おおらかで自然体のみちほママと天真爛漫なゆうな母娘が、メキシコへやってきました。首都メキシコシティから北へバスで4、5時間行くとカラフルな街並みで有名なグアナファトがある。
メキシコの民族衣装を着て散歩しよう。
茶道の先生であるみちほママは「コラソン・ドブレ」（ツインのハート）ネックレス、青い服の真ん中に、お抹茶茶碗と茶せんが刺繍されている。
ゆうなは天使のようなので、自由な翼のついた「コラソン・ボラール」（フライング・ハート）のネックレス、黄色い天使の輪がついたアニメ「プリキュア」とグッズが刺繍されている。
ハロウィンメイクは、2人のひたいにツインソウル（魂の双子）を象徴する双頭の鷲（ダブル・ヘッデッド・イーグル）、みちほの目は太陽、ゆうなの目は星、あごには美しい言葉を話せるよう花が描かれている。
ゆうなの左上にはメキシコ国旗の真ん中にあるサボテンの上で蛇をくわえたイーグルが描かれ、赤と白と緑のふさ飾りが街を彩る。
みちほの右にあるニンニク料理専門店の看板には「AJO」と書かれている。
スペイン語で「AJO」（アホと読む）はニンニクだが、日本で「アホ」は最上級の悟りである。
2人はとっくに最上級の悟り「アホ」に達しているが、座右の銘として贈る。
ゆうなの左下には黄色い服に赤い風船をもった少女が描かれている。
街から放たれた風船が青空に舞い、2人を祝福しています。
風船の大きさや位置もこの高さに流れている気流の動きによって描きわけてます。
この一枚ができあがるバックグラウンドに膨大な知識が必要です。
気象学、遠近法、解剖学、色彩学、構図学、民俗学、人生哲学、そして「経験」。
オレが150カ国旅して出会った世界中の人々との経験からこの絵は描かれています。
ではみちほ＆ゆうなのライフストーリー（みちほ著）を紹介しましょう。
短大卒業後、働いたお金は経験に投資して生きてきたけれど、
キャリアウーマンでもなかった私は、
そろそろ結婚しなくちゃのノリで33歳で結婚し、夫の両親と同居の生活がスタートした。
すぐに子どもができたものの、産まれたのは、ダウン症の娘ゆうな。
産まれた当初は泣き暮らし、私の人生はこれで終わり。
などと思ったけれど、立ち直りも早かった。
働きに出なくてもなんとかなったので、保育士力を発揮して、かわいい。大好き。を連発し自立を目指して育ててきた。
連れて行けるところへはどこへでも連れていき、ゆうな中心の生活が続いた。
ライフワークとして(細々とした活動レベルだが）茶道を続けていたのが支えになっていたのかもしれない。
ゆうなも平点前（ひらてまえ）くらいはするし、「私は、お母さんのお腹にいるときから抹茶を飲んでいる」と自慢？をしたりする。
ゆうなのおかげで人との出会いは倍になり、幸せな生活が送れていると思える今がある。
生活が大きく変わったのが、ゆうな小３のときの夫の単身赴任が皮切り。
ゆうな小４の終わり、体調を悪くした祖父(義父）が倒れ、その日に亡くなった。
ゆうな小６の夏休み明け、父(夫)が赴任先でゴルフ中に倒れ心肺停止で病院に運ばれ、3日後に意識が戻らないまま亡くなった。
身体の弱い祖母(義母）を含め女3人の生活が始まった。
その義母は、肺炎から腎不全、心不全が悪化していつ死ぬかわからないという状態になって1年半。
ゆうな高校の卒業式の翌日亡くなった。
その後、一軒家で女2人の生活が続いている。
人生何が起こるかわからない。いつ死ぬかもわからない。今を楽しむがモットー。
私はちょっとお茶を教え、京都で学び、ちょっとグループホームにご飯をつくりに行き、お寺にパートに行きながら、実家の畑を手伝いながら、己書を教えたりしている。
ゆうなは、近所の作業所でゆるっと仕事しながら、帰宅後、パソコンの前に座って怪しげな文章を打ちこみ、ユーチューブを見ることを日課にしながら、ユーチューバーになる。歌手になる。女優になる。誕生日のプレゼントはカラオケボックスがいい。などと言って日々を過ごしている。
近所で顔が広いのは、断然ゆうな。
仮に私が死んでも、この人まわりに可愛がられて強く生きるだろうな～と思える人に育っている。
私も、出来るかぎり肉体にとどまって人生楽しむつもり。（以上みちほ著）
そうなのよ、ゆうなといると、誰もが笑顔になってしまう。
それをおおらかに包みこむみちほとのコンビは世界最強だ。
ぜひ2人でメキシコへいき、グアナファトを散歩してほしい。
F15号（652×530mm）Sold
みちほ＆ゆうなのライブペインティング動画
みちほ＆ゆうなのハロウィンメイクの動画
ハロウィン肖像画Ⅲー4 PICO
ハロウィン肖像画Ⅲー3 吉永くみこ
★ハロウィン作品はすべてSoldなので、AKIRA絵画を購入できるのは、4作品のみです。
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