音村です。
テレビはないのでyoutubeで見たのですが、日テレのニュースに小沢氏が登場した模様でした。
まあ、前半部分だけ見た感じですが……。
れいわ山本氏が師みたいに崇めていて、去年も仲良さそうにいっしょに街宣していたので、もうちょっと山本氏寄りなのかなと思っていたのですが、根本的には企業献金に対しては賛成なんですね、小沢氏。
まあ、確かに小沢氏の言うように、大企業があってこその日本という側面もあり、政治にはカネがかかるというのも事実なのでしょう。
僕は政治にあまり詳しくないですが、個人的にはそもそものその仕組みそのものが問題なんじゃないかと思うわけですがね。
彼の場合、今のルールありきで「政治にはカネがかかるんだから、透明にすればいいんだろ? 悪さしていないって証明できればいいんだろ? それで国民がいい悪いを判断すればいいじゃないか」って考えみたいですが、問題ってそこだけじゃないと思うんですよ。
一番の問題は『大企業と国民との信頼関係』です。
大企業がどっちを向いて事業を行っているかって話です。
間違いなく国民や日本のことなど考えてないっていう大企業多くなったんじゃないでしょうかね??
僕のイメージでは『国民は養分。国民から搾取しまくって、国民が餓死するよりも企業の内部留保を増やすことの方が重要。国民が死にまくって、所得も減って、国内で儲けられなくなったら、日本を捨てて今度は別の国に規制すればいい』くらいの感覚で事業を行っているように感じるんですが、どうなんでしょう。
たとえば必要最小限の添加物は仕方ないとしても、どう考えても入っている必要性のないものが大量に添加されている商品って、政府からの補助金目当てですよね??
補助金欲しさに国民の健康に余計な危害を加える気満々ってことじゃないですか。国民の健康被害より、自社の内部留保と思われても仕方ないんですよ。
さらには、その裏金、企業献金などによって大企業が政府に要望しているのは、国民の富や日本の繁栄につながることではなく、国民の富を奪い、日本を凋落させてまで自社の内部留保を増やすことじゃないですか。たとえば「消費税を上げて法人税を下げろ」とかね。
小沢氏の発言からでは、今の暴走した大手企業の歯止めをかけることもなければ、そのまま大手企業だけに儲けさせて、そのカネで政治家たちも好き放題政治活動させてやればいいと言っているに過ぎないと思うのですがね。何も変わらないんじゃないでしょうか。
もちろん大手企業が日本にとって重要なのは、アホな僕だってわかります。
しかし乱心している今の大手企業に精神を目覚めさせてからでないと、結局のところ国民軽視、日本軽視の大手企業の思考回路が変わることはないんじゃないでしょうか。
食品に関しても、裏では衛生環境の悪いものを隠して普通にカネ取っていたりするわけでしょ。添加物もそうですけど。
たとえば地面に落ちたものを洗うこともなければ、汚くなった工場でそのまま生産していたり、さらには漂白剤に野菜をつけてそのまま販売してみたり、白菜を大量に漬けるところに人がそのまま入り込んでいたりとか、どこの誰かもわからない貧乏な国民が健康を害して死のうが自分には関係ないみたいな精神で、業界を牛耳ってカネはあるのにケチっているような状態では応援もしたくなくなります。
そして、なんでそんなにケチるのかって、企業によってさまざまだとは思います。本当に資金ぶりが厳しいところもあるでしょう。しかし大体の大手は、このご時世でも過去最高の収益をマークしているとか言われていますよね。中小零細はつぶれていっているのにですよ。
それじゃあ、なんでそんなことになっているのかって、大手企業が裏カネ、企業献金などで政治をあやつって、自分たちの都合のいいルール、政策でリスクなく内部留保を増やし、一方で国民の財産を搾り取り搾取しているからでしょって話なんですね。
当然ですけど、国民の総所得が減れば、経済の循環は悪くなって当たり前なんですよ。そもそもの物価だけ上がって給料が少ないんだから、節約しなくても生活が厳しくなる人は多いと思います。
さらに多少は貯金できているくらいの環境の人も、一般の国民レベルであれば先に不安を感じるわけだから、財布が固くなってしまうわけですよね。
そりゃ経済なんて回らないでしょって話です。
しかし政府も政府ですが、そもそもの経団連の要望が国民にとって有害でしかなく、政府が大企業の献金を受けて経団連に逆らえなくなっているという構図が今の状況の根源でしょって。
大企業や経団連が「国民とともに成長するんだ」と言って、まずは国民への分配を意識して「国民に自社の製品を買ってもらって一緒に成長していく」くらいの気持ちで日本を成長させる気があるなら、たぶん小沢氏の言うやり方、というか今の状態ですね。それでも成長しているはずだし、できるとは思うんですね。でもそうじゃないから、この30年日本がこんなことになってるんでしょ。
自分立ちの内部留保さえ増えれば、あとはどうなってもいい。なんなら日本ごと沈没しても構わない。そうしたら自分たちは海外に寄生しに行くだけだから。という精神。これが今の大企業の腐敗した状態なのだと思っています。この意識を変えないと、小沢氏の考えは無理と思うんですよ。結局は勝ったものだけが独り占めして勝ち逃げっていう状態。
何なら今の大企業がカネ持ちでいられる理由は、企業が優秀だからでもなんでもなく、昭和からの優秀だった企業の看板名を利用していただけで、もはや昔の能力はほとんどのところがなくなっていると思いますね。カネと企業規模により人材はそろっているでしょうから、ある程度の事業をこなすことはできているんでしょうけど、それってその命令を下している人じゃなくてもできるか、あるいはもっといい結果をもたらせる可能性もあるわけです。
政治家も2世3世とか言われ質が下がったとか言われていますけど、大企業も結局は創始者は優秀だったけども、後継ぎは無能みたいなことだって普通にあり得ると思っています。
だいたい今の大企業が黒字にできるのって、自社が優秀なんじゃなくて、国民の意思に関係なく勝手に規制してカネを盗んでいるからですよね?? そのうえで商品を国民に買わせてさらに儲けるみたいなことをしていれば、そりゃ大きくもなるでしょ。って話なんですよ。
だってほとんどの地域で、食品や家電を買おうと思ったとき、昔みたいな個人店は減り、今やコンビニやスーパー、家電量販店しか買えるところがほとんどなく、その中で売っているものはほとんどが大手メーカーの息がかかったものばかり。そしてそれが有害だと知ったとき、迷惑としか思わない国民も現れているんですよ、今現在では。
まあ、多くは政府との連携で、国民や日本を悪化させているだけと思いますが。
たとえば5Gだって、やっているのはスマホキャリアでしょうけど、命令してんのは政府でしょ。あれ今、いろいろ知った国民たちの間では「ヤバイ」って言われていますよ。なんで中断せずに突き進むのか。害が発生して、手遅れになってからでは遅いんですよ。
大企業って、そういう点において政府に逆らって止められる立場にあるんだから、仮に政府が有害なことをしようとしていることに気づいて政府の暴走を阻止してくれて、国民や日本のために頑張ってくれるのであれば、国民たちだって自分たちの代表として支持したいと感じるでしょうし、応援して支えようと思うでしょう。
つまり、今の政府や企業は、そう思われていないっていうことは、自分のことしか考えていないからだって自覚するべきなんじゃないかと思います。そうでなければ、小沢氏の発想など実現できないと思うんですよね。これまでと同じことが続くだけです。
いわゆる政府と大手企業の傲慢による支配と搾取。