恋愛小説家 -80ページ目

Circle of Life

ランチの話を書いた翌日。

仕事の皆さんとランチミーティングになりました。


アメリカのダイナーを彷彿させる

ダイナミックなハンバーガー。

グリルされて香ばしい、ジューシーなお肉。

サイドには、どっさりフレンチフライ。


ボリュームとカロリーが満点の一皿・・・

アメリカ人が食べても、満足いくのではないかしら?


私はそのお店に行くと、

おかわり自由のコーヒーをブラックでがぶ飲みします。

淹れたてで、渋くなく、熱々でおいしいコーヒーです。


こんなところにも、

オーナーの、仕事(提供するメニュー)への愛情を感じます。


つい、つい、ついつい

多分、5~6杯は飲んでしまいました。

カフェインの摂取しすぎで、少々頭痛が出ています。

今晩は何も食べなくても大丈夫そうです。


オペラに続いて、

出掛けに聞いていたのは、ブロードウェイの「LION KING」。
 

オープニングの「Circle of Life」が鳴り止まぬまま

出かけたミーティングで聞いた話が

偶然にも、関連のトピック。


さり気ないシンクロニシティにおどろきつつ

これからやってくる新しい展開と

広がり続ける人とのご縁、

新しい愛のお話に期待しています。

Ombra mai fu

夏風邪の疑いもどこへやら
毎日は退屈している暇もなく、
映画のような驚きと感動に満ちています。
 
などと書くと、
「どんな生活送っとるんじゃい!?」と

思われるかもしれませんが
私個人はいたって平凡にすごしております。
ただ、良い波が近づいている“気がする”
それだけのことです。
 
誰かのところに舞い込んできた良い報せが
たとえ私自身のことではなくても
「この耳」に入ってきたということは
間接的にはつながっているのですよね。

そんなミラクルに、さり気なくあやかって
乗り合いのガタゴト列車に揺られたいと思います。
 

 
人の感情なんて単純で、しかも曖昧にできています。
同じことを見聞きしても
心のコンディションが悪いときはそれほど心に響かない事柄が
感度が高いときには、大音響でびんびん響く。
 
不機嫌なときは些細なことでも過剰に反応し
上機嫌なときには何事もおおらかに受け止められる。
  
それを差し引いても余りあるほど
少なくとも昨日私に届いたニュースは
人生に何度も聞けないであろう、最高のお話でした。

 
今朝はコーヒー
音楽はオペラ
そしてチョコレート
 
朝日を浴びて、プラスチックゴミを捨てに行く
25メートルがすがすがしい。
アスファルトに映った自分の影もくっきりと濃い。
地に足つけて、立っています。


このまま、しあわせの連鎖は続くと信じて。

今日、ランチ行かない?

12時になると、オフィスビルから続々と人が流れ出る

忙しい光景も今となっては懐かしいですが

 

「今度お食事でもご一緒しませんか?」

そんな堅苦しい文句もいらないから、ランチが好きです。

 

お昼がまだなら、どこか近場で1、2時間ほど。

それとも、夜だと敷居の高い店に行ってみる?

ちょっと冒険してみた店がはずれでも、傷は浅いです。


この限られた時間なら 

まだ、間合いの分からない相手とでも心地よく

会話に窮することも、沈黙で弛むこともなく

気軽に一緒にいられる気がします。

誘う側も、誘われた側も、さほど気負いません。

 

たとえば、午前中に集中して働いて、ランチに出れば

もしかしたら、そこで世紀の名案が降りてくるかもしれないし

ただお昼を食べるだけで終わっても、

食後のコーヒーの余韻から醒めるころには

みんな、それぞれの「今日」に戻っていきます。

 

気の進まない飲み会で、ずるずるとお開きを待つ必要もなく

さわやかに始まり、さわやかに終われる会食。

適度な緊張感をもった「今日」の途中ということが、

私の思う、ランチのよいところです。

 

ほんのひととき環境を変えて

外の空気に触れるだけで、相手との距離も変わります。

 

もう少し個人的に話してみたい

これから好きになりそうな人と、

深い意味などなく、まずはお昼に、きままに、私と。

   

そう思って、誘いたい人がいるのに

なかなか声がかけられないでいます。

 

お酒を愉しむならば、月が出てからゆっくりと。

もっと深く語り合いたい人や、

逆に、黙っている「間」も大切に思える人とだけでいいのです。

  

もうひとつのゆでたまご

部屋をノックしてきた人は、彼の「もとつれ」

「元彼女」と、何が違うんだろう?

 

いい友達だっていうし

借りていたマンガを返しにきただけだから

別に気になんかしない

 

けどね

 

「2人とも顔が丸かったから、ゆでたまごって呼ばれてた」


この情報だけは、いただけない

セットでいるのが当たり前だったみたいな表現は

彼の口から、正直聞きたくなかった

 

まいったな

 

いつまでたっても

ゆでたまごを見るたびに思い出すから

けっこう傷ついてたみたい、これでも

 

ゆでたまご

大涌谷で食べた ゆでたまご

硫黄で黒くなった殻をむきながら

1つ食べると7年長生きできるというのは

本当だろうかと考えていた

 

時間は誰にも平等で

みんな同じように歳を重ねていくから

 

無事に人生を全うできるならば

わたしよりも

随分前に生まれたあなたは

いつしか わたしの前からいなくなるだろう

  

でも

誰がいつこの世界から消えるかなんて

神様しか知りえないことだから

  

縮められない年月を嘆くよりも

同じ「今」という時代に

存在しえたことを 感謝すべきなんだろう

 

あなたがいった

 

「世の中に絶対はないが

 ただひとつ言えることは

 生まれた以上、

 必ず死ぬということだ」

 

つまり

絶対、結ばれるともわからないし

絶対、結ばれないともわからない

 

けれども

絶対、人生には限りがあるんだ

  

7.消えていったルビーの赤

<バックナンバー>

1.皆既日食の日にやってきたミラクル

2.セイコトマサキリコン

3.扉の裏で笑う人

4.しづ心なく桜ちるらむ

5.アフタースクール

6.クミコさんの恋

 

  

苔の生えた旧校舎の裏に、学生はあまり近づかない。知る人ぞ知る、そこには古い小屋があり、ラットが飼育されていた。ローテーションで当番になった学生がぽつぽつ訪れて、小屋の掃除と餌やりをして去っていくだけの、寂しい場所だった。

 

小屋の中を大きく分けると、ラットには2種類いて、ひとつは普通の、もうひとつは高コレステロールの餌を与えられていた。みんな真っ白なのに、眼の赤さだけがルビーのようで、長い尻尾だけを見れば「ネズミ」そのもの。実験動物を育てることも授業の一環とされていたから、気持ち悪いと敬遠する人もいたけれど、長く育てていれば愛着もわいてくる。少なくとも私は、ラットが好きだった。

 

  

 

代わるがわる、多くの学生の手によって育てられたラットの命が、高尚なる「勉学」のために捧げられる日がやってきた。テーマは、「食餌のパターンが違うラットの血液と肝臓から、脂肪の量を分析すること」である。

 

解剖は滅多に行わないので、実験室には異様なムードが漂っていた。いつもなら、笑えないジョークを飛ばしてくる教授の説明も、倫理的な話になるといつになく神妙で重苦しい。「とうとうこの日がきちゃったね」、「もう逃げたいよ」、「かわいそう」。白衣姿の女子ばかりの空間はささやき声に溢れ、緊張と悲壮感と、同時に妙な熱気を帯びていた。

  

この日、クミコさんと私はほとんど会話をしなかった。学籍番号順で班分けされていたから、苗字の頭文字が近い私たちは同じテーブルで、丸椅子を並べて座っていた。クミコさんは、鼻から少しずり落ちたメガネで黒板を写しながら眉間をくしゃっとし、私はひたすら憂鬱になっていた。

  

教授と助手がテーブルを回り、ラットに手際よく麻酔をしていくと、手のひらほどの命は、あっという間に眠りに落ちる。彼らはこのまま目覚めることはない。眠っている間に身体が開かれ、そのまま「死んでいく」のだ。そのことを知っているから、胃のあたりに石が詰まっているような気分になった。普段はどんなに不真面目な私たちでも、無言になる日ぐらい、ある。

 

メスを持ってラットを前にしたときに、周囲から次々と嗚咽が漏れた。か細い悲鳴を上げたり、気分が悪くなって座り込む人も現れて、ますます気が重くなる。それでも、あらゆる意味で一番盛り上がる瞬間は最初だけで、ラットの体が開かれ、かすかに脈打つ心臓を目の当たりにしたときから、人々の感覚はだんだんと麻痺していくのだと知った。

 

血液を抜かれると、ラットの赤い眼は次第に色を失い、さっきまで生きていたものとは思えない、儚い「もの」となって板の上で伸びていた。無残な姿に変わり果てた命を前にしても、人は涙も、卒倒も、すっかり忘れてしまうらしい。「もうお肉は食べられない」なんて、ハンカチで口を覆ったことさえ過去の出来事になり、いつしか緩んだ空気のなかで、彼氏とのどうでもいい猥談まで始まってしまうのだ。

 

クミコさんは、誰にともなく「人間て薄情。」と、つぶやいた。私は、誰にともなく「本当だね。」と、つぶやいた。シャーレの上には、コレステロールだらけの餌を食べて育ったラットの、指先ほどの肝臓が乗っていた。

  


It's a small world.

アメーバを使っている人でないと、

なんのこっちゃ?な話ですみません。

  

未知との邂逅・・・それは「ピグ」。

 

ブログの管理ページの、プロフィール写真の下にあった

「自分そっくりなピグを作ろう」的な文句に誘われて

なんとなく作ってしまった、自分風・動く人形。

(それをピグというらしい)


バーチャルの世界で、つましく暮らしています。

 
ところがコレ、

作ってしまったが最後、退会するまで消せないのです。

消そうと思っても、微妙に自分風なだけに忍びないのです

質素な部屋に、一人ぼっちでお気の毒なのです。

着替えさせようにも、服がなくて切ないのです。


こ、これは・・・人の心理をうまくついてますよ。

 

<仕方ない、旅に出よう。>

 

ついに、うちのピグさんも「おでかけ」することにしました。

ピグ化した人々が集うバーチャルタウンに入るのです。

すると、徐々に家具や服を増やすことができるのです。


アメーバには、ブログの広告を消すなど、有料サービスを受けるために「アメゴールド」なる擬似通貨があるのですが、ピグを凝りたい人は、有料で徹底的に遊ぶこともできるようです。

つくづく、商売上手にできています。

 

ちなみに、ひと月ほど前に作られてしまった私のピグさんは

誰と連れ合うこともなく長いことフラフラ歩いておりました。

言ってしまえば、ただの放蕩娘です。

 

「アタイは一生、一匹狼でいいの・・・」

  ※そんなにスケールの大きい話ではない

 

そんな矢先のことです。

先ほどおどろいたことに

 

・人に話しかけられる

・ともだちになる

・部屋に人がやってくる

 

という、アダムスキーもビックリな未知との邂逅が!!

冷房の効いた部屋だというのに、

不意打ちですっかり変な汗をかいた私(リアル版)です。

  

なるほど

会話ができて、仲間を登録して輪を広げたり

チャットの進化系を垣間見た気がします。

 
恋愛小説家-pig

 

平和な日曜日に、いまだ謎多きアメーバのお話でした。

 

往く夏


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陽射しから逃れるように
大木の下から見上げれば

神社の裏でかくれんぼした
わくわくした緊張が
そのまま恋になったころと同じ空

暑すぎた昨日は
かき氷が身に染みた
イチゴもメロンも売切れて
ブルーハワイ色になった舌を
鏡で何度も確かめる

疲れが抜けないまま
頭と喉が鈍くいたむ
夏も終わりだというのに
風邪ひいたかな

線香花火は途中で落ちた

どこかセンチな8月の終わり

じっとぎゅっと


なかなか分かってもらえないから

抱きしめてもいいですか

 

ちょっと待って黙ってて

あなたの温度だけくださいな

 

それだけでいい

それ以上はいらない
だから何もしないで

今だけは私の好きにさせて

 

夜の砂漠は冷えるから

小石の上でじっとして

昼間の熱を蓄える蜥蜴のように

私も もう少し

このまま充電したい

 

身体中にじんわり伝わる

わずかなぬくもりさえあればいい

1994年の音

秋めいた色した 薄い夕暮れ時

窓を開け放ち

エアコンじゃない風を感じながら


コントレックスをラッパ飲み

部屋を散らかし 仕事して

少し料理をして 片付けて

実に爽快

 

そんな私の部屋で

 

BGMにオザケンがかかっていようと

気にしない

気にしない

 

窓の外にいる人が

気にするかもしれないけど

気にしない

 

何年ぶりかにCDを掃除したら出てきた一枚

聴いたら、なんだか無意味にテンションが高くて

懐かしくて3周もかけてしまった

 

ジャケットを裏返せば94年

みんな可愛くて 恋ばかりしていた

ラブリーだった時代の音楽です