1月第4週は雪も少なくなってきたので、一気に仕上げにかかったら、1/29からの大雪で写真のような感じになっています。
どちらも小さい堂宇ですので、着手すればすぐ完成すると思います。春には出来上がっていることでしょう。まずは茶湯場です。

次に姥堂です

令和6年の冬木沢詣りが無事終了いたしました。
今日は午後に豪雨に見舞われ、大雨土砂災害の警報で、全員のスマホがけたたましく鳴りました。
スマホの警報はオバケよりも怖く、ついびっくりしてしまいます。
後片付けも雨で滞りましたが、夕方になって晴れ間も見えてきて、作業も少しできました。
写真は「黄昏の冬木沢本堂」です。1週間の祭礼を終えて、境内は再び静寂に包まれます。
期間中に冬木沢へ参詣して、亡き人のお迎えを果たされた皆様方におかれましては、お盆本番の8月13日に向け、自宅でお墓でしっかりとお迎え入れの準備を進めてください。故人をお迎えすることは、生きている自分たちがまた前を向いて生きていく糧となります。努めましょう。
冬木沢八葉寺は、また来年まで眠りにつきます。
ではまた来年に。
冬木沢詣りは盆迎えの行事です。
お盆は8月13日からです。冬木沢詣りとは、そのお盆にご先祖さまがお帰りになるのに先立ち、縁者があらかじめ帰り道の中継点である冬木沢に迎えに行く、という趣旨です。
参詣者から、たまに「冬木沢に迎えに行くと、その帰りにご先祖さまと一緒に帰るんですか?」と聞かれます。
そうではなく、冬木沢はあの世とこの世の中継点ですので、あくまでも迎えに来た「しるし」を残すことで、帰り道はこっちですよ、あなたのお家はこっちですよ、というメッセージを残すわけです。実際に帰ってくるのは、盆入りである13日です。
我々も、空港や新幹線の駅について、ゲートや改札を出た時、縁者が迎えに来てくれていれば嬉しいものです。
ご先祖さまは何よりも大切なお客様です。スムーズに帰ってこれるように、冬木沢に迎えに行き、しっかりと迎えの「しるし」を残しましょう。
その迎えの「しるし」とは、いわゆる塔婆です。塔婆に亡き人の名前(戒名・法名)を記し、その塔婆を冬木沢に立てることで、「帰り道はこっちですよ」という目印とするわけです。
明日5日は念仏踊りです。参詣を予定している皆さまは、熱中症に気をつけてお詣りください。
令和6年の冬木沢詣りも、本日から無事に始まりました。
近年は、空也上人の開山堂(R4)閻魔大王の十王堂(R5)と、毎年のように再建ラッシュが続いていました。
本年は、10年間仮堂だった奥の院を再建しました。
奥の院には、下の写真のように、参詣の皆様により、亡き人をお迎えする印である経木塔婆が、本尊様の左右に並んで立てられています。
冬木沢の奥の院は、お迎えのしるしを立てるためのお堂として、大切にされてきました。これからもその役割を果たしていければと思います。
このように立てられた塔婆は、毎日午後1時からの法要のためいったん集められ、法要の場に移されます。そして法要の中で、僧侶が塔婆に記された故人の名前を読み上げ、供養されます。
お塔婆に記された故人のお名前を、このように、一枚一枚、一人一人、読み上げていきます。
ですので、読みやすい字だと助かります(笑)。
福島県も今日ようやく梅雨明けして、明日からは気温も上がるようです。
明日以降語予定の方は、熱中症にお気をつけてお詣りください。
今日は前日準備ということで、各地から僧侶がたが集まり、暗くなるまで準備に勤しみました。
近年は梅雨明けが遅くなり、本日も朝方に強い雨がありました。
昔は7月下旬に雨の心配をした記憶があまり無いので、こういう時に環境の変化を肌で感じます。ともあれ、湿気の高い中、汗をかきながら準備を終えました。
心なしか、写真も湿度高めな気がします(加工なし)。
冬木沢詣りは、亡き人をお迎えする会津の大切な行事です。
8/1から8/7まで、会津高野山でお待ちしています。
なお周囲を見て確認したところ、駐車場もそれほどぬかるんでおらず、ストレスなく駐車できそうです。
明朝は5時から開門で、駐車場から山門まで「100円タクシー」が運行しています。ぜひご利用ください。