随想 091129
昨日、知人と今年最後のBBQに興じておりました。
するとその場にいたお一人が、私の仕事仲間の友人とわかり
なんという世間の狭さ!と驚きました。
日暮れが早く、色の判別もできないような暗がりの中
楽しい会はお開きとなったのですが・・・
それでも体力の続かない三十ロード(路)。
帰ってくるなり<寒いのに熱い>という症状が!
ゾクゾク感と、睡魔、頻脈、微熱、頭痛。
あ、風邪っぽい・・・
そんなこんなで、昨夜はめずらしく
その日のうちに就寝し、本日も半分寝たような生活です。
お酒はいただいていないのにヘビーな頭痛と倦怠感。
二日酔いって、こんな風になるのでしょうか?
文字を読むだけで、自分の話し声だけで
ぐらぐら揺れる日常世界。
ふに~。
自宅でのんびりしつつ、購入を検討中のデジイチを調査。
メインは仕事の記録&趣味用ですので、
広く浅く使えそうなモデルを、低予算で(笑)。
今は本当に機能が充実していて、便利すぎます。
高感度のフィルムを数本無駄にしても
使える写真が1枚あるかないかというプレッシャーはどこへやら。
もう少し勉強を積んでフォトショの腕を磨けば・・・
私でも、上手に写真が撮れる「気分」になれそうです。
次の免許の更新には、気になるアレコレをお直しした
加工写真を持参したいと思います(笑)
それにしても、「リングルアイビー」。
飲みやすくて、よく効く解熱鎮痛剤です。
イブプロフェンが体質にあっているのかしら?
不義理をしている皆さま、しばしお待ちください。
もうじき、愛だの恋だのいう妄想生活に戻れそうです。
逗葉道路
墨でべったり塗りつぶしたような漆黒の上に
目が慣れると、白っぽい波が見えた
空には、唯一分かるオリオン座と冬の星たち
もう少し西の低い方には、やたら眩しい星がまたたいて
遠くの水平線に、船の明かりがちらつく
光の粒が集まった場所は江ノ島だろう
ごうごうと鳴る海風で車が揺れ
たたん、たたんと
江ノ電の音が聞こえた
わざわざ高速に乗って海を見に来るなんて
そういう発想は好きだと思う
「約束遅れちゃうよ?」と気遣うと
「少しくらいいいよ」と笑った
バイバイ、と
知らない駅で片道切符を買い
せめて振り返らずに行こう
やけに空いた座席の隅で背中を丸め
消えても消えてもとめどなく打ち寄せる
in her teens
緑の花柄ワンピに白のカーディガンと、
白いスニーカー。
憶えてる?昔渋谷で一緒に買ったやつ。
で、彼と温泉に行ったの。
だって地図に「温泉」って書いてあったし
本当に温泉があるかどうか、確かめたくなって。
そうと決まれば即行動って
格好悪すぎる、お父さんの仕事車で出動したんだわ。
ところが。
地図の所まで着いたはずなのに
温泉の「お」の字さえ見当たらなくて。
(もしかしたらもう1キロ走れば見つかったとか?)
結局日が暮れて、そのまま帰ってきて
近所の銭湯に行きましたとさ・・・
チャンチャン。
でもね、
でもね。
私はその日のことを今でもよく憶えてるし
とってもいい旅だったと思ってるんだよね・・・
若葉マークで迷子になったことも
途中で食べたつぶれたおにぎりも
ちょっと喧嘩しかけたことも
缶コーヒー、間違えてコールド押しちゃったことなんかも
不思議とね。
彼は「何もなかった日」と言ったけど
本当に、何にもなかったとは思えないよ。
いろんなことがあったし
いろんなものを見てきたし
ふたりで、一緒にいられたわけだし。
みんな、すごく楽しかったんだけどね。
かたゆでたまご
図書館で予約した本は、いつも唐突にやってきます。
こちらのスケジュールも気分も無視して
「2週間以内に読みなさい」と宣告されるリミット。
そこで久しぶりにハードボイルドの小説を読んだのですが
淡々と人が行きかい
淡々と暴力が描かれ
淡々と血が流れ
でも最後に少し救いがあって。
物語はそこそこ面白かったのですが、読後は疲れました。
心に残る一冊かどうかは?
きっと図書館に返せば忘れてしまうでしょう。
ハードボイルドの世界にいる、主たる登場人物は
概して“男目線の男たち”が多いようです。
主役は寡黙で冷淡、ニクイほど凄腕な探偵だったりしますが
彼らには大抵、見守る女性の愛が寄り添っています。
たとえ男が「戦」で撃たれ倒れても、静かに悼む女性たち。
そんなエッジの効きすぎた「ゴルゴ13」的な世界も
実際、日本のどこかに存在しているのでしょうか。
★
人は兎角、恐れるものだと
昨日、MTGの席でボスが言っていました。
大切なものを失うことや、苦痛を味わうこと、
誰かを傷つけたり傷つけられたりすることなど、
常に恐れとともに生きている私たち。
心配事が何一つない人生は幸福かもしれませんが
守りたいものがあるからこそ恐れるのであれば
その切なさや苦しさも、生きている証になり得ると思います。
幸福と恐れは、同一線上に同居しており
半熟のまま生きている私です。
シュトーレン狂想曲
11月も終わりが近づき・・・。
今にも山下達郎と師の足音が聞こえてきそうな気配です。
毎年、この時期になるとシュトーレン狂になるのですが
エンゲル係数に占める嗜好品(ほぼチョコレート)の割合が上昇し
年の瀬のお財布事情に追い討ちをかけてきます。
通りすがったケーキ屋、パン屋で見かけると買ってしまいます。
コーヒーとともに、朝食・昼食・おやつ・夜食と
シュトーレン率が著しく高まります。
寝ても冷めてもシュトーレン。恋わずらいのようなものです。
「パンがないならシュトーレンを食べればいいのよ」状態です。
シュトーレンは待降節になると焼いて、
クリスマスまでの間に少しずつスライスして楽しむものだとか。
ところが私の場合は少々流儀が異なります。
小さいものならばいっぺんにスライスし、1~2日でなくなります。
ドライフルーツとナッツ、スパイシーな香り。
粉砂糖が雪のように消えていく感触・・・クセになります。
ただ食生活としては良い訳がありませんね。
このエネルギーは、大変なものですから。
余談ですが、何だか写真が大きくなったとお気づきの方。
正解です。ただの気まぐれでございます。
★
次に乗るなら青い車がいい
2人と荷物が載るだけの
青くて小さい車を
窓全開で運転して
海に連れてってあげる
その頃には
私の髪はもう少し伸びているから
風に煽られれば
リンゴを一口かじったような
甘い匂いを届けてあげる
化粧富士
屋上に出られるのは、特別な用事があるときだけ。
「桜丘祭実行委員」として許可を貰っているうちは
毎朝、ここから中庭を見下ろせる。
柵に結ばれた横断幕は、美術が得意な君が書いた。
<桜丘祭まであと○日>という丸っこいレタリングが
吹き上がってくる風で揺れている。
<あと○日>の数字を、毎日一つずつ減らすというのが
僕に課せられた役だった。
あと6日・・・。
この1ヵ月の間、
君はとても気まぐれに屋上の様子を見にきたっけ。
「いい眺め!あれ富士山?てっぺんの白いのは、雪!?」
はしゃぐ君がまぶしくて
僕はその気まぐれに浮かれて、額に汗をかきながら
やたらおしゃべりになったけれど
今思うと、独りよがりで恥ずかしいよな。
君は屋上から、中庭を通り過ぎるあいつを見ていた。
朝練が終わるころに、グラウンドから流れてくる
ユニフォーム姿の連中のなかから
瞬間的にあいつを探しあててしまう、恋する視線。
饒舌だった君は嘘みたいに、黙り込んでしまうんだ。
このところ君が来ない理由も知っているけど
早く元気になってよ。
この眺めは、あと少ししか見られないし
僕にとっても、最後のチャンスだって気がしているんだ。





