先月末、イチローさんが
シアトル・マリナーズ球団の殿堂入りの
セレモニーが行われ、
イチローさんが流暢な英語を披露しました。
イチローさんは、現役引退時にも
英語でスピーチをして
大きな話題になりました。
その時に書いた記事↓
今回のスピーチは、ミスがところどころあって
少し緊張気味なのかなと思いましたが、
相変わらず、英語らしいリズムと
すぃあーろぅ(※Seattleのこと)
のネイティブ発音は完璧でした
ちょっとした言い間違い、つまづきなど
ミスはあったものの、
笑いを取るところはバッチリでした!
このスピーチで、イチローさんは
球団やチームメイトへの感謝を表現しながらも
彼らをいじって笑いを取っていました。
このスピーチで
最も盛り上がったところが、
この動画の10:00あたりからです。
イチローさんは、
最初にアメリカに渡った時の監督だった
ピネラ監督との思い出話を始めます。
(※言い間違いがあるので、下記は正しいと思われる英語に変更しています)
I am sorry that my first manager in Seattle, Lou Piniella, cannot be here tonight. One of my first memories here was created by him.
(最初の入団時のルー・ピネラ監督が、今日来られなくて残念です。ここでの最初の思い出は、彼によって刻まれました。)
監督との思い出話を、
クスリともせず、真顔で、
次のように語ります。
When we returned to the clubhouse, after winning my first opener, Lou kissed me. Right here, on the cheek.
(私が初出場した試合でチームは勝利し、ロッカールームに戻ると、監督にキスされました。ここ、頬にです。)
「ここ、頬にです」と
自分のほっぺたを指差しながら
その情景を描写した後は、
だんだんと感情が抑えきれなくなります。
The manager gave me a BIG wet kiss. That doesn’t happen in Japan, and I was shocked. Honestly, I was scared.
(監督が、熱烈にブチューっとキスをしてきたんです。日本ではあり得ません。私は、ショックでした。正直、怖かったです。)
「ビーーーーーッグ」と
キスがどれほど熱烈だったかを強調。
「日本ではあり得ない」
で、会場は大爆笑。
もちろん
これは監督への愛のあるイジりですが、
20代で、英語もわからない状態で
メジャーリーグに行き、
初めての試合後、いきなり監督から
「wetなキス」
をされたら・・・
「怖かった」というのは
ジョークではなく、本音でしょう
全体的にすごく感動的なスピーチなので
ぜひ、聞いてみてください。
英語の理解が難しい方は
私の本館ブログで、全文日本語訳を掲載したので
そちらもぜひ見てください!
書き起こしも翻訳も頑張ったよ!!
↓
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