山茶花 | 恋愛小説家

山茶花

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さざんか さざんか さいたみち

たきびだ たきびだ おちばたき


君の鼻歌とともに

山茶花の道を往く


落ち葉を彩る ハート型した桃色を

戯れに拾い集めれば

即席の花吹雪のできあがり


ふかふかと薫る土は柔らかく

冬支度をしているよ


一歩後ろからついてくる

小枝の折れる音は早足の歩調で

ふいに立ち止まり

振り返って君を抱きしめた