塾での様子
息子は日能研関東系Mクラスに所属していました。
ずっとクラス昇降はありませんでした。
3年生のときの予科では、算数はパズルのような問題が多かったと記憶していますが、4年生になった最初は、四則の計算からスタートしました。
先取りは全くやっていなかったので、息子は計算にものすごく時間がかかり…
算数の先生から「いま授業でも皆より問題を解くのが遅いから息子くんは自信をなくしているようですが、ちゃんとついていけてますし、慣れればはやくなりますよ」と連絡があったほどでした。
やっぱり、公文式をやっていた子が、解くスピードは速かったようです。
算数のMクラス教材は、授業で扱う本科、宿題となる栄冠と計算の他に、難関校プリントという両面印刷のプリントがありました。
難関校プリントには、「計算と漢字」の計算より難しめの計算と、入試問題で構成されているらしい文章題が載っていました。授業では数問扱われて、残りは家でやってもやらなくてもいい、と言われていました。
息子の公開模試の成績は、年間平均偏差値が61。
国語が60弱、あとの3教科は60強でした。
家での様子
息子は塾がない日は1〜2時間くらい、ある日は計算と漢字のみ勉強していました。
土日は3時間くらい勉強していました。
息子はピアノを習っていて、塾がない日は2〜3時間、塾がある日も1時間くらい練習していました。
まだ勉強時間よりもピアノの練習時間の方が長かった。
宿題は栄冠の学び直し1と3、計算と漢字、算数のみ難関校プリント(やってもやらなくてもいい)。
算数は学び直し3と難関校プリントは2周ずつ、理社も2周ずつ、日をあけて取り組んでいました。国語も最初は2周やっていたのですが、文章も答えも覚えてしまうので、2周目のかわりに市販の問題集をやっていました。
これ以外に、市販の教材で使っていたのが「山本塾の計算ドリル」です。
目標タイムを達成すると次のページに進む、というやり方で、かなり整数の計算が速くなったと思います。
息子の勉強時間の割合としては、国算社理で2:6:1:1くらいだったと思います。
息子は理社が好きで、理社の暗記ものは授業でだいたい頭に入っていたようでした。
一方、国語の漢字や語句、文法の覚えがめちゃくちゃ悪く、何周してもなかなか覚えられませんでした。ただ、4年生の時は、長文読解は好きだと言っていました。文を読むのが好きだから、と。成績は良くなかったですが…
もっと問題だったのは算数です。
解くのが面倒だし、分からない問題があるから嫌い、と。
難しい問題に取り組んで解けたときの快感などは感じられないようで、難しい問題は見るのも嫌という様子でした。
そして、何度も問題になったのがカンニングです。
息子は、テストで友達の答えを見た事はなかったと思いますが、家でです。
息子の不正は、まずは解答を見て写すところからはじまりました。
発覚したときに、私も考えて、解答を隠して解かせて、解き終わったところで息子に解答を渡して丸付けさせるように変更。
しばらくはそうしていたのですが、息子が合っていない問題や空欄の問題にも丸をつけたり、答えを改竄して丸にしたりしているところを見てしまいました。
それでもう息子に丸付けをさせるのは諦め、親が丸付けをすることに…それでも、栄冠や難関校プリントの2周目のときに、1周目に解いた自分のノートを見て写しているのが発覚…
と、本当にイタチごっこでした。
息子の不正が発覚するたびに、私も怒り狂い、塾の先生にも電話して息子に注意してもらったりしましたが、何も効きませんでした。
先生の注意も優しすぎて、息子は先生に怒られたとも思ってなかった。
カンニングを注意するたびに息子は泣いて謝っていましたが、実際問題を解くときには過去の事はすっかり忘れて、面倒だから写しちゃおうと思ってしまうようでした。
息子のカンニング問題は、6年生の受験間際まで、続きました。
いま振り返って思うこと
難関校プリント、やらなくて良かったなというのが後悔のひとつです。
中学受験算数は息子の精神年齢的に難しすぎたと思いますが、特に難関校プリントの入試問題は難しくて。
2周しても解けるようにならなかった問題が多かったし、解けなさすぎて、息子のカンニングを誘発してしまっただけでした。
日能研の宿題は少なくて、宿題に出たものは全部やらせないとと私も思ってしまっていましたが、難関校プリントの難しい応用問題よりも、市販の問題集から難しすぎない問題を追加すれば良かったかもしれません。
4年生のときは、受験までまだ時間があるのだから、焦って息子に合わないレベルの問題をやることはなかったなあと振り返って思います。
解ける子であればいいのですが、息子は算数への嫌い意識が強かったので。
あと、国語に関して。
「語句のたしなみ」は4年生ではTMクラスのみが取り組んでいましたが、語句のたしなみに限らず、語句は時間のある4年生のうちから取り組んでおけば良かったかもしれないと思っています。