物は、生き生きとしっかりした品質になり、美味しくなったそうです。
日々植物の喜びを感じることで、益々ご自分が元気になられたとのこと。
そして、ニンニクや玉ねぎ畑には、通常鳥はやって来ないそうですが、無農薬ミネラル農法に変えたら、いろんな鳥が訪れるようになったそうです。
「それは、昆虫などの何か食べ物がいるようになったからですか?」と尋ねると、「ミネラルの波動が高いから、それに引き寄せられて来るんだと思います。」とおっしゃっていました。
通常農家は、60%くらいの経費を農薬に使うそうです。
無農薬にするとそれだけコストダウンできる訳ですが、無農薬栽培にかかる手間や出来高、流通などを考えると、どちらも楽ではないそうです。
農業を体験することで、少しだけ生産者さんの現実がわかりました。
是非皆さんも農業体験してみて下さい。