ハロウィン肖像画Ⅲー3 吉永くみ子 | New 天の邪鬼日記

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小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

AKIRA歌300曲はすべてこの一言につきる。
「きみはすばらしい!」
他の歌手は「私はすばらしい」を派手な演出で伝えるが、AKIRA歌は「きみはすばらしい!」を魂の底から伝える。
このひと言を伝えるために300曲ものバリエーションを作曲し、アルバムを24枚も作り、ライブで10万人に歌ってきた。
「勇者文庫」も「きみはすばらしい!」に気づいてもらうためのプロジェクトだ。
その絵画バージョンが「ハロウィン肖像画」である。
あなたの存在、あなたの人生が、どれほどすばらしかったかに気づいてほしいのだ。
そしてあなたがこの世に生きた証を残してほしい。
あなたの子孫たちがこんな風に言ってくれるかもしれない。
「ひいおばあちゃんってこんな素敵な人だったんだ! 命がけで子供を守った勇者だったんだね。誇り高い血を受け継ぐわたしもがんばって生きる!」



2023年7月10日からタイのサムイ島で描き始めた「ハロウィン肖像画Ⅲ」は、

1、香西めぐみ&ひろし(香川県)
2、中園慶子(滋賀県)
3、吉永くみ子(神奈川県)
次はPICO(東京)まで描き始めている。
ともや(愛知県)、柴田さとみ(滋賀県)、みちほ&ゆうな(兵庫県)、にちりん、(和歌山県)、松本加奈子(栃木県)、ミスターX(北海道)
イメージが降ってきた時点で描き始めるので、作者も知らないカミゴトである。

「ハロウィン肖像画Ⅲ」
ゆみこ(北海道)、かをる(愛知県)、さとみ(愛知県)、なべちゃん(北海道)、
あと1人募集します。

さて「ハロウィン肖像画Ⅲ−3」は、吉永くみこの登場だ。
AKIRA歌に「Nobody can replace You」(きみの代わりはいない)がある。
「自分の命より大切なものをきみを産むまで知らなかった」というフレーズがあるが、母親にとって我が子ほどの宝はない。
壮絶なくみこの人生をくみこの文章から紹介しよう。
みんなの生きる力になるはずだ。


くみこは1966年6月29日静岡市で産まれる。
実父はめちゃめちゃ優しい人だったようだか、アルコール依存症がひどく、数年後に離別、私は記憶していない。
小学生になる少し前に母が再婚、養父と私はそりが合わず殺したいほど嫌いで、苦痛でしかない年月を生きたが、常に友達に恵まれて、不思議とグレることもなく育った。
性格は男勝りな所と繊細な所と2極化していて自分でもわからないが、人が好きなことはまちがいない。
人間と関わる仕事をしたくて保育士の道を歩む。今現在も保育士として働いている。
保育士という仕事では常に忙しくくたくたになるが、達成感や感動も多い。子どもたちが心から愛おしく可愛い。


29歳で結婚、10年後位に経済的破綻で離婚。
息子は私が引き取り、働きながら子育てをするにあたり、両親に全面的に助けてもらう。1人息子ダイスケは明るくヤンチャな性格な反面、幼い頃から様々な病気をし、入退院を繰り返してきた。
生後10ヶ月に肺炎で入院してから、3歳の時に血管から血液が漏れていくアレルギー性紫斑病という病気になり、1年で6~7回位入退院を繰り返し、私も半年間休職をして息子と日々を過ごした。
15歳で中学卒業の2日後、今度は血管が詰まるという逆の事が起きた。
突然、頭の激痛で夜中眠れず苦しみ出し、吐き気やふらつきが出る。食事も全く取れなくなる。数日間病院をたらい回しされる。
日赤病院の頭痛外来で、真っ直ぐ歩けていないのでMRIを撮りましょう、と2日後に予約するがその日の内に救急車で静岡済生会病院に運ばれた。
運ばれるまでに4~5日は経過していたように思う。
済生会でMRIを撮ると、「血管が詰まり血液が流れていません、今から血栓を溶かす点滴を流していきます」とICUで言われました。
息子は高校野球でピッチャーをやる事が決まっていたが当然出来るはずはなく日常生活も送れない状況だった。

私も完全に心を閉ざして真っ暗な孤独の中にいた。そんな時に親友の鈴代から電話がくる。
私は泣きながら苦しみを鈴代に伝えた。
鈴代は、「医者を変えたほうがいいかも」と言い。鈴代自身の広い人脈で、東京女子医大の名誉教授を名医を紹介してくれた。
「鈴代さんから話を聞きました。力になりますので安心してくださいね」と優しい言葉をかけられ、涙を止める事が出来なかった。

実は鈴代が最初に、「くみ子元気?」と電話をしてきた時、鈴代自身が乳ガンで苦しんでいた時だった。
全摘と言われ、オペで開いたら、手の施しようがなくすぐに閉じられたという状況だった!ということを後から知る。
鈴代は自分の事を言わずに私と息子のために懸命に動いてくれた。鈴代自身も名古屋医大から昭和大学病院へ転院する事を決めた頃だった。

長く苦しい息子の闘病だったが、今、息子は本当に元気になりました。
反抗期もなく優しく穏やかな息子である。幼い頃から親友のような不思議な関係性を感じてきた。

A:ミュージカルが好きで、すごいボーカルで、美術専門学校へ行っておばあちゃんを描いた絵がむっちゃよかった。

息子が病気になった事は、何物にも変えられない多くの学びがあり、数々の試練があったからこそ、今生きている感謝をより強く感じられるようになったと思う。
苦しみは魂を成長させてくれるチャンスなんだろうなぁと痛感してます。
そして、鈴代と同じく、AKIRAさんとの出逢い、ガンの快癒が待っていたのだと思ってます。
今の私だからこそ、AKIRAさんの言霊が刺さると思っております。
※1ヶ月でがんを消した鈴代のブログ


そりが合わない養父のことは永い年月大嫌いだったが、息子とは大変気が合い、それはそれは可愛がる姿を見て私も気持ちが少しずつ変化していく。
愛人が尽きたことはない。それも本気になるからたちが悪い。
クレーン会社の社長、競輪、競艇、酒、海外にもいく。
趣味も多くて狩人であり、釣り、山菜採りなども様々なことを仕事か?のようにやる。毎日サウナに行き、家の風呂に入ったことはない。
こんな父を私はずーと恨んでいた。母が59歳で脳出血で倒れてから、凄まじい闘病生活をしていくが、それを支える父の姿を見て私の心がさらに気持ちが変わっていく。
4年前に父が他界するまで、私と父で助け合ってきた。父への気持ちがこんな風に変わるとは夢にも思わなかった。
ライフストーリーを読んだAKIRAさんが養父をトリックスターの養父、重要な悪役!(笑)と言ってくださり、納得しました。


大津で慶子さんが主催して下さったAKIRAライブではまさに雷が落ちたような衝撃で、その日は眠れなかった。
よしつぐさんにも、AKIRAさんの事は伺っておりましたので感謝です。
香川県のめぐみさん、ひろしさんともご縁がありそうな気がして嬉しいです。(以上くみこ)

くみこの絵は親友鈴代と対(ツイン)になるように描いた。



鈴代の背景であるメキシコのサンミゲル・デ・アジェンデにも花であふれた町や大聖堂が登場する。

しかしくみこの背景はコロンビアのカルタヘナが舞台だ。
大聖堂は「サンタ・カタリーナ・デ・アレハンドリア」(cartagena de indias santa catalina de alejandria)である。
鈴代の空にはピンクやイエローのノスタルジックな雲が描かれているが、くみこの空は白い雲と夏のさわやかな青空だ。
窓や壁などに青が散りばめられ、街の建物の暖色(人工物)と空の寒色(大自然)がたがいの美しさを引き立て合っている。


なんと言ってもくみこの人生最大のテーマは、我が子を命がけで守り抜いた勇気だ。
その姿は聖母マリアを彷彿させる。
白いドレスには両手をクロスさせて子供の無事を祈る崇高な姿が描かれている。
鈴代のネックレスと同じように、胸のコラソン(ハートマーク)ブローチにAKIRAサイン(太陽と月)が描かれている。


画面右2階には花の手入れをする母親がいる。
母親も必死で子供を守るすばらしい人生で、花や植物を愛した。
この母親のおかげでくみこやダイスケという命の花が咲いた。
右には死者の日(dia de muertos)の正装をした息子ダイスケが赤いカーネーションを母に捧げようとしている。
生死の間を何度も経験したダイスケの顔も本人の写真から描いている。
画面の右下にはトリックスターの養父が魔法使いのようなソンブレロをかぶり、虹色のポンチョを着てシエスタ(昼寝)をしている。
養父の人生を楽しみ尽くす生き方がこれからのくみこを導いてくれるだろう。
親友鈴代は自転車に子供をのせて画面を横切る。


ハロウィンメイクも、鈴代と対になってる。
この2作品が合体すると、世界が変わる。(笑)
目のまわりは、鈴代の純粋なデイジーに対し、くみこは蓮の花びら。
象徴:悟り、幸福、極楽浄土、泥沼でたくましく生きていく生命力。
ほほはつる草紋様。
いろいろな人を支え、支えられてきた助け合いのシンボルだ。
あごはカマアイナ(ハワイっ子)のハンドサイン「シャカ」。
「Hang loose」(気楽に行こう)「やったね」、「ありがとう」、「すべて順調」、「じゃあね」など、親しみを込めたさまざまなメッセージを伝えるサインだ。 
1890年代前半、カフクのサトウキビ製糖所で働いていた、ハマナ・カリリ  Hamana Kalili(1882年6月18日~1958年12月17日)が、サトウキビの汁を絞るローラーに指を挟まれる事故を起こしてしまい、人差し指、中指、薬指が無くなってしまいました。
シュガートレインの警備員に配置換えになり、駅の前後でスピードを落とす列車に、子供達が飛び乗ってくるのを防ぐことが仕事である。
手を振り子供達を注意していましたが、その指の無い手が特徴的で、子供たちがそのまねを始めたのが起源とされている。

見るものが絵の世界へ吸い込まれ、くみこの人生から力と希望をもらい、心が夏の空のように澄みわたる、魅力的な作品が完成した。


ハロウィン肖像画Ⅲー3 吉永くみこ

F15号(652×530mmSold


くみこのライブペインティングの動画

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1065204724887936&id=100000789583722


くみこのハロウィンメイクの動画

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=244799875061088&id=100000789583722


くみこのブログ





中園慶子のブログ




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