鹿児島発酵物語 | 「豊かである自分達が失った大切なもの」パドマ・サーラ

「豊かである自分達が失った大切なもの」パドマ・サーラ

「世界は愛であふれています」私は日本人はこれから世界の中で大切な独自の役割を担っていくと感じています。シータヒーリングを通じて、自分の心を旅し、自分の魂が本当に望む生き方を発見して下さい。

先週3日間鹿児島へ行って来ました。

仕事の合間に、霧島や桜島へ立ち寄り、鹿児島を満喫しました。

中でも、伝統発酵食品との出逢いが嬉しかった!

まず、今回出逢った発酵食品、一発目。


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400年の昔から受け継がれている「酒ずし」

左手の器です。

9種類の食材と、ご飯1升と地酒1升を1:1の割合で押し寿司にし、一昼夜発酵させたなれ寿司です。

男尊女卑の強い薩摩の国では、女性は男性の前でお酒をたしなむことができなかったため、この酒ずしを作りお弁当箱に詰めて、女同士で出かけて楽しんだということです。

お味は、ご飯にお酒入れたそのまんまな感じで、その上に具が乗っかっていて、かなり甘目。

正直言って、また食べたいとは思いませんた(汗)

ご飯と混ぜずに、お酒だけを飲みたい!
そんな感じでした。

お酒をたしなむために、昔の薩摩の女性は苦労したんですね。


次は、黒酢!

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何千というかめが、敷地にずら〜り並びます。

発酵にロマンを感じる私としては、黒酢の発酵の秘密を見ずに帰る訳にはいきません!

お願いして、黒酢発酵の工程を見学させていただきました。


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7分つきのお米で糀をつくります。


この写真は糀を発酵させている工程です。


三角屋根が、上手く発酵させる秘訣なんだそう。


その糀と蒸した玄米、湧き水をかめの中に入れ、発酵させるそうです。


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発酵には3段階あり、糖化発酵→アルコール発酵→酢酸発酵を経て、1年後に火を入れて濾過し、その後大きなかめで何年も熟成させるそうです。


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今年の4月に仕込んだもの。

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酢酸発酵が始まっています。

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1年程経って、金膜というものが浮いていました。

この写真の白っぽいもの。

これはお酢にとって良くないそうで、全てのかめから取り除くそうです。

すごい手間(汗)


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味見させてもらった手間ひまかけて作られた黒酢は、酸っぱいけどまろやか。


お土産に1本買いました。



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親切に丁寧に黒酢のことを説明して下さいり、ありがとうございました!

知りたい欲が心地よく満たされました。



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その後、霧島神宮にお詣りしました。

境内は、ピンと張った清らかな空気。

木々も全て真っ直ぐに伸びていて、この神宮の性質を表していました。

今度は、早朝に来たいと思いました。


おみくじを引いたら「中吉」

でも、内容はなかなかな厳し目。

他の皆さんも、「厳しい〜」とおっしゃっていました。

神様からいただいたメッセージを真摯に受け止め、これからも前進して行きます。