点数の取りやすい偏差の出にくいテストでした。
私の教室の最高点は144点で偏差72.2。ミスをしない、できる問題をていねいにとっていくことが成績アップの秘訣です。そのためには日ごろの計算をていねいにやること。9月(9/3)の公開模試を横に置きながら読んでもらえるといいでしょう。
合格偏差は TM偏差65 M2偏差60 M1偏差55 A3偏差50 A2偏差45 A1偏差40
目標偏差はそれぞれ1つの上のクラスの偏差値。TMは70を目指しましょう。
偏差71.8 |
偏差65.5 |
偏差60.2 |
偏差55.3 |
偏差50.3 |
偏差45.3 |
偏差40.0 |
143点 |
124点 |
108点 |
93点 |
78点 |
63点 |
47点 |
問題の難易度について
便宜上、次のように設定したいと思います。
A難度=正答率50%以上 B難度=30%以上 C難度=10%以上 D難度=10%未満
Aクラスの方は正答率50%以上A難度のものを原則見直ししておけばOKです。ミスをなくし、70%台の問題が解けるようになるともっと点数が安定してきます。量が多い場合は正答率が高い方から5問など問題数で絞ってもよいでしょう。Mクラスの方は30%以上。TMクラスは10%以上を見直ししておきましょう。算数が得意な人は全部解説を見て理解できるかチャレンジしてもよいです。
★テスト直しに関する動画はこちら
時間延長法
過去の記事でも話題にしていますが、×だった問題をいきなり解答、解説を見るのだけではなく時間があれば、または図を書くスペースがあれば解けるかもしれません。
再チャレンジタイムを設けてみましょう。
偏差60の壁を超えるにはこの時間が必要です。
ミスについて
過去の記事でも話題にしましたが、公開模試の計算問題レベルでミスをしていてはお話になりません。
なぜミスをしたのか原因を調べて、メモを残しておきましょう。
日頃の計算と漢字をていねいにやりましょう。
Mクラスの人は一行題(関東系)もていねいにやること。
入試は1点勝負です。
公開模試の1番、2番でミスが多い人は過去の公開模試の1番、2番を復習しておくとよいでしょう。
ここが入試でも得点源です。
1⃣(5)分数の逆算 A64.7% 先に計算する部分がある逆算です。夏期講習のテキストの計算や計算と一行題をしっかりやっている人は成果が出たはずです。一方ここでミスをしてしまった人は今後の計算を引き続きていねいにやりましょう。夏期講習の計算と一行題をもう一度やることもいいと思います。
(6)複合単位 面積 B33.7% 単位に関しては何度もブログ記事でお話をしているのでここのミスは残念です。
答えの単位にあらかじめそろえてから計算しましょう。
★おすすめ動画 単位換算
2⃣(3)過不足算 同じ人数 B45.3%
過不足算のド定番の問題です。夏休みにもやったところですから正解したいです。慣れるまでは線分図を3本書いてていねいに処理していきましょう。通常のイメージと逆で不足の時は長い線分図、余りの時は短い線分図になります。
(4)平面の性質 対角線の本数 C23.9% 「平面図形を得意にする方法」記事も参考にしてください。平面図形で覚えるべき公式はいくつかありますが、この多角形に関する公式は忘れやすいものです。今回の正答率を見てもまだまだ定着できていないことがわかります。算数でも覚えるものは覚えていかないと得点できません。忘れたときに思い出せるように五角形を例に公式のでき方を説明できるようにしておきましょう。
★多角形の公式
内角の和=180×(□-2)
1つの内角=180-360÷□
対角線の本数=(□-3)×□÷2
★おすすめ動画 多角形
★おすすめ動画 平面図形を得意にする方法10選
(7)分数と数論 分数列 C21.6% ちょっと難しかったかもしれません。実は6年生の公開模試でもほぼ同じ問題が出ていました。6年生の夏期講習でも扱う問題です。ていねいにベン図を書いて数え上げていき、最後は和の公式(レインボー法)で和を出すお約束問題です。
4⃣(1)長さと性質 三角定規63.2%(2)面積の計算 公式44.1%
公開模試お約束の三角定規です。(1)の30度の三角定規の1:2はできてほしいです。(2)は直角二等辺三角形の性質を使い、台形の公式で求めます。
6⃣ 図形上の回転 直線上(1)B49.3%(2)B46.9%(3)D2.5%
(3)はさすがに難しいですが差がつくのが(1)(2)レベルの問題です。せひノートに自分で作図をしてふり返りをしておきましょう。正三角形の上手な書き方(4:3.5)も過去の記事に載っているので参考にしてください。
7⃣分数と数論 分数列(1)B48.6% 後半の問題だから難しいと敬遠せずまずは(1)はチャレンジしてみてほしいです。これはただ計算するだけなのでできるはずです。
8⃣数の大小 数の決定(1)16.1%(2)4.3%
問題の例に33があったので同じ数を何回も使えることがここで理解できれば解けたでしょう。場合の数は先週から2回続けて行っていますからここで少し慣れておきましょう。場合の数の難問は計算ですんなり求められることもなく、一つずつていねいに数え上げていくことが大切です。整理力が問われます。
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