子供の頃、デパートの模型売場と同じ売場にショーケースの中にあったのが光学機器、つまり望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡、カメラ、であった、
その中のカメラで、子供が高価なカメラを持つことは大変なことだった、
そこでその頃、発売されていたのが子供向けのカメラであった、
これは以前の記事でも紹介しているが、昭和30年代初頭から活躍していた僕らの年代の間ではおなじみのスタートカメラと、フジペットカメラ、当時僕が持っていたのは右の500円程度のスタートカメラ、500円とは言っても当時500円は大きな出費であった、
左のフジペットカメラは2,000円ほど、もちろん2,000円も出せるはずがなく僕らの憧れのカメラであった、
これも当時ではおなじみの豆カメラ、通信販売等でも広告によく載っていたカメラである、
そして、昭和30年代後期から40年代初頭にかけて現れてきたのがこのような、ちょっと高級そうなカメラである、これはその時代の代表的な子供向けの「アニーカメラ」
一眼レフのように見えるが、ちゃんとファインダーから覗くもの、
子供用とはいえ昭和30年代後期でも3,000円近くしていたので僕らが手にするのは無理、
アニーカメラもいろいろな種類があった、
このような箱詰めセットも、
そうそう、マノク商事のカタログにも載っている、
これも、「メイスピーカメラ」、
当時でも3,000円前後もしていた子供向けのカメラ、はたして売れ行きはどうだったのだろうか。