昨日と違う今日
昨日あなたを知ってしまったことで
今日のわたしは
これまでとどう違っているのでしょうか
別に、昨日までのわたしも
しあわせだったんです
恋をしていなくても
日常も仕事も手のひらにある愛情も
もう充分に満たされていると
不満などなく生きていました
ところが
ほんの僅かな時間
あなたと触れ合っただけで
昨日までのわたしを
満たしていたものとは
一体何だったのかというほど
何かが欠けてしまったようです
今日の世界が違ってみえて
心もとなく 動揺しています
点と線
少し、たとえ話をしてみようと思います。
偶然と必然、「このタイミングだったから生まれたご縁」など。
私たちの人生には、幾つもの出逢いが待ち受けているものですね。
友人に、「あなたの大切な人と、どうやって知り合ったの?」と問えば、皆それぞれに面白いエピソードを秘めているものですが、いってしまえば「あなたと私が友となったこと」自体も、偶然の賜物だったりするのですから、その意味はあなどれません。
同じ学校、同じ職場、同じ駅で、出逢った人。好きな音楽、好きな場所、好きな景色が同じ人。一つの家で育った姉弟、共通の知人がいる人、切っても切れない思い出の人。これまでの自分史にいる登場人物たちの、遠くにいても思い出してしまう笑顔の一つひとつに、私はもっと感謝すべきなのでしょう。
生まれてから死ぬまでの長さは、何十年になるのか分かりませんが、その限定された時代に生まれたすべての人と、どこでどうやって関わりあっていけるのか、つながりが生まれる可能性を考えるとゼロではありません。
すべては、点と線のようなものだと思います。
一人ずつに用意された歩みの線上には、たくさんの「点」が宝探しのように散りばめられている。またたいている数え切れない点を集めてつないだら、星座のように面白い形に見えることもあるでしょうし、ただ一つでも眩しく光って、道標になってくれる点もあるでしょう。それに、私自身が「点」となって、誰かの線に乗っていることもあるのでしょう。
欲張りなので、皆に愛着がありますが、執着はしません。
点を失ったとしたらどうしようかと不安にならず、赤絨毯の終点が見えない限り、足を踏み出せば、次の宝物はどこかで私たちを待っているんじゃないかと思います。
真冬のチョコレート
父の古いマニュアルカメラを持ち出して
テーブル越しに、彼のポートレートを撮っていた。
私たちは、割と一緒に過ごしていたけれど
デートだったり散歩だったりの写真を撮るのが好きで
「“3日目”の初日の出を見に行こう」
「雨に降られた夜桜もいいもんだ」
「特大ツリーを寝転がって見上げよう」などと
思いつくまま、そこにある風景を集めて遊んだ。
感度のいいフィルムを選んだところで
その1本の中に、お気に入りの写真があるかといえば
「運がよければ一枚見つかる程度」の腕前。
それでも、その一枚が傑作だったりするから
アナログさ加減を、ドキドキと楽しめていた時代だった。
★
汗をかいたペリエから、泡粒が次々と上っては消えていく。
ベージュのボタンダウンに、オレンジと茶色のネクタイ。
仕事帰りの彼と、駅ビルに入った店で食事をした。
カジュアルな南フランスの家庭料理。
美味しいものを食べるときの笑顔に、こちらまで笑ってしまう。
食べ物を大切に味わっている、仕草が大好き。
仲睦まじく、最高のパートナーだった彼。
キャンドルの灯りだと、光が足りないから
「2秒だけ動かないで。」と頼んだ。
もうじき、私たちはお別れすることになるなんて
まだ信じられなくて
いつも通り、カメラ目線ではない彼を
永遠のような2秒間で焼き付けた。
あの日撮った最後の一枚は、きっと最高傑作だった。
彼の着ていた服、伏目がちな笑顔、フォークを持つ指先
そのすべてが美しく、私への愛であふれていた。
だからどうしても涙が溢れて仕方ない。
私も、同じように彼を慕っていたから
そんな奇跡的な写真が撮れたということを疑わない。
★
息の白さを確かめながら
「これ以上食べられない」と、伸びをした私に
「はい、デザート。」と 彼がくれた
キオスクで買ったチョコレート。
コートのポケットから取り出したとき
それはすっかり冷え切っていて、
かじるとパキッという澄んだ音がして
甘い余韻を残し、口の中でゆっくり消えていった。
no more words
どうしても伝えたくて
手持ちの言葉たちを
一生懸命 選んだはずなのに
言えば言うほど核心から離れていく
口にするよりも
黙することを選べばよかったと
無力感につぶされそうになる
抱えた想いが大きすぎると
言い表すことなどできっこない
言葉も文字も感性には敵わない
本当に大切なことや
長年胸にしまっていたこと
小さな秘密
想いとか念のようなものは
心に鍵をかけておく方が
強いままでいられるのかもしれない
面倒くさいゴタクを並べる
悪い癖が出るまえに
いっそその唇で私を黙らせてください
深爪
多摩川の近くに住んでいたころ
ITOYAまで画材を買いに、
二子玉川まで自転車でよく出かけました。
土手を走る赤い自転車と、風になびく髪。
風景画と一体感が生まれる瞬間が好きでした。
気に入っていたつばめグリルと
中村屋のカリーとラッシー。
それからミスタードーナツの、チョコファッジシェイク。
あのシェイク、いつの間にやら絶滅して悲しく思っていたら、
「リッチシェイク チョコファッジ」となって
復活していて驚きです。
サイクリング仲間だったあの人も
同じことを思っていてくれたら幸せです。
★
はたして、恋煩いというのは
どういった症状なのでしょう。
胸がいっぱいのせいで食べなくても大丈夫で
ため息と一緒にエクトプラズムまで出てきそうで
動悸と息切れでふらふらして
足が震えて
口から心臓が飛び出しそうで
何事も手につかないとか?
ずいぶん昔に忘れていた病気は
うっかりかかってしまうと
免疫がなくなっているようです。
ココロココニアラズ?
ぼんやりと足の爪を切っていたら
深爪してしまいました。
どんな薬が効くのでしょうか。
すすめてもらったアイスクリームは
クーベルチュールチョコレートの甘い味。
289Kcal・・・手っ取り早く元気になれそうですね。
恋しています
このところのムーブメントには終わりがありません。
ご一緒しているクリエーターたちの脳は休まることを知らないし、
連鎖反応で次から次へとやってくる流れ。
私はひとまず、ついていくことに必死になっているところです。
基本的に私はいつも女性とばかり仕事をしていますが、
やることなすこと格好いい彼女たちに、私は恋をしています。
恋といっても、別に怪しい意味ではなく
同性から見ても、純粋にほれぼれするような女性が多いこと!
そこからつながる魅力溢れる男性たちへの広がりも、
片方のジェンダーに偏りすぎないバランスを
自然と整えてくれているような気がしています。
忙しい・・・なんて、むしろまだまだ序章だったのか!
そういえば先日、
ブログに登場したい!というリクエストをいただきました。
これが嬉しい一言でした。
親愛なる丘のクマさん。本当に登場させてしまいますよ。
さらに忘れてはならない、白いドライビングシューズの紳士、
そして私の癒しの友(と勝手に思っている)気の使い手さん。
内輪ウケにお付き合いいただき、いつもありがとうございます。
皆さんにも、私、きっと恋しています。
閑話休題。
今日、ボスと長電話した内容は、またまた新しい切り口で
これからどんなことを創っていくのか、語り合いました。
これまで私は「物書き」であることにこだわりすぎていて
いつかは小説家になりたい!と、
自分で自分の行く末、描く夢を狭めてばかりいましたが
どうやら、その必要はなかったようです。
書類一つとっても、完成までのドラマは味気ある濃密な内容で
成果物に対して心から喜んでいただけるのならば
作家稼業にこだわらなくとも、
人の心に訴えかける「ものづくり」には
勉強の余地も、手にする実りも、無限にあるのです。
どこで、どのように手ごたえを感じるのか。
やりがいはあるのか、それが本当に好きなことか。
これから出逢う人々がまた教えてくれるようです。
Fly Me to the Moon
「かみさま」
そう口に出したのはなぜ
高鳴る胸で息が詰まりそう
どうしようもなく苦しくて
だから
かみさまたすけて
真っ白な頭で倒れてしまいそう
すべてがあんまり素敵すぎて
だから
かみさまたすけて
震えるほどに満たされていく
恋をしてしまった
だから
かみさまありがとう
★
Fly me to
and let me
Let me see
In other w
In other w
流れ星は
手を取り合って宇宙を旅する恋人たち
今宵は満月・・・
Jazzでもかけましょう。
アメリカンレモネード
こうやって、愛だの恋だの文字にしていると
ふいにムクムクと、「これは書かなくちゃいけない」と
イメージが湧いてくることがあります。
忘れていた思い出だったり、誰かの話だったり
夢でみた空想だったり・・・
★
それは偶然だったと思います。
待ち伏せなどではなく、本当に偶然、
憧れていた人を街で見かけました。
私の気持ちにはとっくに気付いていた?
そうかもしれません。
でも一筋縄ではいかない相手でした。
彼は、私の姉を好きだったからです。
姉には決まった人がおり、
きっと、つけ入る余地はないと思われました。
「妹」として、協力してあげたいという気持ちと
もしかしたら、自分が彼の恋人になれたなら・・・という気持ちで
ゆらゆらと揺れていました。
秋めいて来る、ちょうど今ぐらいの時期でした。
立ち話もなんだしと入ったカフェで、
私はアメリカンレモネードを頼みました。
川べりの店で、平和な昼下がり。
よそよそしさの残る2人は、とりあえず乾杯をしました。
細いワイングラスに、淡いレモン色と
赤ワインがきれいに2層に分かれて
こちらも、ゆらゆらと揺れていました。
少し背伸びした、その飲み物を一口飲むごとに、
グラスの中で2つの色が混ざり合っていく様子を観察するのは
なんともいえない、楽しい時間でした。
知れば知るほど、彼のことが好きになって行きました。
こうなるともう、止められそうにありません。
とうとう、本格的に恋をしてしまった。
それも面倒なことになりそうな相手に・・・。
★
それからどうなったのかって、話せば長くなりますので
肝心な部分を省略します(笑)
気が向いたら、続きを思い出すかもしれません。!?
あれからずっと探しているけれど、
2層に分かれたアメリカンレモネードもなかなか見かけません。
でも、いつかどこかで再び出会ったら、ぜひ飲んでみたい。
甘酸っぱい、恋の味がすると思いますよ。

