源氏物語イラスト訳【若紫46-1】人なくて
人なくて、つれづれなれば、夕暮のいたう霞みたるに紛れて、かの小柴垣のほどに立ち出でたまふ。
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【源氏物語イラスト訳】
人なくて、つれづれなれば、
訳)人もいなくて、手持ちぶさたなので、
夕暮のいたう霞みたるに紛れて、
訳)夕暮れでたいそう霞みわたっているのに紛れて、
かの小柴垣のほどに立ち出でたまふ。
訳)あの小柴垣の辺りに立って出なさる。
【古文】
人なくて、つれづれなれば、夕暮のいたう霞みたるに紛れて、かの小柴垣のほどに立ち出でたまふ。
【訳】
人もいなくて、手持ちぶさたなので、夕暮れでたいそう霞みわたっているのに紛れて、あの小柴垣の辺りに立って出なさる。
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■【なく】
■【て】
■【つれづれなれ】
※【つれづれなり】
■【ば】
■【夕暮(ゆふぐれ)】
■【の】
■【いたう】
※【いたし】
■【霞(かす)み】
※【かすむ】
■【たる】
■【に】
■【紛れ】
※【紛(まぎ)る】
■【て】
■【かの】
■【小柴垣(こしばがき)】
■【の】
■【ほど】
■【に】
■【立ち出で】
■【たまふ】
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☆本日の『源氏物語』☆
さあ。ここから、かの有名な
「小柴垣のもと」のくだりです。
高校の古典の教科書にも載ってますよね。
紫式部の名の由来ともなった
『源氏物語』のヒロイン紫の上の
幼い頃の「若紫」と出会う場面です。
では始まり始まり~!
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