いってらっしゃい、子供たち@東京新橋 | New 天の邪鬼日記

New 天の邪鬼日記

小説家、画家、ミュージシャンとして活躍するAKIRAの言葉が、君の人生を変える。

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Photo by Shinji Morishita

人は「さよなら」をするために生まれてくる。
母や父と出会い、兄弟や仲間に出会う。
美しい風景や異国の風景、冷たい雨や激しい嵐に出会う。
やがてソウルメイトに出会い、自分の子供に出会うかもしれない。
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しかし会者定離、出会ったら必ず別れの時はくる。
卒業や引越し、ケンカ別れや離婚もあるだろう。
親も年老い、長年連れ添った伴侶も病気や事故でなくすかもしれない。
出会いの喜びと別れの悲しみは同じドアでできているのだ。
そしてあなたもいつか必ずこの世のドアを出るときがくる。
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だからこそ宝物のような出会いを喜びで満たし、奇跡のような命にあふれんばかりの感謝を捧げて生きていきたい。

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芸術家というのは母親や神様と同じ喜びを知っている。
命を誕生させる喜びだ。
見えない存在に導かれ、何もない真っ白なキャンバスにオレは一筆一筆を重ねていった。
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まるで母親が赤ちゃんの体を愛撫するように向日葵たちは日々成長していく。
気がつけば25枚の向日葵たちはどこに出しても恥ずかしくない立派な成人になり、今日いっせいに嫁いでいく。
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彼らを引き取ってくれた人たちが向日葵たちの親になる。
みんなあなたたちの親になることを決断してくれたすばらしい人たちだ。
だから子供たちよ、これからいっしょに暮らす親たちが楽しいときは、いっしょに笑ってあげなさい。
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悲しみに沈んだときは、いっしょに泣いてあげなさい。
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必死で立ち上がったときは、やさしく微笑んであげなさい。
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彼らがあなたを見つめるときは、話しかけてあげなさい。
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「あなたはすばらしい人ですよ」って。

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6月30日(土) &  7月1日(日)  東京新橋アトム CSタワーにて「向日葵ペインティングス」完成個展&ライブ
100人を超える人たちが鑑賞にきてくれた。
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何より心強いのは、福井から天才カメラマンしんちゃんが駆けつけてくれたことだ。
これで最高の歴史が残せる。
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ギャラリーの廊下には3日間で狂ったように描いた50枚のデッサンが展示されている。
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真っ白いギャラリーに入ると25枚の向日葵たちが生きる喜びを爆発させていた。
「なんで絵を見て泣けてきちゃうんでしょう?」
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たしかに奇妙な風景だ。
たくさんの人が絵の前から動けなくなって涙を流している。
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向日葵たちが彼らの心をこじ開け、深い記憶を呼び覚ましているのかもしれない。
これはオレにとっても驚きだった。
毎回ライブで人を泣かしているものの、まさか絵画で泣かせてしまうなんて信じられない。
しかも肖像画でも人物画でもない、「向日葵」を見て「人」が泣いている。
たしかにオレは向日葵を擬人化して描いた。
これは本当のあなたの「肖像画」だ。
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ギリシャ神話では太陽に恋をした少女がじっと太陽だけを見つめつづけ、足に根が生えてひまわりになったと言う。
ひたむきで、素直で、純粋な心をもった花である。
もしかすると必死で生きる向日葵の姿に浄化され、幼いころもっていた純粋な心に帰っていったのかもしれない。
里親になってくれた人たちと写真を撮る。
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下書きの段階で予約をするというのはそうとう勇気がいる。
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「決断は準備に優先する」という法則がある。
「準備を整えてから決断する」のではなく、「決断してから準備が整う」ことを知っている人たちは必ず大きな幸せを手にする。
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30分で全作品を解説する。
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クロージングライブには約50人が集まってくれた。
おおっONSENSのパーカッション、リエだ!
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全曲AKIRA歌ミュージカルを作った阿部よしつぐの奥さんタマキとふたりの子供たちにも会えた。
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今日のライブは向日葵たちが主役だ。

1、向日葵
壁に飾られた向日葵のタイトル曲を一枚一枚歌ってゆく。
会場にいる里親をステージに呼び、思いを語ってもらい、歌を捧げる。
自分の子供となる絵を見ながらその歌を聴けるなんて、至福の時間だろう。
2、ソウルメイト(伊津美に捧ぐ)
3、ハイボクノウタ(Hさんに捧ぐ)
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4、インラケチ
5、勇者の石(へれん&Anji母子に捧ぐ)
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6、Life is perfect(へれんに捧ぐ)
7、Being you(Anjiに捧ぐ)
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8、あなたは大切な人です(やさい母娘に捧ぐ)
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9、愛することをやめないで(ボーカル:IZUMI)
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10、Born to love(厚子に捧ぐ)
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11、愛はすべて(栄利子母娘に捧ぐ)
12、小さな英雄(コジコジに捧ぐ)
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13、Hug yourself(慶子に捧ぐ)
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14、Proud(奈緒美に捧ぐ)
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15、家族(デュエット:IZUMI。はらよに捧ぐ)
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16、ありがとう 
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最後にこの個展を企画したはるながくれたメールを抜粋しよう。
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今、作品ハイボクノウタを最後の梱包に残しておいて、ひとやすみ。
みんな旅立っていくんだね。
ハイボクノウタ みてたらやっぱり涙が溢れたよ。 
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あの海の絵、夕日と空、そこに立つ一本の枯れた向日葵・・・
アキラはこんな風景をスリランカとかで一人で見たんじゃないかなって思ったよ。
病気、恋愛、仕事、家族・・・
みんないろんなこと抱えながら、傷つけて、傷ついて、孤独な戦いいっぱいしているときは、目の前にこんな絶景が広がってるって気付けないと思うの。
けれど人生のある一瞬、ふと立ち止まったときに、
「自分は美しい世界に見守られていた」ことに気づくときがあると思う。
「世界はこんなにも美しかったんだ」って絶景を目の前にして、『ありがとう』って感謝がつきあげてきたら、生きていてよかったって自分を許すことができる。
過去を抱きしめて、すべてにありがとうって思えるね。
作品ハイボクノウタは本当にこの世の絶景、人生の喜び『ありがとう』が伝わってきたよ。
感動する作品に出会うことはあっても、こんなにも見る人を祝福してくれる作品に出会ったのは初めてだった。
アキラの歌とおなじだね!!
きっと絵でも本でも歌でも、アキラは創作で、生を祝福しつづけるんだろうね。
(以上抜粋)
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オレは死ぬまで、生を祝福しつづける。
死んでも、作品で生を祝福しつづける。
たとえ世界中の悲しみが降り注ごうとも、声を枯らして叫び続ける。
「生きることは喜び以外のなにものでもない!」
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※さあ、お待ちかねのデッサン作品ネット販売が来週あたりからはじまるよ〜。
これもメールの早い者勝ちだからね(^。^)