読書感想文シリーズ第7弾
鉄道ジャーナル1977年10月号、11月号は2号連続『急行列車再発見』
まずは今回、10月号の第1部をご紹介
なお、10月号、11月号どちらも裏面は
プライドを捨てスーパーエキスプレスに媚び行った旅と鉄道秋号の広告でしたw
さらに見ると10月号(右)では『特急列車の旅情』となっていたのですが
発売後の11月号(左)では『スーパーエキスプレス』
旅情どこいった???
旅と鉄道1977年秋号 | あきべや☆鉄 (ameblo.jp)
旅と鉄道
雑誌のコンセプトも変わってました...
では10月号、まず特集は急行列車ジグザグ日本縦断前編西日本編
いいですね~、乗り鉄の夢みたいな行程を『仕事』で行かれたとは、うらやましいかぎり
スタートは指宿
錦江2号、指宿1002~1058西鹿児島、キハ58、4両(G1、指1、自2)
乗車記と写真が載り、まるで乗車しているかのような旅レポ
読み応えありました
10時02分、錦江2号発車
半年かけて練った行程だったそうで
感動のスタートを切った錦江は
発車直後に異常発生
50mも進まず、指宿駅構内で立ち往生したらしいwww
残念?ながら10分で復旧、錦江は再度指宿駅を出発
指宿枕崎線の乗り心地は最悪だったとの記載
各列車を採点した一覧では、錦江はABC評価でC以下の『失格』
かなり問題があったようですww
で、記事最初の見出しを見直したら、サブタイトルはジャンピングエキスプレスでした
①錦江2号、指宿1002~1058西鹿児島、キハ58、4両(G1、指1、自2)
②かいもん2号、西鹿児島1200~1543熊本、475系、7両(G1、指1、自5[サハシ含])
③火の山4号、熊本1642~2001大分、キハ58、4両(G1、指1、自2)
錦江の次のかいもんは、もちろん?快走、ただし車内はガラガラ、ビッフェは閑古鳥
出水から少しずつ乗車率があがっていき熊本でほとんどの乗客が入れ替わった
豊肥本線火の山は山岳路線をあえぎながら登るキハ58を堪能
④西九州、大分825~1347長崎、キハ58、鳥栖jまで6両、肥前山口まで12両、長崎まで8両
(出島2号併結、佐世保編成切り離し、総12両、G2、指2、自8)
⑤平戸、長崎1436~2001博多、キハ58、3両(自3)、(東唐津より増3両[自3])
⑥雲仙、西海、博多2111~346広島、14系、13両(指8、自4、マニ37)
久大本線西九州は自由席乗車率50%、まずまずの人気
平戸は長崎から松浦線、筑肥線経由で博多行、乗車時間5時間25分
乗客は佐世保と平戸口で大半が入れ替わり、佐世保までが一番混んでいた
雲仙西海は博多乗車時、自由席がほぼ満席、指定席はガラガラ
下関までに自由席の40%が下車、通勤帰宅列車として利用されていた
残り6割は関西まで乗り通す雰囲気の乗客が多かった
⑦やまのゆ、広島830~1325津山、キハ58、三次まで9両、備後落合まで6両、津山まで2両
(ちどり1号併結、津山編成は自2、米子行はG1、指1、自2、三次区間は自3)
⑧みさき2、砂丘2、津山1605~1735鳥取、キハ58、10両(G1、指2、自7)、G指はみさき編成
⑨美保、鳥取1839~2008城崎、キハ58、3両(G1、自2)
⑩丹後4号、城崎850~1259京都、キハ58、6両(G1、指2、自3)
(西舞鶴よりわかさ1号併結(自2))
中国山地を抜けるやまのゆは道路整備が遅れており沿線住民の足で、利用者が多い
その傍らで中国高速道路の建設が進んでいた
みさき、砂丘はキハ58、10両編成。大阪、岡山からの幹線急行として利用者の多い列車だった
美保は出雲市発福知山行、鳥取までの乗客は多いようだが鳥取以降は利用者は少ない
丹後ではキハ58-1が組み込まれていることに気付き、
真夏にあえて非冷房車(58-1)に乗車しジグザグ走行を楽しんだ
乗客は天橋立で入れ替わる
⑪比叡2号、京都1337~1519岐阜、153系、8両(G自1、自7)
⑫のりくら5号、岐阜1716~2133富山、キハ58、8両(G1、指1、自2+高山まで自4)
⑬白馬、富山1044~1437松本、キハ58、3両(自3)、+しらゆき併結9両(G1、指2、自6)
⑭アルプス5号、松本1600~2017新宿、165系、
8両(G2、指2、自4[サハシ含])+こまがね併結4両(自4)
比叡は普通車はほぼ満席、非常に利用率が高い
のりくらは美濃太田~下呂で乗車率100%、下呂で半減、高山でさらに半減
白馬+しらゆきは12両、キハ58が北陸本線を快走する、大糸線に入ると低速でギャップがすごい
大糸線内も乗車率は6割、富山からの通しの客もかなり多かった
アルプスはサロ2両にサハシも組み込んだ堂々たる編成、但しビッフェは営業休止
乗車券は指宿から東京都区内まで通し12200円、14日有効
(諫早~長崎間乗り越し別払い)
以上、ページ数39の長大旅レポ、写真も多くとても楽しい読み物でした
何号車?
6号車らしいw
次の特集は『急行列車900本の素顔(デッサン)』
1977年当時、特急が台頭してはいたが新幹線を含めた特急列車は712本。
急行は921本あり、数的には急行の方が多かった。
次は『国鉄の急行列車』
明治29年、新橋~神戸間直通運転時に列車指定料金としての上乗せ運賃が始まる
明治39年、急行料金制度開始
大正末期、急行料金のいらない急行列車として『準急列車』が誕生
上記2つの記事のまとめ的には、今後の急行列車は
幹線の県内、隣県とした比較的距離の短い輸送で活躍の場が残るであろう・・・と
(『かいじ』とか『とかわ』とかかなー、確かに愛称も列車も残っていますw)
多層建て急行
もがみ、千秋1号、たざわ1号、はやちね1号、むろね1号、陸中1号、さかり
はい、テストに出ますよ~
次は、ジグザグ日本縦断の中編、四国編
土讃本線の旅情をあしずり1号でキハ65が山岳路線を行く・・・楽しそうです
なお乗車した『あしずり1号』中村行は窪川で予土線経由宇和島行を切り離します
もう忘れていた列車運用、思い出すように記録
ほんと、楽しそうですw
結びとして、四国では急行が最も急行らしい活躍をしている・・・
たしかに急行大国でした
津軽乗車記
旧客編成、古き時代の急行列車の雰囲気が残ります
記事は奥羽本線優等列車変遷についても記載
ヨーロッパの新しい急行用客車
もちろん急行というより特急なんでしょうけれど
1977年ですよ!
14系簡易リクライニングとどっちが乗り心地いいだろ・・・
485グリーンとの比較でもいいけれど
その他記事
・ディーゼル機関車とわたし④
・装本芸術と汽車④
・大井工場、改造車両史
最後にお約束w、1977年から問題
今回は3問
①列車編成表
乗車記に記載された列車編成表
網掛けは指定席
★印は乗車した号車
では、号車横に付いている丸いマークはなにを意味するでしょう??
ちなみに6号車はキロ58ではなくキロ28ですねw
ちなみに『×』マークというのもあります
答えは本記事最後で
②急行ナンバーワン
最長距離急行は大阪~青森間を走る『きたぐに』ですが
距離が1059.5km
あたしの記憶では1040kmのイメージ(白鳥)だったんですが、
20kmなんで多いかわかりますか??
ちなみに、あっそうかと、気付きましたよん
答えはコメント募集
③のせでん
ニュース欄より
眼を疑うばかりの変貌をとげた能勢電軌
路線移設工事が間もなく終了し、
『????』にイメージチェンジする
4文字です
雑誌記者になった気分で考えよう
答えは下記
①列車編成表
Cマークは冷房車でした
×は冷房故障車でしたw
③のせでん
山下~妙見口間が高速鉄道ww
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