仕事の合間に、霧島や桜島へ立ち寄り、鹿児島を満喫しました。
中でも、伝統発酵食品との出逢いが嬉しかった!
まず、今回出逢った発酵食品、一発目。
400年の昔から受け継がれている「酒ずし」
左手の器です。
9種類の食材と、ご飯1升と地酒1升を1:1の割合で押し寿司にし、一昼夜発酵させたなれ寿司です。
男尊女卑の強い薩摩の国では、女性は男性の前でお酒をたしなむことができなかったため、この酒ずしを作りお弁当箱に詰めて、女同士で出かけて楽しんだということです。
お味は、ご飯にお酒入れたそのまんまな感じで、その上に具が乗っかっていて、かなり甘目。
正直言って、また食べたいとは思いませんた(汗)
ご飯と混ぜずに、お酒だけを飲みたい!
そんな感じでした。
お酒をたしなむために、昔の薩摩の女性は苦労したんですね。
次は、黒酢!
発酵にロマンを感じる私としては、黒酢の発酵の秘密を見ずに帰る訳にはいきません!
お願いして、黒酢発酵の工程を見学させていただきました。
7分つきのお米で糀をつくります。
この写真は糀を発酵させている工程です。
三角屋根が、上手く発酵させる秘訣なんだそう。
その糀と蒸した玄米、湧き水をかめの中に入れ、発酵させるそうです。
発酵には3段階あり、糖化発酵→アルコール発酵→酢酸発酵を経て、1年後に火を入れて濾過し、その後大きなかめで何年も熟成させるそうです。
今年の4月に仕込んだもの。
この写真の白っぽいもの。
これはお酢にとって良くないそうで、全てのかめから取り除くそうです。
すごい手間(汗)
味見させてもらった手間ひまかけて作られた黒酢は、酸っぱいけどまろやか。
お土産に1本買いました。
親切に丁寧に黒酢のことを説明して下さいり、ありがとうございました!
知りたい欲が心地よく満たされました。
その後、霧島神宮にお詣りしました。
境内は、ピンと張った清らかな空気。
木々も全て真っ直ぐに伸びていて、この神宮の性質を表していました。
今度は、早朝に来たいと思いました。
おみくじを引いたら「中吉」
でも、内容はなかなかな厳し目。
他の皆さんも、「厳しい〜」とおっしゃっていました。
神様からいただいたメッセージを真摯に受け止め、これからも前進して行きます。