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会津高野山八葉寺 冬木沢詣りのブログ【公式】

福島県会津地方の「会津高野山八葉寺」は、夏になると「冬木沢詣り」で賑わいます。「冬木沢詣り」は毎年8/1から8/7までの一週間。公式HPで伝えきれない、こまかい情報を中の僧侶からお届けいたします。

令和6年の冬木沢詣りのちらし(画像)です。
情報が詰まっておりますので、来山を検討されている方はぜひご覧ください。ちらしの現物(紙)は、7/25に折込される予定です。
なお印刷を希望する方は、下記の金剛寺HPのリンクから移動してください。移動先でPDFデータのダウンロードが可能です。



金剛寺HP中の八葉寺のページ
平成26年、老朽化のため、旧奥の院を取り壊しました。
発掘調査を待ちながら、仮のお堂で9年ほど過ごして参りました。

その間、先に庫裏や開山空也上人堂・閻魔堂の再建に先を越されましたが、
このたび、国の「歴史的観光資源高質化支援事業」の対象となったことで、ようやく奥の院再建のめどがたちました。

今年の祭礼後に、本尊さまや五輪塔以下、全ての荷物を運び出し、10/18に仮堂の取り壊しを開始しました。そして本日10/23は地鎮です。写真はその風景です(どうやっても写真が90度左に転んでしまう…)。

その後、順調に基礎工事が進みました。これは11月の写真です。

下は、年が明けて令和6年の4月末の写真です



6月からは、細かい工事や、別の場所で保管していた五輪塔を並べ始めました。


今は仕上げの備品などを揃えています。新しくなった奥の院に、ぜひお詣りください。

令和5年の冬木沢詣りは、本日をもって終了しました。

参詣の皆さまは、お盆に亡き身内がお帰りするのに先立って、会津高野山までお迎えされました。

これにて準備万端で、お盆(一般的に8/13〜16)にのぞまれると思います。


お盆は、死者と共に数日過ごすことで、あらためて生きる力をいただく特別な期間です。

亡くなった身内は必ず皆さんの心身の中で生きています。

そのことを確認するのがお盆と言っても過言ではありません。


冬木沢のお堂は、来年まで再び眠りにつきます。

よいお盆をお過ごしください。




今日は日曜日。

早朝から家族一同での参詣が多く見られました。


(境内の五輪塔にかかるあじさい)


お詣りの皆さんのほとんどが、経木塔婆を購入して、亡くなった身内の氏名を書きこみます。

そしてその経木塔婆を当寺に立てて、「お迎え」のしるしとします。


そのように立てられた経木塔婆は全て、毎日午後1時から、当山僧侶により氏名を読み上げられます。

塔婆を立てた参詣者は、立てると帰路につきますので、実は氏名が読み上げられていることを知らない方もいます。

正午すぎにお詣りになられた方は、タイミングよくこの読み上げに遭遇することになります。

(経木塔婆に書かれた氏名を一枚ずつ読み上げる僧侶たち)


今年の祭礼もあと1日。

気をゆるめずに。


今日は最高37℃の中、空也念仏踊りが行われました。

コロナの2020年・2021年は極略で行いましたが、昨年から正常に行なっています。

酷暑の中で踊られた皆さん、見物・参列の皆さんも、お疲れ様でした。

たくさんの人が集まるのを見て、いよいよコロナ明けを実感しました。



さて明日は日曜日。朝の8時から正午まで、100円タクシーが運行されています。

駐車場から山門までは200mほどですが、きついと感じたらぜひご利用ください。

本日は平日にも関わらず、多くの参詣者で賑わいました。

話を聞くと、やはり身内が新盆を迎える方が多かったように思います。


さて明日は「空也念仏踊り」です。

午前10時から、境内の開山堂(空也堂)の御前で行われます。

下の写真の円が、踊りの輪の動作線になります。


明日の10時前後は混雑が予想されます。

集落内への車の進入はご遠慮ください。

また、境内では飲み物を販売しておりません。

暑い中で熱中症にならないよう、飲み物をあらかじめ準備の上で参詣してください。

よいお参りを。

なお別件ですが、あさっての6日(日曜)も「100円タクシー」を運行します。

時間は午前8時から正午までです。

足に自信のない方はこの時間帯をお勧めいたします。

3日目は晴天で、しっかり暑さが戻ってきました。

初日早朝の大雨で断念した人で、今日あらためて来たという人も少なからずいらっしゃいました。

とはいえ平日なので、基本的にゆったりした空気が流れていました。

ここのところ夕方になると雨雲が発達したりしますが、今日は綺麗な夕焼けでした。


極楽浄土は西方にあると経典に説かれます。

死者を迎えてくれるというご来迎の光も、このようにきっときれいなんだと想像します。

明日は中日。お詣りの際は熱中症に注意して、水分を持参することをお勧めいたします。

冬木沢詣りといえば、涼しいうちにお参りする早朝詣りが盛んです。

昨日の初日は、ちょうどその時間帯に激しい雷雨が重なりました。

あまりの雷雨で早朝詣りを諦めた方たちが、2日目の今日、あらためてお詣りされることが多かったように思います。


本日は平和な一日で、大雨の予報も外れ、境内にはゆっくりとした時間が流れていました。

冬木沢詣りは1週間続きます。

近しいあの方のお迎えに、時間を見つけてぜひお詣りください。


開門時間は18時までということで、先ほど後始末も終えました。

境内は今日も少しずつ夜に包まれていきます。



今朝4時に起床して、顔を洗い着替えていたところ、いきなり激しい雷雨が降ってきました。

4時半より少し前だったと思います。


近くに雷が落ち、お堂の中にも雨が吹き込んできました。

去年まで飛沫防止のため吊るしていたビニールシートで慌てて壁を塞ぎましたが、中までしっかり濡れました。

下の写真は諦めて雷を眺めているところです(雷が光っている瞬間です)。時間雨量は40ミリぐらいだとか。

確か去年も、この時期の大雨で磐越西線の橋が落ちたことを思い出しました。


初日は朝早くからお参りしようという人が一定数おられるのですが、おそらくは駐車場の車から出られなかったのでしょう。

雨が落ち着いた5時半頃からお参りがチラホラありましたが、駐車場の水はひどかったようです。大変お疲れ様でした。


午後はしっかり晴れて、駐車場の状態も良くなったようです。

雨を避けた皆さま、明日以降にゆっくりお参りください。




本日は前日準備。暑い中、僧侶12名と関係各位が朝から夕刻まで作業して、ようやく準備が整いました。

写真は夕方6寺過ぎの境内です。まだ明るいですが、影が伸びてきています。


皆さんのご先祖様は、ふだん、皆さまを見守ることができる良い処(「浄土」と呼んでいます)におられます。

毎年お盆(8/13〜16)には、ご先祖様は一旦各家庭にお帰りになられます。

ですので、お盆を前に、こちらからご先祖様の居る近くまで迎えに行くという、うるわしい習慣が続いています。

会津地方においては、それが冬木沢詣りになります。


ご先祖様のいない人はいません。

誰でも必ず親がいて、またその親がいて、ずっと繋がってきています。

そのようなつながりに感謝することで、皆さまの明日がより良い方向に導かれることでしょう。


さておき、明日は初日。

駐車場から門前まで、午前中は100円タクシーが運行しています。

熱中症に注意してお詣りください。