随想 100320
橋の上、柵越しに一瞬だけ垣間見た「きりん」の群れ。
先日、運転中に検問にひっかかりました。
理由は「手前の赤信号で停車中、携帯に触っていたから」です。
減点1、罰金6,000円を言い渡されました。
・運転中に携帯の液晶を見ること
・運転中に携帯を2秒以上操作すること
のいずれかに該当すると、いけないのだとか。
もし免許証の提示や切符を切られることを拒否した場合は
公務執行妨害となってしまいます。
その場から解放されるためには、警察の決定に従い
納得できない場合、裁判に訴えるという
面倒な手続きを踏む必要があります。
と、頭では分かっています。
でもどうしても納得がいきません。
だって私はどちらにも該当していませんでしたから。
結果、10分ほど談判し無罪放免されたのですが
こんな目にあうと、善良な一市民としては
もっと凶悪なドライバーを排除して!といいたい。
でも、でも。
もちろん仮の話ですが(←ここ重要!)
たとえば「きりん」を撮るために
携帯ならぬ、デジカメを触ってしまったとしたら
違反切符を切られてしまうのか?
何が安全で、何が危険と思われるのか
謎です。
閑話休題。
本日の私、言いたいことがいっぱいありすぎました。
ありすぎるがゆえ、あまり関係ないことを書いてお茶を濁し、
「夜のきりんを見に行きたいなぁ」と
春らしい温い風に吹かれております。
Prophecies

昨日、たわむれに西洋のおみくじを引きました。
すると出てきた結果にドキッとさせられることに。
いいことが書いてあったんです。
「Good luck in a month or two.」
本当かなぁ、シドニィ・シェルダンもビックリの超訳によると
「待ち人来たる」とも取れるのですが。
おそるべし、グランマ。
そして今朝のこと。
5時半にちょっとした葛藤をしていました。
実はその時間、私にはひとつとても嬉しいことがあって
妙にそわそわ落ち着かない気分でいたのです。
さながら、空港から出てくるアーティストを待ちわびる
熱狂的ファンみたいな気分でしょうか。
ところが「ベストに伝える方法」がどれなのか、
あーだこーだと思い巡らせ、時間を消費してしまい
結果、もっとも考えていなかった方法を選ぶことになりました。
まあ、失敗しましたが仕方ありませんね。
ボスの言葉を借りれば
それが私の「引き」だったのでしょう。
私の好きな日本には
「いってきます」と「いってらっしゃい」
「ただいま」と「おかえり」といった
素敵な言葉を交し合える文化があります。
またそれを、語らずしても通じてしまう「あ・うん」。
苦笑いしたこともまた、一つの意味ある事柄。
明日に芽吹くための
しあわせの種、なんです。
two weeks
3月に入ってから、通り過ぎた濃密な時間。
ことに、この2週間に関して言うならば
この先もずっと記憶に残っていくであろう
特別なイベントや出来事が次々と起こりました。
大きな仕事の山があって、
語りつくせない感動を経験し
純粋で強い愛情と向き合い、
ともに成長し旅立ちました。
ひたすら駆け抜けたような気もします。
静かに待っていたような気もします。
いつになくたくさんの距離を歩き、走りました。
ありがとう。
今日も無事に終えられたこと?
それとも、あなたがいてくれることに?
誰に向けたものなのか、何についてのお礼なのか
自分でも実はよく分からないほど意味深い。
ただ私はいつも、大切な人と一緒でしたし
明日からも一緒にいられるものと信じています。
もうすぐ、また逢えるよね。
そうしたら答えは自ずと見つかるはず。
電話を耳に押し当てて
春風のなかで聞いた声を忘れません。
転機はすぐそこまで来ています。ダージリン
あのとき
寒いなか、ずっと待っててくれてありがとう
言葉なんて行動の前には無力で
上辺でしかないのはわかっているから
私も口をつぐんだけれど
ひどくがっかりさせてしまったことを
今になってあなたに謝りたい
本当にごめんね
もう自分を繕うほど若くない
大人同士だからあえて言うけど
きっと今まで私たちは
互いにいろんな人と出逢い
心を尽くし、身を焦がし
恋をしてきたはず
昔のことも少しは気になるよ
でも嫉妬ではなく大切に思うだけ
だって全部あなたの辿った道だもの
あなたが好きになるような人ならば
きっと素敵に違いないし
あなたのことを気に入った目の付け所など
私と気があうんじゃないかなって
だけど
驕りかもしれないけど言わせて
あなたと私ほど
完璧な組み合わせは、ないと思う
嘘をつかないのではなく
もう本当のことしか言いたくないの
互いに誠実でありたいし
いいことがあれば一緒に乾杯して
嫌なことはきちんと伝えあおう
生身の人間だから
小さい擦り傷をこしらえるけど
痛みがあっても癒す力があるし
泣いても笑っても
意味のない日は一日もないよね
毎日が特別になってしまう
目の前に自分の片割れがいる感覚
つまり
私の言いたいこと分かるかな
お茶でも淹れるから少し待ってて
春を迎えに
みんな人生を旅してる。
あなたも、アイツも、君も、私だってそう。
★
“完全に”恋に落ちる前の私は、
意識的に、マニッシュなものを身につけていました。
ごつごつした腕時計、メンズ物の鞄、角襟のシャツ。
女性らしい造作、かわいらしさを主張するものよりは
黒や茶色、緑や紺が落ち着く気がしたし、
仕事では、男女の区別をつけられたくないと
思っていたこともあります。
だから、あのマフラーは、私のお気に入りでした。
街の賑わいは、クリスマス前の盛り上がりだったり
ミシュランマンみたいなダウンジャケットだったり、
くっつき合うカップルだったり、
見るからに防寒仕様な無数の人々の熱気。
とても寒いと思っていたのに、
あの日、あなたは呆れるほど薄着でしたから
気づけば襟元からマフラーを外していました。
それを、肩をすくめるあなたに巻きつけたくて。
時が止まったような一瞬は、今も鮮明なまま。
肌を刺す冷たいビル風も思い出せます。
私のマフラーは、本来の居場所へ戻っていくかのように
あなたのものになったのです。
少し屈んでくれたあなたの仕草
ぽんぽんと、軽くはたいた大きな肩。
喧騒が、まるで耳に入らなかった。
いつしか手をつないでいました。
抗いがたく、心までも自然に
あなたのものになったのです。
私はいま
春を迎えに行ったあなたのことを考えています。
そろそろ明るい色を着たいから
満開の便りを届けに来てください。
手ぶらでNY
女湯は概してにぎやかです。
露天風呂で考え事をしたかったのに
井戸端会議をはじめる、おばさんたち。
なるほど、サウナには過度な私語をたしなめる貼紙。
もやもやした湯気の向こう、
きっと男湯にはそんなもの
不要なんだろうなぁと思います。
女性は本当に、
おしゃべりが好きな生き物ですから。
思い立ったら吉日。
お風呂に行くつもりじゃなくても
タオルさえ借りれば、温泉に入れます。
便利な時代になったものです。
ああ、楽しい。生き返るねぇ。
そんなデートもいいもので
「じゃあ、1時間後ね。」なんて風に
湯上りのほてった顔で待ち合わせするのも、
なんとなく幸せだと思います。
当社比0.5%オフ
スクランブル交差点で信号待ちをしていたら
着膨れした私の腰に腕を回して
確かめるように
「あれ、ちょっと痩せた?」と言った君。
「そんなことないよ?」
「そうかなぁ。」
信号は赤のまま。もう一度、確かめる。
「うーん、当社比0.5%オフぐらいじゃない?」
一気に流れ出した雑踏の中で計算してみる。
0.5%ってことは・・・ 230g?
そんな微々たる違いなんて
一度のランチで変わってしまいそうなものだけど。
私のことを気にかけてくれてありがとう。
私のかたちを気に入ってくれてありがとう。
ついでにそんな街中で
無遠慮にひとを抱きしめるような
屈託の無い君がとても好きだよ。
他人がどんな視線をなげてきたって
まるで気にならない。
それがちっとも嫌ではない私も
君と似たようなものだもの。



