約3カ月うっちゃったこと(その2・タイガースのこと) | 還暦フリーランサーのおしゃべり処

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元競馬専門紙記者/旧ブログ~「オヤジの競馬倶楽部」~
(ヘイトスピーチはご勘弁)

 記事タイトルに『タイガースのこと』などと上段に構えたようなことを書くと、正直なところ、「さてどこから書き出せばいいのやら」となってしまう。それだけこと〝野球〟には個人的な思い入れが強いんですね(実は前回少し触った〝音楽〟に関してもそうなのですが、まあその件はさておき……)。

 

 だから、なぜここにきて〝敢えて〟「俄か虎党宣言」にいたったのかを説明しようとすると、公式テーマジャンルである競馬からは大きく逸脱することになりかねず、それが筆を遅くし、〝うっちゃった〟原因でもあります。

 ともあれ、ほとんど直近のことからにしましょう。

 

  身辺に急増した虎党

 ここ5年ほど、両親のことや退職、そして拙著『やってみたらええやん』

 

 

の取材で、それこそ何度も茨城と兵庫、そして栗東周辺にお邪魔することになりました。愛車の、自家用車としての走行距離の異常さ(?)も、それが原因のひとつになってます。

 そういう中で新しく出会う人達の多くは、というかほとんど例外なくタイガースファンだったかと思います(あ、三重ではそうでもなかったか……)。

 

 ま、何しろ人気球団ですからねえ。これまでも客観的に見ると虎党は多かったのですが、自分とは少しばかり距離が近過ぎること、それとGと虎は、プロ野球全体として見た場合の〝体制側〟だと思っている(現在でも)私は、長い間、わざと距離を置いてきました。

 ちなみに「近過ぎる」ことの一例を挙げると……

 

 カミさんの友達(親友と言っていい)の旦那さん、というのが三重県南部の出身で、和歌山県の新宮高校に進学して甲子園に出場した球児でした。

 その彼に憧れた同郷の後輩も新宮高校に進学するのですが、甲子園出場は叶わなかった。しかし大学、社会人と進んで頭角を現し、タイガースをドラフトで逆指名して入団。

 その際に、カミさんの友達の旦那さんに、わざわざ挨拶に来たらしいんですよ。

 藪恵一(当時)なんですけどね。

 先輩ってのは卒業と同時に野球から離れてる人ですが、自分が叶わなかった憧れの甲子園球児であり、いろんな意味で「お世話になりました」って。

 好感持てませんか?。応援したくなりますでしょ?。

 

 ほらほら長くなってしまう……。

 

 ともあれ、そんなこんながあった中で、ここにきて自分の周辺にさらに虎党が激増した、という流れがひとつありました。

 

  プロ野球史の中のタイガース

 とはいえ、じゃあ昔からタイガースという球団に興味がなかったか、と言えば、そういうわけではありません。『巨人の星』世代で、V9をリアルタイムに知っている男子は、〝花形満〟を知らないわけがない。主人公の宿命のライバルとして、タイガースに所属する選手ですから。

 

 ただ、だからこそ、なのです。自分が中学、高校と成長するにつれて、上述した通りの「Gと虎は体制側」の感覚が芽生えるようになると、同じ穴のムジナ、とまでは申しませんが、要するにGと同じ方を向き、そのうえでタイガースが引き立て役に回っている印象が強くなっていった。

 

 そのことに反発し、さらに「東京に対する大阪」という構図をダブらせた関西の皆さんが、ますます熱狂的に虎を応援する気持ちはストレートに理解できますが、根っからの関西人ではない私は、〝第三極〟として台頭してきた広島カープの方に、当時はより目が向くようになりました。そこに水島野球漫画の影響まで加わると、自分の性格上、当然パ・リーグにも興味が沸くことになるじゃないですか。

 

 ところが大学進学で東京に出て来てみると、これがまた虎党が多いのです。

 「関西では〝鬼に金棒、掛布に真ん中高め〟なんて言葉があってさ」

 などと教えると、心からの笑顔を見せたりするんです。

 そうこうするうちに、チーム以上に……いやつまりその~、虎党の生態そのものに興味が湧いた、というかなんというか……。

 

 いかん、「ほとんど直近のことから」と書いておきながら、まだ40年近く前の話題をしてますか?

 

  『第三者的虎史観』

 あまり長くなってはいけません。

 が、ここまで書いてきて、「野球のことはきちんと書いておかねばならぬ」と妙な使命感も沸いてきました。

 

 なので次回からは〝俄か虎党宣言〟にかこつけて自分の野球観を記すべく、『第三者的虎史観』と題してシリーズ化させていただくことにします。タイガースの試合内容や結果は二の次になるかもしれませんが、そこは亡くなった上岡龍太郎さんの、

 「タイガースという球団が存在する、というだけで有り難いことなんです」

 を金科玉条として……ダメですか?。

 まあ何にしても、高校野球が終わったくらいから、でしょうかねえ、本格的な勝負どころを迎えるのは。

 

 ということで本日のところはこのあたりで。

 次回は「何故、俄か虎党宣言が今年だったのか」について話を進められれば……。無理かなあ?

 

 

(おまけ)

 タイトルとは無関係ですが、この画像は11年前の夏の甲子園大会準々決勝1日目の第2試合。準々決勝2日目の画像がないのは、翌日、こちら(↓)の球場に向かったためです。

 マツダスタジアム。

 その日に行って、通常価格でチケットを買えた時代です(対戦相手がタイガースじゃなかったのはご愛敬)。

 

 

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