南極は地球の冷却装置　自民党本部と南極昭和基地、立川極地研の3元ネット中継

7.21南極講座で南極の氷が展示　(自民党本部において)

　「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を掲げて15年、「日々勉強！結果に責任！」を信条に活動する参議院議員赤池まさあき(自民党・比例代表全国区)です。

　7月21日(火)、自民党本部において、文部科学部会・科学技術イノベーション調査会の合同会議として、4月の科学技術週間から延期されていた、南極講座を開催しました。南極昭和基地と立川市極地研、そして、自民党本部との3元ネット中継を行いました。

　科学技術週間に合わせた自民党本部での企画は、私が文部科学部会長時代から始めたもので、今年で3年目となります。

　・平成31年4月16日「第60回科学技術週間・宇宙食と宇宙でのくらし」

　https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12454726585.html

　・平成30年4月16日「科学技術週間・シリーズ一家に1枚ポスター」

　https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12368733661.html　

　科学技術週間に合わせて、科学技術を国民に発信する「一家に一枚」のポスターは、

今年「南極」でした。

　・4月19日「科学技術週間・今年の一家に1枚ポスターは南極」

　https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12590725949.html

●極地研と南極昭和基地から

自民党本部での南極講座の様子　南極昭和基地から青山隊長から話を聞く

　まずは、極地研の中村卓司所長から、立川市にある極地研・北極南極科学館から、極地研の概要や研究内容を聞きました。その後、南極・昭和基地の越冬隊、青山雄一隊長から説明を受けて、出席した国会議員と質疑応答を行いました。

(出所：極地研)

　南極は、地球と宇宙の過去、現在、未来を知ることができる「窓」であり、地球の冷却装置だと聞きました。南極には、地球上の氷の大部分が存在しており、南極の氷が融けるようなことがあると、海水準が約60ｍも上昇して、日本列島の平野部が水没してしまうことになります。現在、北極は最も早く温暖化の影響が顕在化しており、一方、南極はというと、氷床量(海水準相当＋4m)の少ない西南極で温暖化の兆候が見え始めており、昭和基地がある東南極(＋50m)は「眠れる巨人」とも言われ、そこが融解し始めたら、人類社会自体の存続に大きな影響が出かねません。南極昭和基地の観測隊は、広範囲な海洋観測やドームふじ基地等での氷床質量収支観測等により実態を把握して、予測を実施することは大変重要だとのことでした。

　私も、青山隊長に次のような質問をしました。

　赤池)　隊長として、一番心がけていることは？

　青山隊長)　やはり隊員間の良好の人間関係の維持ですね。1年以上、通信機能はありますが、外界と隔絶されて隊員は暮らすわけですから、研究等のパフォーマンスに直結しますので。

　赤池)　宇宙においても観光旅行が企画されるようになりましたが、南極を一般の方に知ってもらうための観光旅行の可能性は？

　青山隊長)　アフリカの南アフリカのケープタウンからチャーター機が出ており、私も観測のために搭乗したことがあります。そこには、既に観光客が乗っていました。多くの方に南極を知ってもらうための観光旅行の意義がある反面、多くの人間が訪れれば、当然環境への影響があるわけで、十分注意をする必要があると思います。

(出所：極地研)

　我が国の南極の研究予算は、29か国中7位と上位国でありますが、今後も、南極はじめ極地研究の支援をしっかり実施していきたいと思います。

　極地研や南極昭和基地の概要については、以下です。

●極地研と南極昭和基地とは

(出所：極地研)

　極地研は、昭和37(1962)年に、上野にある国立科学博物館内の極地学課から始まり、センターに改組され、昭和48(1973)年に板橋区加賀に国立極地研究所として創設されました。平成21(2009)年に現在地の立川市に移転して、翌22(2010)年には隣接して、北極・南極科学館が開館となり、今日まで来ています。中村卓司所長以下、教員・研究者82名、事務・技官123名の計250名、年間運営費交付金が約30億円で、北極や南極の極地研究や人材育成等を実施しています。

　南極昭和基地は、日本列島の37倍もある南極大陸のオーストラリアに近い、リユツォ・ホルム湾の大陸から4キロ離れた東オングル島に、昭和32(1957)年に開設され、約7,800平米の地域に、現在68棟の施設があり、現在第61次観測隊が派遣されています。世界最高水準の砕氷船「しらせ」(海自が運航)によって、緊急研究を行う夏隊4か月37名と、数十年の研究を行う越冬隊1年4か月30名に、しらせ以外の派遣されている夏隊の別動隊22名の計89名(うち女性15名)が活動しているとのことです。教師の方も派遣されており、南極授業が年間40回程、各地の中学校等で開催されています。

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●自民党中堅若手議員で「保守団結の会」結成

6月25日「設立総会と第1回勉強会・櫻井よしこ先生講演「今こそ憲法改正を」

　https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12606923809.html　

7月1日「香港問題で自民党は声明を出すべきと申入れ」

　https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12608259669.html　

7月6日「習近平国家主席の国賓訪問を中止すべき」

　https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12609417152.html　

7月21日「軍艦島は地獄島ではない―産業遺産情報センターを視察」

　https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12612354333.html　

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●中共武漢発の新型コロナウイルス感染症対策　