恋愛小説家 -20ページ目

ドミノ

あなたが壊すなら直すし、
気長な私は、ドミノなら割と得意。
息を止めて地道に並べて、倒すときは半端なく見事に。
粉々になれば潔く、また一から始めるまでのこと。


一人の気楽さが好き。そういう時間も必要。
だけど二人の方が楽しいこともあって
誰かがいれば、思いもよらない方へ軌道が変わっていく。
こんなはずじゃなかった!も面白い。

だから早く、こちら側においで。

chain reaction

恋愛小説家


一つのことをこなすとか、何かを結果に導くまでには

紆余曲折の道程があるもので、物事はみんな繋がってるのです。

だから、いっぱいいっぱいだって慌てず騒がず、急がば回れ。


たとえば昨夜の私は、仕事そっちのけで(すみません)

部屋の掃除を始めてしまいました。

もともと掃除などするつもりは、まったくなかったのです。

しかし、後述のような連鎖反応が起こってしまい

結果として掃除することになってしまいました。


帰宅して、食事やら片付けやら日々のルーチンを終えて

PCの前に座り、いざ確定申告を・・・と思っていた矢先。

気付きました。プリンターの位置を移動させた方が便利だなぁと。


すると、プリンターをどこに置こう?ああ、ココがいいな。


じゃあ、ココに置かれている雑多としたものはどうする?

プリンターの関連品はどこに片付ける?

ええとええと・・・。


そして次の瞬間、私は鉢植えの手入れをし始めていました。

なぜなら現在プリンターの置かれている場所が空いたら

そこに植物を置こうかな、と思ったからなのです。

土いじりをするために、先に流しをもう少し片付けて

小さい花瓶も出して、パチンパチンと剪定を始めました。

順序が逆?いやいや、これが優先。


私は物を大きく入れ替える場合、動かす物をいったんまとめて

ひとところに山にしてから、大体の場所をイメージして

順次あいた空間にパズルのようにあてはめていく方法を取ります。

一番ピークの時は、ものだらけで心配になるほど広がります。


入れる前にごみの選別もしたら、一石二鳥。。。

でも、それを深夜にやり始めるというのはリスキーですね。

収納する前にいちいち吟味するので、結局長引いてしまいます。


数時間後、広がったものが見事に所定の場所に収まりました。

私はといえば片付けが済んで確定申告を出力できるようになったのに

体力の限界が先に来てしまいました。

そんな訳で、変な睡眠状態がもう少し続きます。反省。

何はともあれ、頭だけはよく働いていると思います。

物を片付けたいのは、心の訴求があってこそ。

Remedyなのですね、きっと。


ふかふかしてるね

イルミネーション、終電、白い息

ロータリーを見下ろして

ドラマみたいなシチュエーションに

どれほど胸が高鳴ったか

言葉にできたらいいのに

あなたのくちびるに触れたとき

ふかふかしてるね

と言ってしまいました


ときめきに年齢は関係なく

幾つになっても人の心は

どきどきする、と知りました


別々の「一」

静かにしているときほど
実はいろいろ考えていて
沈黙のあいだに
育っている想いがあることを
知らない者は勝手なことを云う


何しているの

忘れているの
知りたい、訊きたい

会いたい、触れたい

大事にして、だなんて

若い愛なら燃えていて
穏やかな愛なら磨かれている
枯れ行く愛なら佇んでいて
実る愛なら拓かれている

起きぬけのあなたから届いた
「夢で一緒に旅していたよ」という報告は

他愛もないようで思いのほかグッときた


意識が途絶えている束の間にまで
ひっそり押しかけ棲み着いた私
その言いようもない嬉しさに

小さな文字を何度も読んだ


ちょうど半分に分かれた

片割れみたいと誰かが言ったように

あなたと私は別々の「一」

だけど一人きりじゃない

タチイチ

下りホームの、太い白い石柱の右側。

柱の向こうからは

私の姿がまるで見えないから、

いつもここに立って待つ。


どうして、

嫌いじゃないのにお別れするんだろうと思った。

好きなところもたくさんあるのに、何故だろうとも。

まだがんばれるかも、まだ行けるかも、

まだ壊れちゃいないかも。

ひょっとしたら、もう少し先があるのなら、

どうして、どうして。

もう分からない。


すると反対側から声がした。


それなら訊くけど、

嫌いじゃなくて好きな部分があるなら

相手が誰であっても

本心や望みを偽らずに

ずっと一緒にいられると思えるかい?


この柱は、ときどきいじわるなことを言う。


黒いタイツを穿いた、不揃いの棒みたいな脚に

生暖かい地下鉄の風がまとわりついて

やたらゆっくり、すり抜けていく。

涙ぐむから、早く電車が滑り込んでくればいい。

哀しい気分になったときは、

そうやってやり過ごしてきたんだもの。

一目あなたに

一目あなたに逢いたかった。

だから初めて逢えると決まったときは

日が暮れるころになるとだんだんそわそわして

重い鞄を抱えていても、ほとんど駆け足になっていたんだよ。


あの日の私は、自分でも呆れるぐらい上機嫌で

すこし頭がくらくらしてしまうほど喋りすぎて

うっとりするほどその声を聴きすぎてしまった。

何度も足を組み替えては、あなたの履いた茶色い靴を眺めた。

もう少し目線を上向きにしたいのに、

まっすぐ見られたのはコーヒーカップに触れる指先までで

輝く時間は、いくら掬っても手をすり抜けていく清水のようにこぼれていった。

ぐるぐる回る秒針に、どんなにか、このまま時が止まればいいと願ったことか。


駅までの道のりに、手をつなぎたいと思ったのは私だけだったのかな。

私の目を覗きこんだ斜め下向きのまなざしに

息を吸い込んだまま、呼吸まで止まっていたのを知っていたかな。

こんなにお別れするのが寂しいことなんて、あるんだ。

でも帰らなくちゃいけないなんて、切ないよ。

楽しかったね、本当に、楽しすぎたね。


「それじゃ、またね。」

「うん、ありがとう。」


寂しがりの二人が、初めて出逢い、視線を交わしあう。

ただそれだけで恋が始まったのはフランク・シナトラの歌だったっけ。

またねって、いつかやってくるのかな。

もう一度、逢えるかな、逢いたいな。

今頃になって恋をするなんて。

だけど本当はもっと、ずっと前から始まっていたのかもしれない。


Strangers in the night, two lonely people
We were strangers in the night
Up to the moment
When we said our first hello.
Little did we know
Love was just a glance away,
A warm embracing dance away and -

Ever since that night we've been together.
Lovers at first sight, in love forever.
It turned out so right,
For strangers in the night.

随想 110218

久しぶりに音楽を携帯しました。
音漏れ具合が気になり、何度もイヤフォンを離して確かめてしまいます。

SingSingSingのズンドコドラムに合わせて階段を駆け降り
次はブギウギでラッシュもディスコ気分。
ちなみに昨日は「猫村さん」を読みつつニヤニヤ。

実にご機嫌なセレクションです。
程よく力を抜いています。

おととい母と長電話していたら、

友達に誕生日おめでとうを言いそびれてしまいました。

だからじゃないけど
猫村さんの文庫本を母に送りました。

雪国にいても、明日には届けてくれます。
ありがとうの気持ちを込めて
お気楽のおすそ分けです。

Under Pressure

Can't we give ourselves one more chance
Why can't we give love that one more chance
Why can't we give love
Give love give love give love give love
Give love give love give love
Love's such an old fashioned word
And love dares you to care for
The people on the edge of the night
And love dares you to change our way of
Caring about ourselves

This is our last dance
This is our last dance
This is ourselves
Under pressure
Under pressure
Pressure

「愛」なんて時代遅れな言葉だろう。

だけど、その愛ってやつに背中を押されることもあるだろ。

暗闇の際にいる人を気に掛けたり

もっと大事にやりなよって、目先を変えさせたりさ。


さあ。これが僕らの最後のダンスだ。

プレッシャーの下に居たって、それが「僕ら」だ。
もう一度、チャンスを与えてみたっていいじゃない。

僕らに、愛に、チャンスをやったってさ。


愛って、人を奮い立たせるように出来てんだ。


Queen & David Bowie 「Under Pressure


意味が全然違うかもしれないけど、

そんな風に聴いてます。

結び

眠る前に書きかけて、いつも送らずじまい。
メールによせた「おやすみ」は
一日を結ぶ最後のことばだから、
あなたに伝えたいと思います。

朝、目が覚めたとき一人でも
今日の終わりにはまた、あなたを慕い
「おやすみ」と口にするでしょう。

毎日、まいにち、生まれる愛を
静かに、しずかに、看取るように。

随想 110216

8年穿いたバギーパンツを、本当に気に入っていました。


真夏になるとダボダボした足元に空気が流れる感じとか、

折り返した裾の先から見えるサンダルの素足とか、好きでした。

ワイドな下半身とは対称的に、ピッタリ目のシャツを合わせてみたり。

色があせるほど着て、とうとう捨てました。


長距離の運転や、飛行機の中でも快適だったし

いろいろな思い出のある服だったと思います。

今までどうもありがとう。


タンスの中に、引き出しの中に、捨てたいものがたくさんある。

最高のお気に入りじゃないけど、惰性で使っているものたちを

少しずつ処分していこう。

そのうち好きなものだけに囲まれ、シンプルになっているはず。

ダンシャリ(断捨離)よろしく、私の無駄肉も捨てるべし。


そういえば、しばらく前のことを、まだ後悔しています。

通りすがりに、とても欲しい丸太を発見したのです。

はい。丸太です、マルタ。ただの切った幹です。


見つけた途端、一目ぼれしました。

あの丸太を手に入れたなら、

椅子にしたりテーブルにしたり植木を置いたり

日々、彼(?)を愛用する自分が一瞬脳裏を過りました。

でも、邪魔かもしれないというネガティブな想像が湧き上がり

また同時に、「ほんとに買うの!?」と、同行者に呆れられる恐れもあって

後ろ髪惹かれつつお別れしたのです。

でも、いつか迎えにいくからね。


整理整頓の一環として、スクラップブックを買いました。

想い出はここに貼っていきます。