最後の夜、創作韓定食を食べに行きました。
ひとつひとつ丁寧に作られた、素朴でちょっと新しい感覚の韓国料理。
どれも優しい味わいで美味しかった。
オモニが3ヶ月以上発酵させた魚、イシモチを手でむしってくれた。
「優しい味」とは、作り手が優しい人で優しい気持ちで作ってるからなんだなと改めて思いました。
そして、今回韓国で私はこの「優しさ」を求めていたんだと気づきました。
私は韓国でどうしても魚醤を買って帰りたかった。
でも、深夜まで空いているスーパーへのアクセスで夫と意見が合わず、挙句の果てに口論にまで。
最後の夜なのに、そしてお店の中に不穏な雰囲気を漂わせてしまったことに気が引けた。
オモニが韓国語で「大丈夫、あなたの気持ちはわかるよ」(たぶんそう言ったと思う)
私は「お店でケンカしてごめんなさい。」と英語で言った。
韓国語しか通じないのに、こんな時日本語ではなく、英語になってしまうのはなぜ?
彼女は、レジで私をぎゅーっとハグしてくれた。
その胸の温かさが、私の胸にずっと残っていました。
最悪な最後の夜になりそうだったけど、おかげで気持ちはV字回復↑
その後、小さな奇跡が起こって、事は丸く収まりました。
今回のソウルの旅では、沢山の優しい人と出会いました。
そしていっぱい優しさをもらいました。
求めているものを、ちゃんと人は与えられるんだなと思いました。
韓国は5回目で、来るたびに好きになったけど、今回で大大大好きになりました。
また来年も来よっと。
いや、年内にもう一度かな。
ハートの芯から温まる旅になったことを心から感謝します。
そして、そんな旅をさせてくれた夫にも。