会津高野山八葉寺 冬木沢詣りのブログ【公式】 -2ページ目

会津高野山八葉寺 冬木沢詣りのブログ【公式】

福島県会津地方の「会津高野山八葉寺」は、夏になると「冬木沢詣り」で賑わいます。「冬木沢詣り」は毎年8/1から8/7までの一週間。公式HPで伝えきれない、こまかい情報を中の僧侶からお届けいたします。

茶湯場と姥堂の再建がはじまりました。
1月第4週は雪も少なくなってきたので、一気に仕上げにかかったら、1/29からの大雪で写真のような感じになっています。
どちらも小さい堂宇ですので、着手すればすぐ完成すると思います。春には出来上がっていることでしょう。まずは茶湯場です。
次に姥堂です
真言宗豊山派会津支所では、毎年会津のどこかの豊山派寺院で、小中学生をつのって一泊二日の研修会を開催しています。通称「夏休み子ども寺子屋」。

第25回目となる今年、八葉寺が会場に選ばれました。
学校では体験できない修行を体験してもらこと、ご先祖さまを身近に感じてもらうこと、などが目的です。

今回は約20人の参加がありました。
正座で読経の練習をしたり、精進料理を食べたり。(福島民報9/2会津版)

仏さまの塗り絵をして八葉寺阿弥陀堂に奉納したり。

暗い堂内で友情を誓ったり。

最後はしっかりと仏弟子であることを確認できました。(福島民友8/28会津版)

このような催しに八葉寺を使ってもらうことは大歓迎です。
残暑が厳しく大変ではありましたが、次世代の子供たちに仏教へ悪くないイメージをもってもらうことは大切です。何より、子どもたちの笑い声が境内に響くのはいいものだな、としみじみしました。

令和6年の冬木沢詣りが無事終了いたしました。

今日は午後に豪雨に見舞われ、大雨土砂災害の警報で、全員のスマホがけたたましく鳴りました。

スマホの警報はオバケよりも怖く、ついびっくりしてしまいます。

後片付けも雨で滞りましたが、夕方になって晴れ間も見えてきて、作業も少しできました。


写真は「黄昏の冬木沢本堂」です。1週間の祭礼を終えて、境内は再び静寂に包まれます。

期間中に冬木沢へ参詣して、亡き人のお迎えを果たされた皆様方におかれましては、お盆本番の8月13日に向け、自宅でお墓でしっかりとお迎え入れの準備を進めてください。故人をお迎えすることは、生きている自分たちがまた前を向いて生きていく糧となります。努めましょう。


冬木沢八葉寺は、また来年まで眠りにつきます。

ではまた来年に。

三日四日の土日、五日の念仏踊りも終わり、今日は落ち着いた1日でした。

とはいえ、すいている時を狙って参詣する人もいて、途切れないくらいの人出はありました。


こういう時はゆっくりお話をうかがったり、丁寧に案内できるので、大事な平日です。

と思っていたら夕方から雨。パタリと人出も止まり、急遽、雨よけのため野外のものを片付けたりしました。


夕刻、誰もいない雨の中の奥の院が、静かに佇んでいます。

明日は最終日。明日も午後雨模様の予想なので、午前中の参詣がよいと思います。

足元に気をつけてお詣りください。

本日は5日ということで、例年通り10時から空也念仏踊りが奉納されました。

実際に踊るのは、冬木沢地区の八葉寺檀家の有志で組織される「空也光陵会」の皆さまです。

曇り空とはいえかなり蒸し暑かったので、踊り手の皆さんも観覧の皆さんも、お疲れ様でした。



私は前説と司会を担当しました。

テレビの取材に応えたり、ガイドブックを売ったりと忙しかったです。

また大学の高名な先生が見学にいらっしゃって、色々と貴重なお話を伺うことができました。


コロナでしばらく中断していた念仏踊りですが、こうやって当たり前に復興していることは、実は凄いことだと思う今日この頃です。

冬木沢詣りは盆迎えの行事です。

お盆は8月13日からです。冬木沢詣りとは、そのお盆にご先祖さまがお帰りになるのに先立ち、縁者があらかじめ帰り道の中継点である冬木沢に迎えに行く、という趣旨です。


参詣者から、たまに「冬木沢に迎えに行くと、その帰りにご先祖さまと一緒に帰るんですか?」と聞かれます。

そうではなく、冬木沢はあの世とこの世の中継点ですので、あくまでも迎えに来た「しるし」を残すことで、帰り道はこっちですよ、あなたのお家はこっちですよ、というメッセージを残すわけです。実際に帰ってくるのは、盆入りである13日です。


我々も、空港や新幹線の駅について、ゲートや改札を出た時、縁者が迎えに来てくれていれば嬉しいものです。

ご先祖さまは何よりも大切なお客様です。スムーズに帰ってこれるように、冬木沢に迎えに行き、しっかりと迎えの「しるし」を残しましょう。


その迎えの「しるし」とは、いわゆる塔婆です。塔婆に亡き人の名前(戒名・法名)を記し、その塔婆を冬木沢に立てることで、「帰り道はこっちですよ」という目印とするわけです。


明日5日は念仏踊りです。参詣を予定している皆さまは、熱中症に気をつけてお詣りください。



週末の土曜日になり、人出が増えました。

もはや「一日よりも土日」は既定路線となったようです。


今日は酷暑の中、お詣りの方は大変ご苦労様でした。

明日は日曜で多くの人出が予想されます。

各自熱中症対策をしっかりしてお参りください。


明日の午前中は、冬木沢地区に交通規制が入ります。また駐車場と境内を往復する100円タクシーも運行します(午前6時から正午まで)。

ぜひご利用ください。


なお、市の観光課HPに、開門時間が「19時まで」とありますが、間違いです。18時に閉門ですので、ご注意ください。


夕刻の奥の院です(18時過ぎ)。


昨日、福島県も梅雨が明けたということで、今日は酷暑でした。

会津若松市街地で36℃くらいということで、やや高地の冬木沢でも34℃くらいあったようです。

見事な青空で、昨日までの日光の強さと比べて、夏本番でした。



「不要な外出は控えるように」というアラートは発令されていますが、お盆のお迎えは大切です。
明日3日(土)も結構な猛暑の予報です。じゅうぶん気をつけてお参りください。
なお近年の傾向で、お詣りのピークが初日の一日からはっきりと土日に移行しました。日曜日の参詣を予定している方は、涼しい時間帯をお勧めいたします。

令和6年の冬木沢詣りも、本日から無事に始まりました。

近年は、空也上人の開山堂(R4)閻魔大王の十王堂(R5)と、毎年のように再建ラッシュが続いていました。

本年は、10年間仮堂だった奥の院を再建しました。


奥の院には、下の写真のように、参詣の皆様により、亡き人をお迎えする印である経木塔婆が、本尊様の左右に並んで立てられています。

冬木沢の奥の院は、お迎えのしるしを立てるためのお堂として、大切にされてきました。これからもその役割を果たしていければと思います。



このように立てられた塔婆は、毎日午後1時からの法要のためいったん集められ、法要の場に移されます。そして法要の中で、僧侶が塔婆に記された故人の名前を読み上げ、供養されます。





お塔婆に記された故人のお名前を、このように、一枚一枚、一人一人、読み上げていきます。

ですので、読みやすい字だと助かります(笑)。


福島県も今日ようやく梅雨明けして、明日からは気温も上がるようです。

明日以降語予定の方は、熱中症にお気をつけてお詣りください。



今日は前日準備ということで、各地から僧侶がたが集まり、暗くなるまで準備に勤しみました。

近年は梅雨明けが遅くなり、本日も朝方に強い雨がありました。

昔は7月下旬に雨の心配をした記憶があまり無いので、こういう時に環境の変化を肌で感じます。ともあれ、湿気の高い中、汗をかきながら準備を終えました。



心なしか、写真も湿度高めな気がします(加工なし)。


冬木沢詣りは、亡き人をお迎えする会津の大切な行事です。

8/1から8/7まで、会津高野山でお待ちしています。


なお周囲を見て確認したところ、駐車場もそれほどぬかるんでおらず、ストレスなく駐車できそうです。

明朝は5時から開門で、駐車場から山門まで「100円タクシー」が運行しています。ぜひご利用ください。