2024年に首都圏で中学受験をした息子がいます。

6年生のときの息子の勉強の様子について振り返りたいと思います。



塾での様子


息子は引き続き、関東系日能研Mクラスにステイ。

5年生後期から、日能研の同じクラスの子供たちとものすごく仲が良くなりました。

中休みがあって、そこでお弁当を食べて。クラスの一体感が生まれやすい環境かなと思います。


授業は12コマ+日特となりました。

塾には週5で通っていました。


算数は先生が変わって。5年生のときの先生もとても良かったのですが、息子は新しい先生のことがすぐに大好きになりました。

先生は「算数得意だね」「君ならもっと取れるよ」と褒めて励ましてくれて、息子は算数が好きになっていきました。

算数はクラスで5位以内を取ることが増えました。



代わりに、嫌いになったのが、理科…

はじめから、「こんな事言っちゃダメだけど、先生の授業が面白くない」と…

理科の先生との相性は悪かったです。というか、とにかく人気のない先生でした。



小学生には、本当に先生の影響が大きいですね。



また、科目ごとにノートを作っていたのですが、息子が持っていくのを忘れて他の科目のノートに書く、ということが頻繁して。

あっちこっちに書き散らかしてしまっていて、わけがわからなくなってしまいました。

そこで、すべての教科をルーズリーフにして、一冊のノートで管理することに…

ルーズリーフはカバンに入れっぱなしなので、忘れることもなく、快適になりました…



息子は6年生前半での4科偏差値平均は60前半で、5年生のときの平均よりも少し上がりました。

特に算数があがりました。



家での勉強


息子は、塾のない日は5時間ほど、塾のある日は1時間半ほど勉強していました。土は4コマ授業、日は日特とテストがありましたが、4時間ずつほどは勉強していたと思います。

でも、息子はあまり集中力が続かず、すぐに余所見をしていましたので、正味の勉強時間はもっと少なかったと思います。

まだピアノのレッスンを続けていましたが、練習時間は、塾のない日と土日は1日30分〜1時間、塾がある平日は0でした。

6年生になると、習い事と大手塾での受験の両立はまず難しいです。





算数の塾のテキストは、本科と栄冠と強化ツールでした。

強化ツールは共通問題すべてと、応用問題のうち授業中に指定されたものが宿題になっていました。

息子は、そのうち、宿題に出された栄冠+強化ツールと、本科の思考技法を家庭学習にてやっていました。強化ツールの応用は毎回20問くらいずつあったのですが、とてもすべては終わらなくて、授業中に間違えた問題と、宿題として指定された問題のみやっていました。


5年生までは合っていた問題も含めてすべて2周ずつしていましたが、6年生では間違えた問題のみ2周していました。授業中にやった問題にはできたもの→◯、できなかったもの→✕、やっていないもの→無印、としてチェックをつけて、区別をしていました。



栄冠はケアレスミス以外はほぼ全問正解していましたが、本科の思考技法と強化ツール応用問題はかなり間違っていました。


その他、一行題として、プラスワン問題集を1日半ページずつやっていました。

このテキストは問題もそこそこに難しく、しかも問題が短くて良かったです。

スピードアップ算数も追加してやっていました。


 

 


 

 





国語は栄冠のほか、予習シリーズと若杉先生のシリーズをやっていました。

私は、栄冠に比べて予習シリーズのほうが解答用紙もあり、解説が親切で気に入っていました。

それと語句は5年生から引き続きやり、漢字は漢字の要をやっていました。


 

 


 

 


社会と理科は栄冠のみをやっていました。




不正 ふたたび


それまでもちょこちょこと息子のちょろまかしはありましたが…

夏休み前から夏期講習にかけて、授業中に解いた問題につけた息子のチェックがノートと照らし合わせておかしいことに気付きました。

解いていない問題に◯がついていたり。間違っている問題に◯がついていたり。


息子を問い詰めると、✕が多くて嫌になってしまって、それを薄めるために、間違えた問題や解いていない問題にも◯をつけてしまったとのことでした…

私も、6年生になってもこんな調子の息子にあきれ果てて…怒りながら日能研の先生に電話したのですが、

「授業中にやってない問題は家でやらなくていいです。子供はそんなものですから、お母さんがそんなに思い詰めたら、この先持ちませんよ」

と諭されてしまいました。



確かに、息子のこういうところは直らないだろうし、もう授業中のことまで親には管理できないし、集団授業では先生もそこまで面倒見切れないし。

私も、もう受からなくても本人の責任だから、どうにでもなれ、という気持ちにもなりました。



カンニングやずるをする子は、親から怒られたことが理由でずるをしてしまう、という話もあるようですが、私は不正解が多くて息子を怒ったことは一度もありません。
知り合いから、自分も中学受験のときは答えを写していたという話や、子供もやってたという話を聞きましたし、写さない子は写さないでしょうし、本人の性格によるところが大きいのかなと思います。



今、振り返って思うこと


6年生からは算数が息子の得意教科になりましたが、やっぱり日能研の進度は他の塾より遅くて、後期が特に大変でしたので、算数、4年生から6年生前半までに、もうちょっと工夫して勉強しておくべきだった…と思います。