「怒る」という感情③~子育てセラピー☆グループセッション | 山口☆お産ができる助産院☆赤ちゃんのほっぺ☆

山口☆お産ができる助産院☆赤ちゃんのほっぺ☆

32歳で5人目の子どもを産んだ時に持った夢、それは「助産師になりたい!!」でした。
36歳で看護学校、39歳で助産師学校に入学して、40歳の時に念願の助産師に♡
今は助産院を開業して、すべての女性のカラダ・ココロ・生き方サポートに明け暮れる、幸せな毎日です(^^)

みなさんこんにちは。
山口の助産院 赤ちゃんのほっぺ
江藤美知子です。


「怒る」という感情~子育てセラピー☆グループセッションより

「怒る」という感情②~子育てセラピー☆グループセッションより


今回は実際の我が家でのこと書きます。


私は、子どもが小さい頃はよく怒っていましたし
怒る時はパワー全開、全力で怒ってました。


旦那もよく子どもを怒っていました。


私達夫婦が喧嘩をしたり、怒り合ったりすることはほとんどありませんでしたが
お互い、子どもはよく怒りました。


わが家であるエピソードがあるのですが


ある冬の寒い夜
子ども達の行いが旦那の逆鱗に触れて
「お前たち、今日は布団寝るな。出ていけー!」と
子ども達は寒い中、外に出ていくことになりました。


当時子ども達は小4、小2、年長、年少、そして0歳の5人。


きっかけは些細なことだったはずです。
だけどきっと、子ども達も何か
旦那を怒らせるようなことをしたのでしょう。


旦那自身も自分の感情に収集がつかなくなっているし
その場をまとめるためにも、子ども達を外に出す以外方法はなく
防寒具をたくさん着せてベランダの外に出しました。


あ、0歳の子は出しませんでしたけど。


それから家の中では何事もなかったように過ごしましたが
旦那だって、内心はいい気がしているはずはありません。


でも「寒いから中に入れよう」と自分から言い出すのも心が許さないようで
旦那は何となくイライラしたまま時間だけが過ぎていく・・・


1時間~2時間経った頃でしょうか。
「この辺が潮時かな」と思い
「子ども達も寒いだろうし、風邪をひかせてもいけないので
 そろそろ中に入れようかな~」
と、私はひとり言のように言って、子ども達を家の中に入れました。


多分、布団を片づけなかったか何かで怒られているので
「布団に寝るな」と言われていましたので
さて、どうしよう、寒いしな・・・と考えて


布団に代わるものを色々集めて
できるだけ寒くないようにしっかり着込んで
みんなで(私も)固まって寝ました。


今の時代でしたら「虐待」で通報されてもおかしくないような出来事ですね(笑)


先日そのことを思い出して、子ども達に話したら


そうそう、覚えてるよー。父さんが怒って外に出されたよね。
出されてみんなで固まって
じゃんけんしたり、つつきあったりして遊んで待ってた。
中に入っても布団には寝れなかったから色々工夫して寝たけど
楽しかったよね。


と。


え?楽しかった?


と聞き返すと


うん、子どもってそんなもんなんよ。
何で怒られたかは覚えていないけど
兄弟で固まって過ごして楽しかったのは覚えてる。
千夏だけは赤ちゃんだったから出されんかったよね。
あそこで赤ちゃんは出したらいけんじゃろー。


私はびっくりしました。


大人目線で考えると「申し訳ないことをしたな」と思っていたのですが
子どもは全く違った捉え方をしていたのです。


そして、肩の力が抜けていく気がしました。


あの場面では、私としてはどうすることもできませんでした。


感情的になっている旦那に意見しても解決になりませんし
旦那を責めても、旦那の立場が無くなりますし
旦那の怒りに私が反応して、旦那と喧嘩をしても本末転倒ですし
確かに子ども達も何か怒られるようなことをしているわけだし・・・


すべてを総合的に考えて「子どもを外に出す」ということが
唯一、その場を平和にまとめる解決策だったのです。


でも、そのことが決していいこととは思っていませんでしたし
私は私の立場で、心は痛んでいましたし
子ども達にも申し訳ない、と思ってたので


それを一言「楽しかった」で終わらせてくれたとは!


私は子ども達に感謝以外はありませんでした。


色々怒ったり、理不尽なこともしてきたと思うけど
よくぞひねくれたりいじけることもなく
まっすぐに育ってくれたな、と。


私が過去に怒ってきたことも、あっさりと


母さん、それは仕方ないよ。
あれだけ小さい子どもが5人もいたら、イライラもするじゃろ。
怒って当然。
むしろよくやったな、と思うよ。


と。


だから私は今、ママ達に自信を持って言えるのです。


「怒ったかどうか」とか
その行為が大切なのではなくて


子どもとの心と心の絆が大切なのだ、と。


人間なんだから、イライラすることもあるし、体調だって悪い時もある。


心にもないことを言ってしまい、相手を傷つけてしまうこともある。


いくら「親になったんだから」と言ったって、どうしようもないこともある。


だけど、親子なんだから、家族なんだから


「そんな時もあるね」とお互いが許し合える、そんな関係が作れたら・・・


「怒った」とか「怒られた」ということよりも、それをどう捉えたか。


その方が大切ではありませんか?


怒ってしまうことにそんなに神経質にならずに
お互いが認め合えることが一番。


だからまずは
自分を責めずに「怒る自分」を許して認めて。
そしたら、子どもや夫の行動も許して認めることができるようになるから。


まずは自分に優しくしてって


子育て中、私はよく子どもを怒りましたが
そのことで旦那に怒られたり責められたりしたことは一度もありませんでした。


例えば私が「片づけてない!」とヒートアップして子どもを怒っていたら
「ほら、母さんが片づけろと言ってるぞ」と一緒に片づけてくれ


ご飯の準備が遅くなってイライラしていると
「子ども達、手伝え!」と、子どもに手伝わせてくれました。


そして、本当に怒り過ぎた時などは、後から落ち着いた時に
「あんなに怒らなくてもよかったんじゃないか?子ども達も一生懸命やってるんだしな」
と、穏やかに言ってくれていました。


決して、お前が悪い、とか、その怒り方はないだろう、とか言わなかった
そのことにも感謝しています。





4月の子育てセラピー☆グループセッション








助産院赤ちゃんのほっぺのHPです
山口県山口市にある助産院です。
分娩・入院・妊婦健診・おっぱい相談・育児相談等をお受けしています。

【5月18日】映画「宇宙の約束」自主上映会
チケット販売中です。みなさん観に来てくださいね。

えとうみちこのブログ
私の個人ブログです。 読者登録おねがいします